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第31話 地域力とは〜町内会の役割〜

連日地域力について書いています。
書いているというか、書きながらまとめているといった感じで読みにくいかと思いますがご容赦いただけたらと思います。

やはり事業デザインをする上で地域づくりの哲学をより鮮明にさせておく事が大切だなと思ってます。
どんな地域が理想的なのか?今まではどのような地域が望まれていてその背景はどんなものなのか?しっかり勉強しなくてはいけませんね。

今日は町内会について考えていきたいと思います。地域によっては自治会と呼んでいる地域も多いようです。ちなみに私が住んでいる地域は自治会です。最近はマンション自治会も多いですね。ここでは総じて町内会と呼び方を統一します。

・町内会の役割
・町内会の歴史と背景
・現代に町内会は必要か?
・これからの自治の形はどうあるのが理想的か?

●町内会の役割
ウィキペディアの町内会の定義を引用してきました。

町内会(ちょうないかい)は、日本の集落又は都市の一部分(町)において、その住民等によって組織される親睦、共通の利益の促進、地域自治のための任意団体・地縁団体とその集会・会合である。

なるほど、ざっと予想通りですが、“住んでいる地域を自分たちで治める為の団体”という理解で良いかと思います。また、“親睦” “共通の利益の促進”といったことも列べて述べられていますね。

●町内会の歴史と背景(ウィキペディアより一部引用)
元々は1937年の日中戦争の頃に全国各地で組織されたとされています。さらに町内会の従属組織として隣組も置かれました。隣組は約10戸単位の組織で、団結や地方自治の進行を促し、戦時下の住民動員や物資の供出、統制物の配給、空襲での防空活動などを行いました。また、思想統制や住民同士の相互監視の役目も担っていたとされています。戦時中といった感じの役割ですね。
ちなみに回覧板というのは隣組の活動形式を色濃く残したものだそうです。今もやっているところが多いですね。うちの町内会もやっています(汗)
ポイントは内務省令第17号「部落会町内会等整備要領」により国家主導での整備が行われたというところだと思います(諸説あるようですが)。
戦時に国民をまとめる必要があったのでしょうか?国家の意思を浸透させるためには相互監視を強める事が有効だったと予想されます。

●現代に町内会は必要か?
というような歴史背景を持って生まれた町内会は現代には必要なのでしょうか?
国家の意思を浸透させるための相互監視という点ではもはや必要が無くなってますよね?戦時中では無いし、言論の自由がこれほど保証され、インターネットにより世界に発信できる環境では近所の人からの監視や強制なんて役に立たないでしょう。
しかし、「日本の文化」としての町内会という見方もあるようで、消防活動やお祭、冠婚葬祭や親睦、地域文化の伝承などの継承に役立っているという側面については役割を果たしてきたのだという事ですね。
それは確かにそうですね。その地域に根ざした祭礼などの継承は町内会のような組織でなければできなかったでしょうね。
町内会は必要か?と言われれば、そうですね『一部の機能は必要で時代に合わせて変化する必要がある』ではないでしょうか?
つまり町内会という形をとらなくても良いので何が必要で何が不要なのかを見極めて、その時代にあった形を考える必要があるのではないかと思います。

●これからの自治の形はどうあるのが理想的か?
いやーもう長くなっちゃいました。明日にします。

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