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目には見えない、外注した時の1番のメリット

前回の記事から引き続き、別名義で行っているゲーム制作と販売で気が付いた事について、今回も綴っていこうと思います。
前回はデザイナーとのイメージの擦り合わせについて書きました。

今回の話は宣伝について。
新作を出すにあたり、初めて宣伝にお金をかけるという事に挑戦しました。
ゲーム販売を始めた当初は「宣伝をしすぎるとしつこいと思われてしまうかも…」と日和っており、出来るだけ宣伝する事を控えていました。
マイナスのイメージがつく事を嫌っていたんですね。
ですが、販売をやっていくうちに「それでしつこいと感じる人は、そもそもうちの商品を買わないよな」という事に気付きました。
別にしつこいと感じる人を恐れなくて良いのだと。
ならば、うちのゲームに興味を惹かれそうな人に届くよう、何度も宣伝をした方が良いのではないか、という考えに至りました。

どのようにお金をかけたか

今回は思い切って、宣伝する用のコンテンツを外注する事にしました。
有難い事に仲の良いイラストレーターや声優達が話に乗ってくれ、カウントダウンイラストと、映像コンテンツを作れる事になりました。
所謂、外注というやつですね。
以前noteでも書いた通り、私は人に仕事をお願いする事への苦手意識が強いです。

しかし今回は、それを上回るぐらい「宣伝に力を入れ、何処まで行くか見てみたい」という気持ちが強く、いつもの数倍の人数、数倍の予算でチャレンジする事にしました。
このnoteを書いた時よりも、良いクリエイター友達が増えた影響も強いので、ありがたいです。

実際に得られた成果

では実際どれだけの成果があったのか。
まず、基準となる数字を見てもらう為、発売日の1週間前、Xに投稿した発売告知のポストをご覧ください。

ゲームのパッケージと共に、体験版をリリースし、1日でインプレッション数は12万。
体験版のダウンロード数は218回。
大まかな目安ですが、体験版を遊んでくれた人の半分ぐらいの人が、初動で買ってくれます。

これが多いのか少ないのかというと、悪くはないな、ぐらいの数字です。
発売してからの初動で購入数が100本超えれば、そこそこのヒットであり、利益も問題無く出ます。
今回の場合は218の半分で100本は少なくとも売れる見込みがあるので、悪くは無いでしょう。

そして今回は、発売前が近付くごとに、宣伝用のコンテンツが投稿されていきます。
お待ちかねのカウントダウンイラストや、映像コンテンツが毎日公開されていき

インプレッション数が13万に。
普段なら、告知のポストは投稿されてからの2日間で激しく数字が動きます。
その後は一気に停滞し、動かなくなります。
今回は、この時点でポストの投稿から3日も経っているので、その状態でインプレッション数が1万、詳細のクリック数が300以上伸びるのは凄い事です。

最終的には初動で125本売れ、期待以上の結果になったのですが、これには外注した事で得られたメリットが大きく関わっています。

外注した事で得られたメリット

私がXで新作発売を告知するポストを出したり、発売開始を知らせる投稿をした際、関わってくださったクリエイターさん達が、ポストをリポストしてくれました。
すると、その人がポストした事によって、その人のフォロワーが新作の事を知る。
そう、自身のフォロワーに対する宣伝をしてくれるんです。

この流れこそが、外注をした事で得られる1番のメリットだと思いました。
うちのゲームのファンに売り込むだけでは少ないけど、依頼をする事で、そのクリエイターのファンに宣伝をする事が出来るのはすごく大きいです。

沢山外注をすればこうなりますね。

外注する時にかかる依頼料というのは安くありません。
ですが、イラストや何かしらのコンテンツを制作して貰い、その上で宣伝もして貰える可能性があると考えれば、そんなに高くは無いなと感じました。
考え方としては、お金を払って宣伝して貰う案件に近いですね。

なので、企業が仕事をお願いする際に、Xのフォロワー数を重視する理由が分かりました。
フォロワーが多ければ多いほど、宣伝出来る相手が増えるというのは大きいです。

後は「この人の作るものって素敵だな」と思っているクリエイターさんに依頼をし、良いものが上がってくるのはめちゃくちゃ嬉しいです。
しかもこれをうちで出せるんだ!と楽しみになります。
「こんなに良いものを作って貰ったからには頑張らなきゃ」と、制作する上でのモチベーションになるのも大きいなと思いました。

次回は、今回出した新作の売上に着目した記事を書こうと思います。


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