ナオキ スギヤマ

こんにちは。スギヤマです。2018.5月から愛知県の知多半島で「とるたべる」という農園をやらせてもらっています。畑のおもしろさ、おいしさを掘り起こしたい人です。

ナオキ スギヤマ

こんにちは。スギヤマです。2018.5月から愛知県の知多半島で「とるたべる」という農園をやらせてもらっています。畑のおもしろさ、おいしさを掘り起こしたい人です。

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    「こんにちは、"とるたべる"です。」

    こんにちは、スギヤマです。 「とるたべる」という農園を運営させてもらっています。愛知県の南知多町でいわゆる「無農薬、露地野菜、多品目栽培」という形での野菜づくりを行っています。 もともとは「畑の魅力をみんなに伝えたい」という気持ちで「農業体験」をメインに企画する「イベント屋さん」みたいなことをしていました。それで「とるたべる」という不思議な農園名がついているんですね。 「農業のすばらしさを伝えたい!」   ↓ 「でも農業で食べていくのは大変だ!」   ↓ 「農業をコンテ

      • 「畑に西野さん。」

        4/24。畑に西野さんが来てくれます。 3年ほど前。名古屋でシェア畑を始めた頃から、ずっと追いかけてる人のひとり。自分の中では「テレビの人」「本の人」。いわゆる「向こう側の人」として認識していた人。 それが前回の飲み会でたくさんお話させてもらう中で、「ぜひまた名古屋で!」と言ってくれて。「BBQやりましょ、BBQ!」 すかさず「畑で!畑でやっていいですか!!」となった自分。「いいじゃないですか、畑!」となり、今回の企画に。大好きな人が、大好な場所に来てくれる。なんとも幸

        • 「ポテチの道は畝立てから」

          はたけ会議2023の第一回目の全体作業日でした。 2組の新メンバーさんと、2人の見学者さんが来てくれて、にぎやかなはたけ風景となりました。 今日のメイン作業はじゃがいもの定植(ていしょく)。 種イモは事前にメンバーさんがカットしておいてくれたものを使います。 今回の種イモは「男爵」と「とうや」と「キタアカリ」。3種類を100kg購入しました。 愛知県では、じゃがいもは1年に2回育てることができます。前回の夏に植えた時は種イモのカットをしませんでしたが、春じゃがいもは

          • 「はたけ会議2023」のメンバー募集をはじめます。

            はたけ会議、4年目となる2023年のメンバー募集を開始します。 今年で4年目となるはたけ会議。 名古屋で飲食店を営む"toricafe"の岡田シェフと、知多半島で農家をしている、"とるたべる"のスギヤマの二人で運営をしています。 岡田シェフの 「なんか、名古屋の畑でおもろいことしたいから手伝ってよ。」 に対して、スギヤマの 「イイっすね、やりましょう!」 という、"無茶ぶり"と"安請け合い"からスタートしたこのはたけ会議。 もともと、自らが運営するイタリアンレスト

            ビニールマルチをやめてみて、グッときたことの1つ。

            今年あたりから、「ビニールマルチ」を使っての栽培をほとんどやめてみました。 今までは基本的にビニールマルチありきでの栽培をしてきたので、かなり手探りしながらの挑戦なんですが、この真夏に差し掛かって、予想以上に「マルチ無し栽培」にしっくりきています。 圧倒的な保湿、保水力 何よりも「良いなぁ」「たまらなんなぁ」とにやけてしまうのが、「保水力」と「保湿力」。 このカンカン照りのクソ暑い毎日でも、畑を歩くと、服がビッチョリ濡れるほどに畑が水分を持っています。 これからの食

            「耕しつつ、野菜つくりつつ、徐々に、ゆっくり仲良くなってく」

            耕した。 「ほとんど畑を耕さない」と決めたのだけれど、こちらは、それとはまた別の畑。借りて間もない、まだ未熟な畑。なかなか時間をとってあげられないので、現状維持をしつつ、草刈りや耕うんをこなしながら様子を見ている。もう、借りてから2年ほどが経つけれど、なかなかクセがつかめない。むずかしい畑。 耕している途中に、タイヤがパンクした。またや。このトラクタで3回目。後輪、後輪と来て、次は前輪。とてもゴムが傷んでいるみたい。畑の深いところにハマり、抜け出すときに、タイヤが外れてチ

            「いつもありがとう!」って言いたかっただけの長文。

            はたけ仲間。友だちとも、お客さんとも、ちょっと違う。「畑」や「野菜」を中心として、人生の一部を共有しているような、パートナーのような存在。畑の「苦しい」部分を一緒に楽しんでくれる。とっても貴重な存在。 今日も、遠くから、めちゃくちゃに暑い中、かぼちゃのネットをはがす作業や、じゃがいもの選別なんかを手伝ってくれた。報酬は、無い。一緒に過ごす時間だったり、畑での作業だったり、お昼ごはんだったりするのかもしれない。 ぼくたちの畑のあり方は、本当にお客さんたちに助けられて、支えら

            「自分のコントロールから、はなれた畑。」

            toricafe の岡田シェフと共同主催している、名古屋のシェア農園「はたけ会議」の全体作業日でした。 暑かったこともあり、一緒に動けたメンバーは、いつもよりちょっと少なめ。暑さに負けない猛者たちが集まりました。今年で2年目のもち米田植えチームと、畑での草刈りチーム。午後からは自分を入れての3人で居残り自主練。果菜苗(ピーマン、パプリカ、ナス)の定植タイムでした。 改めてなんですが、「はたけ会議」、やっぱりめちゃくちゃに素敵な場所です。野菜をつくるための畑、としてももちろ

            「こんな畑づくりはオススメしない。」その1

            「こんな畑づくりはオススメしない。」 その1「ビニールマルチを使わない」 「ビニールマルチ」。農業をやる上での、最強アイテムのひとつです。畑でよく見る、黒いビニールで、よく畝づくりに使います。 効果はその名の通り「万能」で、あらゆるメリットがあります。 ・保湿 ・保温 ・病害予防 などに効果がありますが、最大のメリットは、おそらく「雑草防除」。 この高温多湿のアジア特有の気候は、とにかく「雑草」がすごい。 種を蒔いても、苗を植えても、果樹を植え付けても、田植えをし

            正解がわからなすぎて夫婦喧嘩になった話。

            笑えるくらいの「非効率」。 今年くらいからはじめた「不耕起(ふこうき)」(畑を耕さないこと)での栽培。 信じられないレベルでの非効率さで、夫婦で作業しながら、思わず大爆笑でした。なんというか、一言で言うと「バカバカしい」という言葉がきます。 これ、いつもみたいに、耕して、ビニールマルチ張って、普通に植えれば、ほんの数秒で終わる作業なんです。でも、この「不耕起」でうまくやろうと思うと、 スコップで穴を掘って、 草をとって、 苗を植えて、 草をかぶせる と、爆発的に効率

            やば畑

            畑がやばい。 もう、何がなんだか。 「草がすごい」とかそういうのは、もう毎年の通例行事なのでどうでも良いとして、「農家」としての畑が完全に機能停止している。 「農家」って、深堀りせずに考えれば「野菜をつくって売るひと」って感じだと思うのですが、この畑には肝心な「野菜」が、ほぼ無い。 いろいろ悩み、考え、なんだか迷宮みたいなところに迷い込んでしまって、もう笑うしか無い、みたいになっている。 ただ、いわゆる"野菜"はほとんどないんだけれど、自分にとって、「愛すべき命たち」

            「出張"はたけ相談"をはじめます。」

            こんにちは、農園"とるたべる"のスギヤマです。 なんだか最近は「畑に行ってみたい」という声よりも「畑が使えることになったから、一度見に来てもらいたい」というお声をより多くいただくようになりました。あらら、畑は”遊びに行く場所”から、もうとっくに"自分でやる時代"に入っていたのですね。「農家やお年寄りのもの」から、何足飛びにも時代が進んでいることを感じます。みなさんにとってもの「身近な農家」でありたいので、うれしいご相談です。 意外にも、こういったお声をよくいただくので、す

            作業日誌 2022/6/8「除草祭り」

            今日の作業は、オクラの除草からスタート。 去年あたりから、自然栽培的なやりかたをはじめていて、有機栽培からの切り替えで、わりと頭が混乱中。普通ではありえない選択をして、しっかり失敗しております。 不耕起、自家採種、マルチ無しでいままでどおりのたくさんの作付けをしたところ、予想通りではあるのだけれど、しっかり草にまみれて。初期除草はしたものの、発芽に間に合わず飲み込まれました。 やっぱりこういう場合は発芽も悪く、ほとんどが草に飲まれています。ほぼ未選別の自家採種の種なのも

            結局「やる」ってことしかないんだもん。もう。

            Fattoria AL FIOREの目黒さん。toricafeさん主催のイベントで、ほんの少し一緒に関わらせてもらいまいした。ありがたや。ひでおさん、いつもありがとうございます。 目黒さんから出てくる言葉は、どれもが心地よく、的確で、自分自身と向き合わせてくれます。伝えてくれている内容もですが、やはり何よりも、それらが「経験談」である、というすごさ。 今よりも若かりし頃の自分は、もっともっと、おしゃべりでした。“想い”みたいなのが、もっと表層に溢れて、たくさん文章を書いた

            「ネギのタネ採りとチヒロ」

            「越津ネギ」という子のタネを採りました。愛知県の伝統野菜のひとつでもある「越津ネギ」。緑と白、甘味と辛味のバランスの良いおネギ。綺麗にタネをつけてくれたので、少しだけとってみました。 かわいらしい、ぼんぼんのネギ坊主からこぼれ落ちる、小さくて黒い粒。ほんの小さな小さな一粒が、立派なネギに育ちます。 食糧危機を「ネギ」で乗り越えようとするチヒロです。

            「シェア農園の、オープンファームをします。」

            シェア農園の、オープンファームをします。 今年で3年目になる、名古屋のシェア農園「はたけ会議」。もっと、たくさんの人に知ってもらいたいので、オープンファームをやってみます。 「シェア農園」。聞いたことあるでしょうか?農業をやらせてもらっている自分としては、ハチャメチャに未来を感じている取り組みです。「貸し農園」でもなく「援農」とか、「プランター栽培」とか「家庭菜園」でもない。「シェア農園」。「食」や「農」に対して、とても本質的な取り組みかただと思っています。 ちょっと「