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第32話 地域力とは〜町内会の役割②〜

地域力の話もこう続けられるとしつこいですかね?
今日は昨日の続き、町内会の役割について。

・町内会の役割
・町内会の歴史と背景
・現代に町内会は必要か?
・これからの自治の形はどうあるのが理想的か?←今日ここ

●これからの自治の形はどうあるのが理想的か?
町内会は必要!という人もいますし町内会は不要!という人ももちろんいます。
仮に全てを行政サービスに任せてみるとどうなるでしょうか?

メリットは、地域住民が面倒な責務から逃れられる。という事でしょうか。
やはり、仕事が忙しくなり、共働き、子育ても介護も忙しいとなるとなかなか町内会の仕事まで手が回らなくなるのは当然です。

デメリットは、一元的に管理されると住民のニーズに合わなくなるという事が挙げられます。ここの町もあそこの町も同じような対応をされると。でも住民の構成が違ったり地理条件が違ったりすると、その条件に合わせて対応して欲しいと思うのが常です。『これ要らないな』『これが欲しいな』と感じてもきめ細かな対応が難しくなります。ザッツお役所仕事!
あとは、間接的にも金銭的な負担は大きくなる事が予想されます。

ここは意見が分かれるところだと思います。

ここからは僕の個人的な意見です。

●スクラップアンドビルドせよ
基本的には町内会は自治組織です。
自分達が必要だと思うことを自分達でやりましょうという集団のはずです。
『いらないよ』という人は基本的には必要性を感じていないという事があると思います。じつはあんな事が町内会の仕事だったということも知らないという事があるかもしれません。
一度解体して何が必要なのかを全員が認識してから再組織するというのもいいかもしれません。
そうすれば本当に必要な町内会の業務が自然と絞られるのではないでしょうか?
または、解体した結果『必要ないね』という事であれば再組織しなくても良いですしね。
また、必要性がある時だけ組織される集団であっても良いかもしれません。そのほうが目的意識がはっきりしていていいかも。

**一度解体すること
そのうえで業務を見直すこと
住民が必要性を実感できる形に落とし込むこと **

これじゃないですかね?

ずっとやってきたんだから…私たちは大変だったんだから…という理由だけでは続けないほうが良いと思います。
それが原因で争いや険悪なムードになってしまえば元も子もないですしね。

原点に立ち返って、自分達に必要なサービスを自分達の手で作り上げるということを忘れないようにしたいですね。

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