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HEROSHOW vol.3「 Z世代と創るSDGsがあたり前な世界」を開催しました

こんにちは。NEWHERO事務局の宮澤です。
今回は3回目のHEROSHOW「 Z世代と創るSDGsがあたり前な世界」のレポートをお届けしたいと思います。

HEROSHOWは、毎回テーマに応じたゲストを招きインタビューや、参加者の皆さんとのワークや議論を交えながら進める、全員参加型のワークショップ&トークセッション。

第3回は、すなばコーポレーション 門川 良平さん、認定NPO法人カタリバ探究学舎国際平和映像祭 事務局長 高木 佳(けい)さんをゲストに招き、Z世代(1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代)と創るSDGsが当たり前な世界について、お2人の経験や考えをお伺いしました!

Z世代にとってSDGsはネイティブ

HEROSHOW Vol3グラレコ2

「”SDGs”という言葉を最初に聞いた時、どのように感じましたか?」
今回の最初のブレイクアウトセッションのテーマがこちら。参加者のみなさまからはこのようなコメントがあがりました。

・また新しいキーワードが出てきたという感覚だったが、調べていくと幅広いテーマがあり自分の興味がすべて入っている。世の中に広めたいと思った。
・SDGsに込められた意味を知らず、また横文字か。何のことだろうと疑問を感じた。
・学術用語っぽい。


同じテーマに対し、SDGsやZ世代の方に関わる活動をされている門川さん、高木さんのお2人に「普段接しているZ世代の子どもたちは、SDGsという言葉や概念への反応はどのようなものですか?」と伺ってみると、【Z世代はSDGsを自然と受け入れている印象を持ちます】という興味深いコメントが。

探究学舎でメンターとして、子どもたちに接している高木さんが体験した、ホームルームでの出来事。

高木さん:子どもたちに宝物を紹介してもらったとき、SDGs図鑑を宝物と紹介した子がいました。宝物としてマンガやキャラクターなどのラインナップに、SDGsが入っていることに驚いたと共に、嬉しい気持ちが溢れました。

SDGs図鑑を紹介すると、他にも2、3人「私も持ってるよ」「学校で勉強した」と言う子がいたので「SDGsを知らない子もいるから説明して」とお願いすると、きちんと説明してくれて、子どもたちにとっては、SDGsはとても身近なものなのだと感じられたとのこと。

最近では、給食の残食をなくそうと取り組んだり、バイオディーゼルの園バスを導入したりとSDGsに取り組んでいる幼稚園や保育園があるそうです。小学校でもSDGsの授業が導入され、若い世代ほどSDGsについて考え行動する機会が増えてきているのかもしれません。

門川さん:Z世代ほど、世界の変化やあり方に対して感度が高い。世代間のパートナーシップが鍵となる。今後はZ世代だけでなく、小学生や中学生など、究極的に壁がない子どもがどんどん出てくるので、その子たちがSDGsに興味や感心をもつ、きっかけづくりに注力して、どれだけ後押しできるかが大切

参加者の方からは、「家庭の外で感じたことを共感してくれる親が増えたらいいな」という声がありました。最近、様々なところで耳にするようになったSDGs。親自身も少し知識を身につけ、子どもたちの話題に反応して、子どものスタートスイッチを押してあげることで、子どもたちの学びをさらに深めるきっかけに

Z世代から学び、一緒に考える

企業の採用担当をされている参加者の方からの相談で「採用面接の際、学生さんからの質問で、企業のSDGsの取り組みについて聞かれたときにどのように答えたらよい悩む」とありました。それに対し高木さんからは「あなただったら、どういうことができると思いますか?と逆に聞いてアイデアをもらう」というアドバイスが。このアドバイスには、多く方が「なるほど」と頷いていました。

今後は、ビジネスとしてSDGsの目標を達成することを考える必要があり、そのためには、新しい視点が必要となります。就活生や企業者など立場に関係なくディスカッションできる場がもてると素敵ですね。

参加者の方から以下のようなコメントもいただきました。

新しいことや、変えていかないといけないことに出会った時は、Z世代に教えてもらう・見習うことが大事だな〜。と思いました。

世の中をより良くしていくためには、Z世代の視点や考えが重要となり、Z世代以前の人たちは、Z世代から多くのことを学んでいくという気持ちも大切だと感じます。

SDGsが文化となる世の中を目指して

HEROSHOW Vol3グラレコ4

門川さん:SDGsがひとつの文化になるといい。文化になれば、生きていくなかで自然と理解するので教育の必要もなくなる。

SDGsと聞くと難しく感じますが、一人ひとりが問題意識をもち、今できることから始めてそれが広がっていき、やがて自然なこととなったら、素敵な世の中になるだろうと思います。

今回のHEROSHOWは、Z世代の方も多く参加してくださり、意識の高さに感銘を受けました。いただいた感想を一部ご紹介します。

初めての参加でしたが皆さんの熱量がすごく、同じ目標へ向かう方がたくさんいらっしゃることを実感でき刺激になりました。私自身も学びを深めでいこうと思いました!とても勉強になりました。
一時間あっという間で、まだまだ話したいことがたくさんありました!もっと大人と若い世代が社会問題について一緒に話し合えるような場所があれば良いなと思いました。

他にもたくさんの感想をいただき嬉しく思います。

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私は、NEWHEROに関わることをきっかけにSDGsを知り、最初は「難しそうだな。目標が17個もあるのか。理解できるかな?」と漠然と思っていました。今回のHEROSHOWでの学びも経て、小学生の子どもを持つ親として、SDGsについて意識を高めたいと思います。

今後、Z世代の方の活躍を期待しています!

出演された
門川 良平さん
高木 佳さん
そしてご参加いただいた皆様ありがとうございました。

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ゲスト:門川 良平(すなばコーポレーション代表)、高木 佳(国際平和映像祭 事務局長)
インタビュアー:谷本 明夢(NEWHEROコミュニティマネージャー)
グラフィック:山岸 智也(グラフィックレコーダー)、藤田 絵梨(NEWHERO事務局)
文:宮澤 友梨(NEWHERO事務局)

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