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『本屋図鑑 だから書店員はやめられない!』

職業体験、みなさん行ったことありますか?

私は、中学生の時に友達と本屋に行きました。
本や漫画にビニールをかけるような作業、
棚に並んでいる本をキレイにする。
作業自体は簡単なものでも、当時よく足を運んでいた本屋で働く経験は
とても楽しかったのを覚えています。

どんな本があるかな?
図書館混みすぎか!!本屋行くさ!!
新刊が出た!!買いに行かねば!!
やっぱ本屋行きたいんだわ、だって本が好きだから。
とにかく、本屋。
時間ができたら、本屋に入り浸りたい!!
意味なく来てしまったけど、やっぱ本屋が好きだ。
週末の閉店30分前にすみませーん!!本買わせてください!!(これは1度だけ)店員さん、あの時はありがとうございます。

こういう私のような者が、本屋で憩いの時間をとれる。
その憩いの場が保たれるよう、一生懸命働いてくださる
書店員の1日は一体どんなですかね?
それを少しのぞけるのが、この本。
エッセイマンガで非常に読みやすい。

1.本の構成と大枠

書店員の1日(日常)を、時間単位(章)で読んで行く。
8章構成となっています。
開店前からスタートして、退勤まで。
使用される機会の名前など、本屋豆知識も知ることが出来ちゃいます。

2.内容と感想

私が職業体験で使った、本にビニールをかける機械の名前は
”シュリンカー”でした。
”シュリンカー”の豆知識も書いてあります。

章の間に「教えて!!ちえぶくろう」があり。
これがまた面白い。
雑誌の発行サイクルや、書店に並ぶ商品の名称を知れたり。
個人的には、中学生の時にも驚いたISBNコード。
この本に書かれている通り、自分の持っている本で番号解析してみた。
ISBNコードを考えた方、素晴らしい。
ISBNコードを読み解くの、面白かったです。

えぇ(o_o)これって書店員さんがやってるの?!ってこともあれば、
あああああ!!知ってるかもしれない、その苦労…!!など。
書店員になった気持ちで楽しめました。

3.まとめ

書店員や図書館にまつわるマンガ、つい手にとってしまうのは
きっと本好きの性なんでしょう。
この本もそうでした。
試験期間真っ只中、片付けもしないと!!なのに、
本屋で私はこの本を買ってしまった。他の本も。
作業は順調にいってるんだから、良いでしょう。

この本を読んでいて思い出したのは、中学生頃の夏休みかな?
私は勝手に、図書館戦争って呼んでいたんですけど。
とにかく席をとるのが大変だったのは夏休み。
一生懸命早起きして、朝8時前に図書館前に行っても
図書館出入り口に勉強する勢の学生が。
膝から崩れ落ちる。
盛大に凹んで暑い中、家に帰り。
「今日もダメだったぁぁぁぁぁ(泣)」と家で本を読む。
図書館で本を読みたいんだよ、分かってくれ。
図書館で読んでいれば続きや、それに関する気になる本がすぐに探せるから。

初めて行くコーナーで席を取ったら、本に触るなと言われたり。
(間違ってガチの研究室に足を踏み入れちゃった経験)

高校生の時には、友人と気合を入れて「今日こそ!!」と早起きして、
夏休みの宿題を抱えて行ったら、やっぱり席がない。
席を探し歩いて、空いていた児童書コーナーの小さいテーブルと
イスで勉強してたら「ここで勉強しないでください」と言われたり。
当時、床に座って本を読んでいる人もいて。
何で床の上に座ってるんだろう?と思ったけど、少し分かったあの頃。

そういうわけで、私にとって図書館戦争でした。

図書館絶望的じゃない!!となったら、友人の家や自分の家で勉強します。
そして、息抜きに本屋に行くわけですよ。
当時は、哲学書が好きで。
その類は本屋で見ていた。

涼しい部屋で勉強する、本を読む。
あの図書館が好きでしたが、成功した確率が低すぎるがゆえ、
本屋の記憶の方が勝っている。
本屋は本屋で、水面下の戦いが繰り広げられている。
戦いという表現は語弊があるかもしれないけれど。
例えば、開店前までに終わらせないといけない仕事と
急な電話対応や、客の対応だったり。
こういうことは、時間との勝負。

終わらせないと!!退勤時間が!!残業は絶対嫌!!やるぞー!!
「すみませーん。」
あ、ダメだこれ…
「はーい。」(この時、残業が確定したのである)
こういう日常あるある。

本屋も図書館も好きです。
働いている方には、ただただ感謝しかありません。

本好きや、もしかしたらこれから書店で働きたい方。
この本を読んで、本好きの幸せに浸りましょう。


良い1日を。

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