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自分に足りないものを補い続けるのはやめよう。結果を出すために強みを活かすのがキャリアの可能性を広げるカギになる。
日本での自分自身の存在意義を見失いかけているなかで退路を絶って臨んだ海外出張。
この出張中に結果を残せなかったら日本に戻ってから相当に仕事をしづらくなるのは目に見えていて、数ヶ月中に去ることになるかもしれないと考えていた。
オペレーションを安定させるという課題感がハッキリしたテーマはさほど利益相反もなく、直接会って話すと効率が良く、お互いがわかりやすくスッキリする気楽な時間。
他方、事実認識をするうえでの前提がまるで異なるメンバーとの合意形成から課題解決のアクションプランまで落とし込むのは相当なチャレンジ(私のような外国人との交渉初心者にとっては)。
そんな今回の体験から得た学びを以下で簡単にまとめます。忘れないうちに東京に着く前に書き起こします。
1) 結果を残しに来たという覚悟で負けてはいけない
結果が出なければもうおしまい。。
結果を出したければやるべきことはいつも同じ。
得て帰りたいものは何で、現状ではどこまで理解が得られているのかを冷静客観的に洗い出したうえで、何を話すべきかをひたすら考え抜く。そのうえで、つたない英語でも意味ある発言をする。
自己主張をはっきりする国のメンバーは思い込みでも言い出したら簡単に引かない。
さらに、ネイティヴスピーカーな早口な英語についていくのがやっとで黙って聞くことが増えがち。
でも、最後にでも必ず何か発言する。質問でも提案でも何でもいい。チームで仕事の理解を深めるために役立つことであれば。
2) 日本人とはまるで違う自己主張のしかたにどう対峙するか?
日本人としては自己主張が強い部類に入ると思っていたものの、日常の環境と同じようにしていてはまるで結果は出ない。
覚悟が決まると何がないと本当にまずいのかがわかるようになる。これは言葉が追いつかない時には大きな追い風になる。
たくさん話す外国人のなかでも、ピンポイントで質が高いコメントを残せばそこにいる意義はあると見なされるし、交渉も有利に進めやすくなる。
多弁で自己主張が強い人と渡り合うために英語を上手くなろうとしても、ネイティヴスピーカーに太刀打ちできるようになるまでに膨大な時間を要する。
前のノートにも書きましたが、そんなことをしていたら一度きりの人生で出来ることは本当に限られてしまう。
3) 自分に足りないものを補うことよりも、あるものを活かす。
限られた人生の時間のなかで、世界中の猛者が集まるなかで生き残り、自己実現を図るにはこれしかない。
ないものは追いかけても大きな結果をもたらさない。
英語が下手で何が悪い!
ミーティングに貢献する発言の量でみたら何もうしろめたいものはない。
程よく開き直り、リングに立ったら防戦一方では永遠に勝てないので、一撃必殺を用意するのが欧米人に負けないために必要な準備。
4) おさらい
最初は覚悟。覚悟の次に一撃必殺のポイントを絞ること。最後に、結果のために必要なアクションを必ずクリアにすること。
学び深い1週間に感謝しながら、帰りのフライトへ。
先々の人生においてサンフランシスコは思い出深い都市になりそうです。
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