ナオキ スギヤマ

こんにちは。スギヤマです。2018.5月から愛知県の知多半島で「とるたべる」という農園…

ナオキ スギヤマ

こんにちは。スギヤマです。2018.5月から愛知県の知多半島で「とるたべる」という農園をやらせてもらっています。畑のおもしろさ、おいしさを掘り起こしたい人です。

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「こんにちは、"とるたべる"です。」

こんにちは、スギヤマです。 「とるたべる」という農園を運営させてもらっています。愛知県の南知多町でいわゆる「無農薬、露地野菜、多品目栽培」という形での野菜づくりを行っています。 もともとは「畑の魅力をみんなに伝えたい」という気持ちで「農業体験」をメインに企画する「イベント屋さん」みたいなことをしていました。それで「とるたべる」という不思議な農園名がついているんですね。 「農業のすばらしさを伝えたい!」   ↓ 「でも農業で食べていくのは大変だ!」   ↓ 「農業をコンテ

    • 「コンポスト。ゴミを循環の環(わ)にもどす。」

      こんにちは、スギヤマです。 こんど、「コンポスト」についてお話をしに行きます。場所は幸田町。ステキなレストランのモノローグさんへ。 「コンポスト」系の環境的なお話は好物なのですが、今回、中心で話したいのは、「ゴミを減らそう」という感じのものではなくて、「ゴミをみんなで循環しよう」という部分。 「コミュニティで、資源を循環できる」という部分が大好きな取り組みです。 もともと、何かを「消費する」という感覚があまり好きでなく。農薬やビニールマルチ、肥料や交雑種子などをあまり

      • 野菜とのキャッチボール

        にんじんの芽が少しずつ出てきました。 にんじんは発芽がむずかしくて、ここが揃うかどうかがとにかく大切で。 ちょっとだけ出てくれましたが、まだ“揃う”という感じではないのが心配。 今年は播種機がこわれ、手蒔き。種とりしたもの、ということもあって、余計に揃いが悪いんだろうな。 これから揃ってくるのか、はたまた蒔き直しなのか。少し様子を見ながらの判断です。寒くなる前に、揃えていきたいな。 ピーマンがあからんできました。 樹の熟成期。本当は長くとりたかったけれど、スタート

        • 23.8.11「今日の夏野菜セット」

          こんにちは、とるたべるのスギヤマです! いよいよ夏野菜セットが本格的になってきました。 現在、出荷上限に余裕がある状態ですので、スポット配送も可能です。ぜひこの機会にお手にとっていただけたらうれしいです。 夏の貴重な葉物野菜のひとつです。暑さと日照りに強く、無肥料、無給水で少しずつ大きくなってきてくれました。独特の香りとぬるぬるな食感がおもしろい、栄養たっぷりのお野菜で、おひたしや汁ものに向きます。環境負荷の少ない不耕起での栽培になります。 こちらも不耕起栽培で育ってく

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        「こんにちは、"とるたべる"です。」

          堆肥づくりワークショップの開催

          はたけ会議、悲願の堆肥小屋が完成しました! 手掛けたのはtoricafeギャラリーも担当していただいている佐藤さん。(大好きです。)「単管パイプを組んだシンプルなつくりでお願いします。」と簡単にお願いしたつもりが、さすがプロ。枠組みはパイプでシンプルに作ってもらいましたが、肉付けはしっかり国産天然木にこだわった造りに。めちゃくちゃかっこいいです。佐藤さん、ありがとうございます!! このかっこいい堆肥小屋を活用すべく、堆肥仕込みのワークショップを開催します。今回はメンバーさ

          堆肥づくりワークショップの開催

          「恋人とデートを楽しむ感覚。」

          オクラとナスがたくさん採れはじめた。 オクラは数年続けている自家採種。前半いまのところうまくいっていて、少し嬉しい。去年は草だらけでめちゃくちゃ苦労したので、今年は成長を実感。タネを繋いで、経年で結果が良くなるというのは、やっぱり嬉しい。 ナスは、今までほとんど上手に作ってこれなかったのだけれど、いまのところ順調。 無肥料なので、後半9月頃にかけて徐々に安定していってくれると良いな。いまは木をつくるために、果実は摘果していっている。お漬けものにでもして食べよう。 **

          「恋人とデートを楽しむ感覚。」

          「アイガモン」

          後手に後手に。 「梅雨が来る前に、畑仕事だけでも終わらせとかなきゃ!」 田んぼの初期除草が大切なのは重々承知しつつも、見て見ぬ振りをして。 ジャガイモの収穫 タマネギの収穫 ニンニクの収穫 ラッキョウの収穫 夏野菜の植え付け 草刈り、草刈り、草刈り、、、 と、「雨が降る前に…!!」と、他のことをしているうちに、なんだかんだと過ぎ去っていってしまった、、。「6月」…。また来年会いましょう。 今年もほぼ「から梅雨」。ほとんど雨も降らずに、「梅雨入り」って感じがしない年で

          「畑に西野さん。」

          4/24。畑に西野さんが来てくれます。 3年ほど前。名古屋でシェア畑を始めた頃から、ずっと追いかけてる人のひとり。自分の中では「テレビの人」「本の人」。いわゆる「向こう側の人」として認識していた人。 それが前回の飲み会でたくさんお話させてもらう中で、「ぜひまた名古屋で!」と言ってくれて。「BBQやりましょ、BBQ!」 すかさず「畑で!畑でやっていいですか!!」となった自分。「いいじゃないですか、畑!」となり、今回の企画に。大好きな人が、大好な場所に来てくれる。なんとも幸

          「畑に西野さん。」

          「ポテチの道は畝立てから」

          はたけ会議2023の第一回目の全体作業日でした。 2組の新メンバーさんと、2人の見学者さんが来てくれて、にぎやかなはたけ風景となりました。 今日のメイン作業はじゃがいもの定植(ていしょく)。 種イモは事前にメンバーさんがカットしておいてくれたものを使います。 今回の種イモは「男爵」と「とうや」と「キタアカリ」。3種類を100kg購入しました。 愛知県では、じゃがいもは1年に2回育てることができます。前回の夏に植えた時は種イモのカットをしませんでしたが、春じゃがいもは

          「ポテチの道は畝立てから」

          「はたけ会議2023」のメンバー募集をはじめます。

          はたけ会議、4年目となる2023年のメンバー募集を開始します。 今年で4年目となるはたけ会議。 名古屋で飲食店を営む"toricafe"の岡田シェフと、知多半島で農家をしている、"とるたべる"のスギヤマの二人で運営をしています。 岡田シェフの 「なんか、名古屋の畑でおもろいことしたいから手伝ってよ。」 に対して、スギヤマの 「イイっすね、やりましょう!」 という、"無茶ぶり"と"安請け合い"からスタートしたこのはたけ会議。 もともと、自らが運営するイタリアンレスト

          「はたけ会議2023」のメンバー募集をはじめます。

          ビニールマルチをやめてみて、グッときたことの1つ。

          今年あたりから、「ビニールマルチ」を使っての栽培をほとんどやめてみました。 今までは基本的にビニールマルチありきでの栽培をしてきたので、かなり手探りしながらの挑戦なんですが、この真夏に差し掛かって、予想以上に「マルチ無し栽培」にしっくりきています。 圧倒的な保湿、保水力 何よりも「良いなぁ」「たまらなんなぁ」とにやけてしまうのが、「保水力」と「保湿力」。 このカンカン照りのクソ暑い毎日でも、畑を歩くと、服がビッチョリ濡れるほどに畑が水分を持っています。 これからの食

          ビニールマルチをやめてみて、グッときたことの1つ。

          「耕しつつ、野菜つくりつつ、徐々に、ゆっくり仲良くなってく」

          耕した。 「ほとんど畑を耕さない」と決めたのだけれど、こちらは、それとはまた別の畑。借りて間もない、まだ未熟な畑。なかなか時間をとってあげられないので、現状維持をしつつ、草刈りや耕うんをこなしながら様子を見ている。もう、借りてから2年ほどが経つけれど、なかなかクセがつかめない。むずかしい畑。 耕している途中に、タイヤがパンクした。またや。このトラクタで3回目。後輪、後輪と来て、次は前輪。とてもゴムが傷んでいるみたい。畑の深いところにハマり、抜け出すときに、タイヤが外れてチ

          「耕しつつ、野菜つくりつつ、徐々に、ゆっくり仲良くなってく」

          「いつもありがとう!」って言いたかっただけの長文。

          はたけ仲間。友だちとも、お客さんとも、ちょっと違う。「畑」や「野菜」を中心として、人生の一部を共有しているような、パートナーのような存在。畑の「苦しい」部分を一緒に楽しんでくれる。とっても貴重な存在。 今日も、遠くから、めちゃくちゃに暑い中、かぼちゃのネットをはがす作業や、じゃがいもの選別なんかを手伝ってくれた。報酬は、無い。一緒に過ごす時間だったり、畑での作業だったり、お昼ごはんだったりするのかもしれない。 ぼくたちの畑のあり方は、本当にお客さんたちに助けられて、支えら

          「いつもありがとう!」って言いたかっただけの長文。

          「自分のコントロールから、はなれた畑。」

          toricafe の岡田シェフと共同主催している、名古屋のシェア農園「はたけ会議」の全体作業日でした。 暑かったこともあり、一緒に動けたメンバーは、いつもよりちょっと少なめ。暑さに負けない猛者たちが集まりました。今年で2年目のもち米田植えチームと、畑での草刈りチーム。午後からは自分を入れての3人で居残り自主練。果菜苗(ピーマン、パプリカ、ナス)の定植タイムでした。 改めてなんですが、「はたけ会議」、やっぱりめちゃくちゃに素敵な場所です。野菜をつくるための畑、としてももちろ

          「自分のコントロールから、はなれた畑。」

          「こんな畑づくりはオススメしない。」その1

          「こんな畑づくりはオススメしない。」 その1「ビニールマルチを使わない」 「ビニールマルチ」。農業をやる上での、最強アイテムのひとつです。畑でよく見る、黒いビニールで、よく畝づくりに使います。 効果はその名の通り「万能」で、あらゆるメリットがあります。 ・保湿 ・保温 ・病害予防 などに効果がありますが、最大のメリットは、おそらく「雑草防除」。 この高温多湿のアジア特有の気候は、とにかく「雑草」がすごい。 種を蒔いても、苗を植えても、果樹を植え付けても、田植えをし

          「こんな畑づくりはオススメしない。」その1

          正解がわからなすぎて夫婦喧嘩になった話。

          笑えるくらいの「非効率」。 今年くらいからはじめた「不耕起(ふこうき)」(畑を耕さないこと)での栽培。 信じられないレベルでの非効率さで、夫婦で作業しながら、思わず大爆笑でした。なんというか、一言で言うと「バカバカしい」という言葉がきます。 これ、いつもみたいに、耕して、ビニールマルチ張って、普通に植えれば、ほんの数秒で終わる作業なんです。でも、この「不耕起」でうまくやろうと思うと、 スコップで穴を掘って、 草をとって、 苗を植えて、 草をかぶせる と、爆発的に効率

          正解がわからなすぎて夫婦喧嘩になった話。