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We are different, But we are the same.


海外に出る度に、文化の違いに気付かされる。
ふと海外で撮ってきた写真を見返していると、異国の人や文化が映っていた。

当時、日本にはないものを記録に残していこうと、日本と海外のギャップを伝えようとしてシャッターを切っていた。

学生時代からコロナ前までの10年間、毎年海外に行っていたのは日本にはない「何か」を感じたくて行っていたと思う。

大陸と島

島国である日本は、大昔から中国をはじめ色々な国の文化が入ってきては、うまく取り入れて文化を形成してきた。さらに明治維新以降は、先進国に追いつこうと欧米の文化を取り入れてきた。

海外の文化を取り入れてきている日本だが、他国の文化や考え方の理解にどうも疎い。例えるなら、地上にある木の部分だけを見て、土の中にある根の部分は見ていないような感じだ。それは大陸続きの国と違い、島国であるということも大きく関係しているに違いない。

ほとんどの国は、陸続きで他国と隣接しているので外国人や文化が身近にある。自国民と「外国人」の間にある垣根は低い。他文化を知れば、相手の考え方の源を知ることになり、多文化共生の一歩になるのではないか。

相手を知り、自分を知る。

文化が時代や場所に合わせて、少しずつ形を変えていくのと同様に当たり前も時代や場所によって変わる。

同じ事をしても、ある国では良いことも違う国に行けば悪いことになる場合もある。慎ましく控えめなのが美徳と感じる国もあれば、積極的に自分を主張することを称賛する国もある。

日常では、疑いもせず「当たり前」に忠実に生きている。一歩、国の外に出てみると自分が疑いもせずに従っていた「当たり前」が通じない。実に不思議である。

実は、そんな不思議な体験を日本にいながら体験できる方法がある。
私たちの身近にいる日本に住んでいる外国人である。彼らと友達になることで島の外の世界を教えてもらえる。

海外に出るのが億劫なら身近にいる外国人と関わってみるのもありだ。幸運なことに、彼らは何かしら日本に興味があるので話やすい。海外にいる日本に興味がない外国人に比べるとコミュニケーションがスムーズである。

不安な英語だって、彼らの多くは日本人が英語に苦手意識をもっているのも知っているから分かりやすく話してくれる。日本語を話せる人を見つけたらラッキーだ。

日本人が他国の文化を知ることで、日本の当たり前が全てじゃないと気付き、視野が少し広がるに違いない。また、他人を見て、自分がどういう人間か気付くのと同じように、他国を知ることで自国の文化に改めて気付かされるに違いない。

同じ世界にある別の世界を覗く。

海外で人の優しさに触れる度に、容姿や言語は違えどやはり同じ人間なんだなと再認識させられる。困っている時に手を差し伸べてくれる人達に、いつもお礼ができなかくて、何かしたいと思っていた。


ふと日本に住んでいる外国人は、休日に何をしてるのか疑問に思った。彼らは、お金を何に使うのか。恋人をどのように見つけるのか。知らないことだらけだ。

同じ日本に住んでいながら、まるで知らない在日外国人の生活を外国の文化や考え方という角度からフォーカスを当てて、発信していきたいと思うようになった。

少しでも日本人が在日外国人に興味をもってくれる人が増えれば、在日外国人の文化や考え方への理解に繋がるのではないか。

理解するのが難しくても相手を知ることで、そこから新しい価値が生まれて自分の生き方にプラスになってほしい。存在を知れば、目に止まり、意識することになる。無関心ではなくなる。

Brother from Another Mother

オーストラリアの友達から初めて聞いた時からこの言葉が心に残っている。邦名で言えば「母は違えど、俺(ウチ)たち兄弟。」かな。

一足海外に出てみると、容姿や信仰、考え方も違う多種多様な人間がいると気付かされる。その中で人種、性別、国籍、宗教に関わらず、同じ人間としてフラットに接していきたいという想いは常に心の真ん中にある。

その色々な肩書きの前に、私たちは「人間」という同じ生き物のカテゴリーの中にいるのだから、母親は違えど兄弟という考え方がしっくりくる。その姿勢で活動していくので、BAMBrother from Another Mother)という名前にした。

在日外国人の暮らしから文化や考え方に焦点を当てながら、主にYouTubeとSNSやブログで発信していく。

海の向こう側の人たちは、何を考え、何を思うのか。日本人と外国人が繋がることで、互いの世界が広がり、互いに生きやすい社会へ向かい、新しいものが生まれることを願っている。

BAMは、モノがぶつかる時の衝撃音のオノマトペ。いい衝撃をみんなに届かせたらいいな。


P.S. 外国人の知り合いがいる人は、紹介してもらえると助かります。
From Go with big love

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