夏の放課後

僕の好きな子はちょっと変で、1度も良い雰囲気になんかならない。今日も教室で2人。夏が終わるのももう間近というころだった。彼女が窓を開けると噴き出したみたいに外から夏の風が吹き、カーテンが大きくなびく。外見る彼女は外の眩しさに目を伏せたまま振り向いた。「学校のカーテンって汚いらしいよ」と言う彼女はいつも通りで花火に誘いたい僕はいつもより口数が少ない。

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