結局来世に期待しちゃう

来世ってどう思います？☽

私は来世とかいうときめきフューチャー、ミラクルハピネスマジカル輪廻〜！！！てな感じでわりとやんわり、あくまでやんわり信じて生きています。    

前世の記憶をもった人がいるくらいなんだからまあ来世だってあるんじゃない？来世があったって仮になくなってだからなんだって言うんだ〜！としか思ってなかったんですけど
あれは3年前の秋、とある喫茶店にて私は突然来世に想いを馳せることになるのです。  

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出会いは突然☽

糖分を何より愛しておりますので、歩いていて不意に甘いものが食べたくなるんですよ私。

なのでその日もパッと目に入った喫茶店に入ったわけです。

暦は10月。

メニューをパラパラ見ながらその日私がロックオンしたのは " タルトタタン "

あまいりんごに爽やかなヨーグルトソース。この文面だけですでにおいしい！と当時18歳の私は生まれて初めてタルトタタンを食べることになりました。

｢お待たせしました〜」とにこにこのお姉さんから届いたのは綺麗な深い黄金色、端の方は透明感すら感じられるキラキラのタルト。

うっわあ…めちゃめちゃおいしそう…
と思いながらひとくち。

………おいしい〜！！！！！！！！！！！！
超おいしい！！！めちゃめちゃおいしい！！

煮られたりんごはやわらかいんだけど時折シャクシャクした食感もある…

そしてヨーグルトソースによってより整えられる甘味と酸味のバランス…

アイスティーとの相性ははなまる…

どうしてこんなにおいしい食べものを今まで食べてこなかったのかを自分に問いかけるくらいにおいしい。

これは最高のケーキに出会った。

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そのとき歴史が動いた☽

私は決めました。来世は絶対タルトタタンになります。もう決めたのです。

だってりんごなんてもともと甘いのにそれをさらにあまあまにするなんて…！正直とってもずるい！天は二物を与えた！（？）

お砂糖は最高の調味料。おくすりおくすり。

そしてそもそも タルトタタン という名前。
なに？すごくかわいい。とってもかわいい。
リズム感･語呂の良さ。私もこうなりたい。

そういえばフランス語の教科書がタルトタタンという名前だったけどフランス語の難しさとマッチしてなくてぷりぷりした思い出がある。

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来世が決まったので☽

こうして私のハートを一瞬で射止め、ときめきをフルチャージしてくれたタルトタタン。

こんなにときめくケーキは久しぶりで
18歳、世の中知ったような顔して生きてたけどまだまだ知らない素敵な世界がたくさんあることに気づいた。

来世でかわいいかわいいタルトタタンになるべく、私は今世でたくさんのキラキラを吸収しようと思う。

遺書には ｢ケーキ屋さんや喫茶店で一際キラキラしているタルトタタンがあったらそれは私よ｣ と書くことにする。

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そりゃウケるよね☽

来年のことを話しただけで鬼が笑うんだから来世の話をする私なんてきっと大爆笑されているに違いない。

鬼に笑われようが、これを読んだ人に何言ってんの？と笑われようが、今世に嫌気がさそうがどうだっていい。

だって私はかわいいタルトタタンになるんだから！！！