根ノ木あさみ

美しい世界を描き出す、油彩風景画家です。 国内外を旅して五感で感じた景色を作品にしてい…

根ノ木あさみ

美しい世界を描き出す、油彩風景画家です。 国内外を旅して五感で感じた景色を作品にしています。 展示のコンセプトや感じたことなどなどᝰ✍🏻

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    エッセイ画集 【サイン付き】

    2023年の作品を盛り込んだエッセイ画集です。こちらはサイン付きとなります❀
    ¥3,600
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    ポストカード7枚セット

    写真の5種を含む、7種の作品のポストカードが入っています。
    ¥2,200
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    湖に溶ける朝

    油彩、キャンバス 333x333mmS4サイズ
    ¥44,000
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最近の記事

わたしの身体の幸せ

五感で世界を感じる、ということの 幸せを知ったのは最近かもしれない 今まではただがむしゃらに ただ先を目指して生きてきていたから 今この場にある、美しさというものを 捉え損ねてしまっていたな 横断歩道で信号を待っているとき 見上げた街路樹がさわさわと風に舞っている様子 夏の夜の質感 朝の風の匂い やわらかな雨の音 細くなった三日月の光 そういうものを一つ一つ、 大切に感じて生きていきたい この世界は素晴らしく美しい 自分の身体全てで、この世界を堪能できることが

    • 「あなたの個性はなんですか」

      自分らしく在る、とはなんだろうか 自分らしく生きることが素晴らしい、と 言われ続けてきた世代だからこそ考える 個性は容認されるに留まらず、 今の社会では求められてしまっている気がする 「自分らしさ」をむしろ 見つけようと頑張っている 今はそんな世の中 人とは違う何かが、 自己を確立するためには必要なんだろうか 分かりやすい特技や、 のめり込めるような深い趣味 特出した何か、夢、欲望 そういうものがないといけないと思っている人が いるんじゃないかな、なんてたまに考える

      • 【旅ログ】歴史を滲ませる土地、男木島と女木島

        香川県、瀬戸内海に浮かぶこの二つの島に行ってきた。 瀬戸内国際芸術祭でもない限り、中々行く機会のなかったふたつの島。 素敵な空気のある島だったので、記録に残したいと思いました。 ■旅のはじまり 前日に高松入りし、高松港の近くに泊まった。 ちなみに前日の夜は大好きな一鶴へ! 行かれたことない方は是非。高松の名店です! ■旅のルート フェリーにて 高松→男木島→女木島→高松 先に奥にある男木島へ行き、帰りに女木島へ寄るルートにした。 各島の移動にかかる時間は20分

        • あなたを大切にするということ

          自分の”好きなこと”は明確だ、 何故なら好きなのだから そんな風に思える人はどのくらいいるのかな 『人間の欲望は他者の欲望である』という とある哲学者の言葉が、 私の人生の常に横にいて離れない いつも、何かをするとき 必ず自分に問いかける これは本当に、自分自身がやりたいことなんだろうか 世間一般で良いと言われているからではなく、 やるべきことだと思い込んでいるのではなく、 わたし自身が本当に、 求めているものなんだろうか 情報に溢れた世界で、忙しない日常の中で

        わたしの身体の幸せ

          脳の感動、五感の感動

          美しさに感動して泣くことが、たまにある。 石垣島から羽田へ向かう雲の上 最初は本当に美しい青空で、 見たこともないほどの綺麗な雲海が広がっていた 太陽の光を雲が反射し、空のラインが白く光って見える そのうち陽が落ち始め、 雲は朱色に染まり、やがて空の色も赤みを帯びてくる だんだんと空の色が落ち、濃い赤色と黄色の帯が見えてきて そのまま飲み込むように紺色の空がかぶさり、夜が始まる その一連の美しさに、少し涙が出たりして あぁこの景色を見るために生きているのか

          脳の感動、五感の感動

          静かな呼吸

          砂漠の上で身を投げ出して寝転ぶとき このお洋服高かったな、とか、 ヘアアレンジが崩れるかな、 なんてことは考えない。 普段の自分が持っている価値観は 遠いどこかに流されて、 ただ少しでも この自然と一体になりたいと願っている。 それは日常の生活では感じられないような悦びで 生まれたままの姿に戻れるような感覚、 本能を揺さぶられる体験だ。 わたしにとって土地や自然は 背景ではなく本質そのもの。 文化は人の手によって生まれるのではなく 土地の気候や地形、気温や風土によって

          【旅ログ】神の島と失われた秘祭

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          懐かしくなるという寂しさと美しさについて

          年末、一年ぶりの個展を開催するにあたり、 自分の絵と、自分自身、世界を見るときの感覚について、改めて考え直す機会がありました。 私にとって人生とは、 大切な人との別れを忘れず 背負って生きていくということです。 自らも短い命の中で、同じく短い命を持った大切な人たちとの別れを何度も経験し、その記憶を背負って生きていく。 その連鎖が生きる意味であるようにも感じます。 全てのものは変化しています。 自分の身体、身につけた能力、大切な人との関係性、忘れないと思っていた記憶。

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