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ジャニーズ騒動


乃木坂の事務所の写真を撮ったので


芸能スキャンダル的なネタを避けてきました。今回所用で乃木坂駅まで行った際に渦中のジャニーズ事務所の近くを通り、写真を撮ったのでジャニーズ騒動について思うことを書こうと思います。

故ジャニー喜多川氏の男性タレントへの性加害は黙殺された


ジャニー喜多川氏の性加害問題は昭和の時代から報じられ続け、2003年の民事裁判でもジャニー喜多川氏のセクハラについては事実と認めていました。
しかし、大メディアは黙殺を続け、テレビ番組でジャニー喜多川氏の行動がジャニーズタレントから伝えられることがあっても「光」の部分の話でした。

ガーシーが事態を動かすきっかけを作った


しかし、2022年11月に事態は大きく動きます。当時、NHK党のガーシー氏と元ジャニーズタレントのカウアン岡本氏との対談の中でジャニー喜多川氏の性加害について語られたのです。

そして、2023年3月にはイギリス公共放送BBCがジャニー喜多川氏の性加害についてのドキュメントを流します。しかし、この頃はまだ日本の主要メディアはこの問題を取り上げませんでした。

日本外国特派員協会の会見や政見放送で政治問題へ発展

2022年4月日本外国特派員協会の会見でカウアン岡本氏が性加害問題について語ります。
さらに、同月には衆議院千葉5区補選の政治家女子48党(NHK党)による政見放送でジャニー喜多川氏の性加害について生々しく語られます。

翌5月には立憲民主党などがこの件を問題視し、このあたりから、大メディアでも少しずつ、取り上げられはじめました。

また、安倍政権時に菅官房長官に食い下がって質問していたことで界隈では有名な東京新聞社の望月記者らもこの問題を4月頃から問題視していたため、いわゆる「左巻」が日本を弱体化させる為に騒いでるみたいな論調もごく一部あります。
しかし、事の発端は「左巻」界隈について、批判的論調をとる丸山穂高、浜田聡両氏を抱えるNHK党のガーシーだったことを忘れてはいけません。
但し、リベラル的論調の上杉隆氏やデモ活動に精力を注いでいる黒川敦彦氏を幹事長に据えていたこともあり、NHK党は右左あまり関係はありません。また立花氏から右左どうこうという発言がされることは浜田聡氏や丸山穂高氏に比べると少なめです。

ジャニーズ事務所が性加害を会見で認める

そして、時を経て、2023年9月7日ジャニーズ事務所の会見にて、ジャニー喜多川氏による性加害を認め、藤島ジュリー景子社長は引責辞任、東山紀之氏が社長に就任することとなった。

この流れの中で、立花孝志氏はNHKに紅白歌合戦にジャニーズタレントは出演させてはいけないと述べています。

広告掲載企業のジャニーズタレント排斥の動き


この会見後、外資系企業を中心にジャニーズタレントを広告に起用しない方針をとることが発表されました。SNSでは割りと好意的な意見が多かった印象です。
そして、日系企業も追従するかのように、ジャニーズタレントを継続して広告出演させる方針を一転させ、起用しない方針に変えるところもでてきました。
一方、テレビ局の番組ではまだジャニーズタレントの出演見合せの動きは今のところみられません。

モスバーガーの炎上

モスバーガーも方針転換をした企業の一つです。しかし、ある店舗で新商品のポスターに写っているジャニーズタレントの上に掲示物を貼り、顔だけ隠されていることが、SNS上で発覚し、モスバーガーが批判され炎上する事態になっています。

ジャニーズタレントは一切出演させるべきでないという意思表示だったのかただの悪ふざけなのかは分かりませんが、確かに不適切です。
また、(見てみぬふりや黙らされていたなどを問わず)タレントは被害者だから出演停止まではやり過ぎというのも理解できます。

重い話題が続いてるのでモスバーガー発祥の地の写真をみてリフレッシュしてください

一連の騒動の感想ーマスコミだけでなく日本社会の歪みを感じる

ジャニーズ騒動からのモスバーガーが炎上は日本社会の歪みを感じさせる出来事です。
そもそも、大手メディアは昔からジャニーズタレントを偏重して起用してきましたし、タレントの不祥事も大目に見られていた傾向を感じます。

SMAPからみる、テレビ局の違和感

元SMAPの草彅剛氏が2009年に泥酔し、全裸になった不祥事を起こした際はマスコミでも報道されましたが、その後テレビに復帰しています。
しかし、2016年、SMAP解散騒動で草彅剛氏、香取慎吾氏、稲垣吾郎氏がジャニーズ事務所を退所した際はCMこそ出演していたが、テレビ番組からはほとんど彼らの姿を見ることはなくなりました。
それだけジャニーズ事務所の圧力は強かったということをひしひしと感じさせる出来事でした。
もちろん、NHKを含めたテレビ局はジャニーズ批判はしません。

強いものは悪いことしても許される

確かに、日本の芸能文化を盛り上げたのはジャニーズやマスコミの功績は大きいですが、あまりにも過大評価をしすぎ、事が大きくなるまで罪の部分からは目を背け続けました。
そして、未だにマスコミの自浄作用は停止したままと言わざるを得ません。

スポンサー企業におもうこと


それはスポンサーとなる企業も同じで対応を二転三転させたり、事が大きくなるまで黙殺していたため、モスバーガー炎上騒動に至ってしまっている面は否めません。
タレントには罪はないと考えるなら、起用を貫くべきだったと思います。
ジャニーズには多くのファンがいます。
対応を変えればファンの怒りを買うのも当然ですし、ジャニーズタレントを起用しないと言った以上、特定店舗の不祥事をモスバーガー全社員で償えという論調が出てしまうのも当然だと思います。

目にみえる悪を吊し上げて断罪。あとは黙殺する。


うわべのキレイ事だけでジャニー喜多川氏を吊し上げて手のひらかえして、断罪するのではなく、自分たちの汚い部分も出していって改善していく、あるいは開き直るのが筋だと思います。
その意味では弱い部分も出す、ガーシーの方がよほど筋は通っていると思います。
ビッグモーター騒動も前々から言われていましたが、マスコミが大きく取り上げだしてから吊し上げのようにされています。
ビッグモーターにしろジャニーズにしろ氷山の一角だろうし、こんなことを繰り返していたら形を変えて不祥事は一生起こるでしょう。

ガーシー界隈陰謀論について少しだけ

そして、これはガーシーも絡んでいる一大騒動です。ジャニーズ批判や三木谷氏や木原氏批判をしたから除名、逮捕に至ったという陰謀論も囁かれています。
また、立花氏が心酔しているホリエモンも頭によぎります。(陰謀論を嫌うホリエモンに一蹴されそうです)。キムサヤ氏や秋田新太郎氏などまで広げると想像はキリがありません。
そして、これは絶妙なパワーバランスや人間関係が起こした、騒動なのかもしれません。
人間社会、まだ捨てたものではないですが、闇だらけで不平等なのは間違いありません。

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