春との相性
(こちら2016年4月に書いたもの。別ブログより。)
気づいたら季節はすっかり進んでしまっていて。
ついこないだまでヒートテックを着込んでたはずなのに、今やジャケット着てたら容赦なく汗ばんでくるほど陽気に包まれている。
桜ももう葉桜になってしまった。
遅くまで仕事したあの日にボーっと見た満月も、いつの間にか半分欠けて、さらにまた鋭く欠けて、姿を消そうとしている。
うかうかしてたら春なんてあっと言う間に過ぎ去ってしまう。
(今年撮った唯一の春らしい写真。
ベンチでおにぎり食べてたら手のひらに桜の花びらが舞い込んできた。)
実は、昔から春という季節とあんまり相性が良くないみたいで。
季節の変わり目ともいえるこの時期は、よく体調を崩してしまう。
今年もまた例外ではなく…。
なんでだろうと考えてみたけど、まあ体質的な問題もあるんだろうけど。
春=新学期
ということで。
季節の変わり目、クラスの変わり目。
幼き頃の新学期に対するトラウマが染み付いてるんじゃないか説。
だからこの時期は心身ともに体調崩しやすいんじゃないかなと…。
(トラウマについてはね…暗い話もなんだから割愛しますね…)
あと、私は春の色ともあんまり相性が良くない。
ゆえに、春の服が似合わない…。
パーソナルカラーは完全に秋色で、秋の色はすごくしっくりくるから秋の装いはとても楽しい。
でも春服は全然似合わない。
トレンチコート、白いシャツ、全全全然似合わない…。
こないだ、ちょっと流行りに乗っかってみようとロング丈のジャケットとサロペットを買ってみたのです。
でも…いかんせん中途半端な背丈なもので、着てみたらこれまた微妙…。
佇まいは、ワンサイズ大きめの制服をすっぽり着て入学式に向かう新中学生。
着せられてる感がすごい。
大きめサイズのジャケットで思い出すのが、村上春樹の「スプートニクの恋人」のすみれ。
この作品大好きで、すみれもまたすごく魅力あって好きなんですが、
彼女の服装が、大きめのツイードのジャケットにワークブーツ、髪はボサボサでディジー・ガレスピーのようなセルロイドの黒縁眼鏡という。
そこまでゴツくはないけど、丸めの黒縁の眼鏡なら持ってる。
ワークブーツはないけど。
髪だって2月にショートボブにしたのが伸びてきてるし
(もうくくれるぐらいのボブになってきてる…髪伸びるの早すぎ)
くせ毛だからボサボサヘアならお手のもの。
このジャケット、思い切ってすみれみたいに着てみるの、ありかな。
ツイードじゃないけど。リネンだけど。
…いや、ボサボサ髪にメガネ、サイズの合わないジャケットって、よっぽどセンスがないと着こなせるもんじゃあない。
ただの寝過ごして遅刻してしまいました女になるだけ…。
彼女が傾倒しているというケルアックの小説はポケットに入ってないし
(てか読んだことないです…)
タバコも吸わないし。
真似したとしても中途半端になって終わりそうだな。
うーん。やめよう。
こうやってジャケットの着方を考えているうちに、あっと言う間に春は過ぎていくんでしょう。
帰り道に買うコンビニのコーヒーも、気づいたらアイスを買っていたよ。
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