ぼくの基盤 #2「目覚め」 |小説 ユニバーサル・カバラの物語 第二章
ぼくはベッドの中で目をさます。ぼくは公園から戻ってきたようだ。風の匂いも大地の温もりも、まだそこにいるかのように生々しくぼくを包む。公園ではすべてが楽しかった。ぼくの興奮は冷めらやない。でもぼくは今ベッドの中にいる。ふわふわしていたぼくの体がはずしりと重い。ぼくは下半身に生ぬるい感触を感じる。夢の中ですっかりリラックスして、気持ちよく放尿したことを思いだす。ぼくはお漏らしをしたようだ。パンツの中にそっと手に伸ばす。木綿の布はさらりと乾いている。ぼくは確かにお漏らしをしたはずな