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体育会★運動部の人!聞いてくれ!!!オフィスワークはスポーツではない!!!

 体育会運動部など、上下関係の世界でがっつり頑張ってきた人たちが
日本の組織の仕組みを作ることが多いのではないかと、自分の狭い、野球経験者が牛耳る組織で辛酸をなめてきた経験から、思う。

彼ら、彼女らは、確かにパワーがある。行動力がある。体力がある。人を引っ張る力がある。

しかし、すぐに、上か下かを決めてしまうので、いったん下だとみなされたら、もう、ばん回はできない。そうなると、もうどうしようもない。下だとみなされた瞬間から、彼ら、彼女らと、対等に接するのは、とても難しい。

もし体育会系運動部で頑張ってきた方がこの文章を読むことがあったら、どうか、考えてほしい。

部活動は、レギュラー、補欠、ベンチ、応援団、などがいる。優秀ではない人は容赦なく、フィールドの外に出される。

でも、考えてほしい。

サラリーマンは、フィールド(会社)の外に出されたら、飢えてしまう。暮らせなくなる。

どうか、考えてほしい。

スポーツのルールは、全員が統一したルールを理解して、完全に同じ土俵の上で戦うことが前提である。サッカーなら、ゴールを決めれば点が入る。アメフトは、難しくてよくわからないが、なんだか、走ったりぶつかったりして、点数が、決まる。ラグビーは、山下真司がメンバーをグーで殴る。色白のイソップが、若くして夭逝し、和田アキ子と梅宮辰夫が中華屋を営む。

でも、考えてほしい。オフィスワーク、はルールが一定ではない。点数を決めれば、どちらかが勝つとは言えない。ハードな営業活動をくぐり抜けている人たちにおいては、営業成績が一番重要なのであるからして、体育会の思想との相性がいいのはよくわかる。しかし、組織全体で考えてほしい。

シュートを決めない人も、実は地味にいろんな下働きをして支えていたりもする。

パートのおばちゃんが、実は、重要な役割を担っている。

そして、チームへの一体感は、雇用形態の差や採用年度によって相当に違う。就職氷河期の私は、組織への一体感に対しては絶対的に信頼を置いていない。裏切られることを前提としている。一社目がとても重要であるということは、転職業界では常識となっている。一社目が一部上場企業、大手企業でなければその後の挽回はかなり難しいと。しかし、一社目に大手企業に入れるか否かは、生まれた年度でかなりのことが決まってしまう。

そんな不公平なシステムに、絶対的な信頼など、置くことはできないのである。ルールは違う。不平等だ。そもそもスタートラインに立てない人の方が多い。

だから問いたい。スポーツがオフィスワークと同じではないことを、どうかわかってほしい。フィールドを追い出したとしても、スポーツなら、ただ外にいれば良い。しかし、職場を追い出された人はどうなるのか。

家族を養えない。生活ができない。離婚するかもしれない。マンションのローンが払えない。飢える。

生きていけなくなる。電車に飛び込む。中央線が止まる。人身事故、と言い換えられる。自殺とは絶対に言わない。テレビではその報道は流れない。一切、流れない。電車に飛び込む人がこんなにたくさんいるのに。

どうか、考えてほしい。自殺したくなるほど追い込まれる、その上下下達のシステムは、これほどまでに日本経済が劣化した今、必要なのかどうかを。深夜残業に明け暮れて、子供の顔も見られない、そんな生活をして、職場の若者や女性をいじめて憂さ晴らしをする、そんな人を大量生産する仕組みなど、もう変えなければいけないのではないか。早く帰って、ゆったり過ごして、youtubeやnetflixやamazon primeを月額数百円で見て、セブンプレミアムのポップコーンを食べて、過ごせるような生活を、多くの人が享受するべきではないのかと。

ちょっと森達也口調になってしまいました…。

以上です!


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