僕とブルーアルバム 後編
皆様今日も生きてますか? 今日から仕事?いやまだお盆休み?僕はもちろん社畜なので今日も働いてきました。こんばんはひーびです。
さて前回の続きです。前編をまだの方は是非こちらから今日の記事をご覧ください。
ブルーアルバムを購入した次の日が体育祭でした。これは鮮明に覚えています。
高校1年生の10月でした。その日はひどく蒸し暑く、ここ沖縄は下手すれば11月入る直前まで暑いです。
体育祭当日、僕はひどく憂鬱だった。何故なら僕は運動はまるでダメの典型的なオタク少年。これを読んでる皆さんも体育祭当日のこのやるせない気持ちは分かることでしょう。もう今日の主役は運動部のリア充グループの奴らなんです。彼女の前でいいカッコしたいがためのいわば僕らはそのカモなのです。
当時の僕はそんな目でしかこの運動部の連中を見てなかったのです。あの頃の運動部のみんなごめんね。
そんなこんなで体育祭、何ひとつ覚えていないが。脳内である曲のメロディーが降ってきた。
唐突だった、あまりに突然に何故か昨日たった1回しか聞いていないこの曲が脳内でリピート再生されたんだ。何故だったんだろう?
あまりに体育祭が退屈すぎて木陰で休んでる時にふと急に脳内で流れ出したんだ。
最初は誰の曲だったかも分からなかった。必死に脳内の音楽ファイルから今僕の頭の中でなっているこの楽曲の名前のアーティストを探す。
見つからない。誰だ。こんなにも強烈に自分に語りかけてくるこの曲の正体は。
それは体育祭の帰り道に分かった。
仲の良い軽音楽部の友達の下校中に昨日買ったCDの話になった。
僕が昨日とうとうWeezerを購入したと言う話をした時に、あのメロディーはWeezerだったんだと思い出した。
速攻で家に帰って再び『ブルーアルバム』をウォークマンで再生する。もちろん爆音で。
1曲目の『My Name is Jonas』が流れた瞬間に度肝を抜かれた。
この感覚は初めてのことだった。昨日聞いた時には感じられないほどの衝撃。昨日聞いた時には何も感じなかったのに、こんなに胸に突き刺さるのは何でだろう?
あっという間に全曲を聴いてまたすぐ頭から、今度はじっくり歌詞カードを見ながら。
もう最高だった。当時の僕の心境とマッチした楽曲が非常に多く。オタク的な妄想爆発の歌詞から、父親との確執、ロックンスターを夢見る少年の内向的な反骨心剥き出しの歌詞には強烈に共感できた。
特に『The World Has Turned And Left Me Here』
この歌詞にはやられました。もう何千回と助けられたし、助けられた。
もう僕の語りたい事はこの曲に全てつまってる。個人的には文学賞をあげたい素晴らしい歌詞だと思います。
全国のナードな少年たちにこの曲をプレゼントして救われて欲しいと個人的に思っています。
それから僕は大人になり地獄のような社会の歯車の一部になった。それでも仕事の車の中にはこの『ブルーアルバム』を入れてある。
もう僕の生活の一部のような存在のアルバムなのである。
運命にイタズラなのかこのアルバムと僕は同級生であり、共に1994年の生まれ。
今年26才になる。お互い奇妙な運命で結ばれたが。まだまだ付き合ってもらう。僕が死ぬまでそばにいて欲しいそんなアルバム。言い過ぎか笑
と、長々とだらだらと僕と『ブルーアルバム』を語ってきました。楽しんでいただけたら幸いです。
もっと深く知りたい方は↑記事を覗いてみてください。かなりマニアックで面白いです。
是非、Weezer『ブルーアルバム』聴いてみてください、素晴らしいアルバムです。
ではまた明日この場所で!!
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