5ヶ月目のスランプ。
趣味でピアノを弾いたりしていますが、ピアノを練習するときに自分の感情が大きく動くタイミングというものが何度かあります。
そのなかでも特に格別なのが、だいすきな曲の練習をはじめたとき。
それまで聴くだけだったところから、弾く側になるときですね。
楽譜を見ながら実際に自分の手で音を出してみたとき、初めてだいすきな音楽とひとつになれたような感動が体中を走り回るのです。
ある程度弾けるようになってからというのももちろん幸福なものですが、やっぱり初期の頃の気持ちには特別なものがあります。
そんな感じで、未熟なときにしか味わえない美しい気持ち、というものもあるのではないかなと思うんですよね。
瑞々しくて甘い衝撃。みたいな。
少しむりやりこじつけた感ありますが、このnoteとかもそうです。
書く、ということに関して不慣れであるから、自分の思いを目に見える形でここに並べられることに嬉しさを感じて密かにはしゃいでいます。
それでもこの5ヶ月と少しのあいだ毎日のように書いているため、フレッシュさのようなものは消えてなくなってしまったかもしれないけど(そもそもなかったのかもしれない)。
現状の自分が未熟だったり不慣れだから書ける言葉もあれば、成熟したから書ける言葉というものもあって、
同じように、全てを手に入れた人だから書ける言葉もあれば 発展途上だから書けるものもあるし、何も持っていないからこそ書けることもある。
痛みの渦中にいるときだから伝えられることもあるし、苦しみを抜けてはじめて表現できることもある。
どれが正しいとか素晴らしいとかじゃなくて、誰もがみんな今の自分の立ち位置じゃなきゃ生み出せない言葉を綴っているから美しい。
でもやっぱり、はじめての頃の高揚感をおもいだしては少し恋しくなる今日この頃。
不慣れなりにもスランプです。
言葉の湧き出る泉のある秘密の地下室の鍵をなくしちゃったみたいな、そんなかんじ。
もしかしたらこれって平和に暮らせてる証拠なのかもしれないけどね。私の書く原動力って、痛みとかそういった類いのものだから。
でも書きたい。我ながら往生際が悪い。笑
まあいいや、ゆっくりしよう。
今日もこうして文章が書けてうれしいです。
おつきあいありがとうございました。
おしまい。
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noteについてとか、雑感。
雑貨屋さんやってます。あそびにきてきて。
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