はずかしがりやさんの写真館～りょうちゃんとの出会い～

りょうちゃんとの出会いは2023年3月。

私に合いそうだという理由で、
友人が紹介してくれた。

はじめましての印象は、
まじめそうな人。

「りょうちゃんはカメラが好きなんだよ」

友人が教えてくれた事前情報の1つ。

もともとカメラの仕事をしていたので、
共通の話題はありそうだと安心する。

最初の話題として、
カメラは最適だったように思う。

りょうちゃんは、
カメラを購入した際のエピソードや
これまでの活動を教えてくれた。

アロマテラピー専門メーカー
フレーバーライフ社のHPに
写真が使われていることも知った。

自分の好きなものを写真に収めるために
テーブルフォートからはじめたのも興味深い。

そんなりょうちゃんは、
はずかしがりやさんの女性専門の写真館を
始動させたところだ。

『自分を後回しにして頑張ってきた女性に
元気になってもらいたい』

コンセプトに願いが反映されている。

話を聞いていて、
真っ先に浮かんだ疑問があった。

「ヘアメイクはお願いできるの？」

写真館での撮影＝プロのヘアメイクなのである。

プロの手を借りずに
写真を撮ってもらうなんて考えられない。

「基本的には、いつもの感じで撮るかな」

え～！ありえない。

日常を切り取って絵になるのは、
キラキラした選ばれし者だけでは？？

撮影を依頼するつもりもないのに、
勝手に否定的なリアクションをしてしまった。

「いやいや、みんなかわいいのよ」

りょうちゃんは、
すべての女性が持つ「かわいらしさ」について
熱く、熱く語りだした。

自分のことを後回しにしがちな女性だけれど、
どの人にもかわいさは潜んでいる。

着飾る美しさではなく、
にじみ出る美しさ。

でも、いつの日か
自分を見つめ直すことから遠ざかってしまう。

そんな女性たちが見せる魅力を
「かわいい」と表現しているのかもしれない。

忘れてしまった自分を取り戻すきっかけとして、
写真を撮るのだろうか。

あまりに熱いプレゼンに
思わず「変態」の言葉が口から出てしまう。

誤解のないように補足しておくと、
わたしは元来オタク気質だ。

自分の好きなものに対して
異常なまでの熱量で語る心理がわかる。

むしろ、
口調から本物の熱量かがわかるのだ。

「変態」は
好きの純度が高いことを認めて
相手をたたえる言葉なのである。

りょうちゃんは、
「変態」のつぶやきにも動じずに
全女性への愛を語り続けていた。

わたしは、
絶対にかわいく撮る自信がある！！

りょうちゃんが力強く宣言して、
一連の会話は終了。

出会ってすぐ、
ランチするお店を相談する前に
1時間近く語りあってしまった。

文章に登場していないが、
りょうちゃんを紹介してくれた友人は
その場でずっと見守っていてくれた。

「動画に撮っておけばよかった」

数時間後に発せられた言葉から、
異様なテンションだったことが想像できる。

りょうちゃんとの出会いは
かつてないほど衝撃的だった。

そして、
はずかしがりやさんの写真館に
とてつもない興味を覚えたのである。

東京都八王子市
はずかしがりやさんの写真館
フォトサロン　クルール
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