アグリカルチャリテラシーについて 宮古島のきわめて健康コラム
チョコレートミルクと言えば、牛乳にチョコレートのシロップやソースを入れて作るものだ。クックパッドにはそう書いてあったし、別にクックパッドを見なくても、大抵の人に特段、説明はいりません。
ところが先ごろ、米国で行われた、とある調査で、チョコレートミルクは茶色の牛から出てくるものだと思っている成人が全体の7%いたことが分かり、欧米で話題になっているとのこと。
2011年、カリフォルニア州の都心部の高校生の4〜6年生に対して行った調査では、ピクルスがキュウリから出来ていることを知らず、タマネギとレタスが野菜だと知らず、10人中4人はハンバーガーの主原料が牛と知らず、10人中3人はチーズが牛乳から作られていることを知らなかったという結果が出たと説明した。
そして同紙は「少数の米国人がチョコレートミルクは茶色の牛から出てくると思っているという事実について、あまりシリアスになるべきではない」と諭し「むしろわれわれは、(国民に広がる)広範な政治的無知の問題をもっと真剣に受け止めねばならない」と考えたときに食べることをもっと掘り下げて考えて見ました。
アグリカルチャーは英語にすると、agricultureで、農業という意味ですね。
cultureは、「耕す」を意味するラテン語「colere」に由来すると言われています。
culuterの前に付くagriには「土」や「フィールド」という意味があります。
アグリカルチャリテラシーとは
農業(Agriculture)と文化(Culture)を組み合わせた言葉で、農業に関する知識や技術、食品に対する理解を指します。
なぜ大切か
健康な食生活を送るためには、どのようにして作物ができるかを理解する必要があります。
環境にやさしい農業方法や資源の大切さも理解し、持続可能な未来につながります。
アグリカルチャリテラシーの要素
栽培知識: 作物を育てるための基本的な知識。土や水の管理、種まきのタイミングなど。
食品のルーツ: 食べ物がどこでどのように生まれるかを知り、食品の背後にあるストーリーを理解する。
持続可能性: 地球環境にやさしい農業がなぜ重要かを学び、将来の世代のためにも資源を守る意識を持つ。
学ぶ方法
農園訪問: 地元の農園や農家を訪れ、実際の農業現場を見学する。
学校のプロジェクト: 学校でのプロジェクトや園芸活動を通して、基本的な農業スキルを身につける。
食事の準備: 家庭での料理を通して、食材の由来や調理方法を理解する。
アグリカルチャリテラシーのメリット
健康促進: 新鮮な食材やバランスの取れた食事を理解し、健康な生活習慣を築く。
環境への理解: 持続可能な農業の重要性を理解し、地球環境への配慮ができる。
アグリカルチャリテラシーの普及と挑戦
普及の必要性: 農業は日々進化しており、その変化に対応するために多くの人がアグリカルチャリテラシーを身につける必要があります。
挑戦: 都市化や技術進化により、農業に関する知識が減少している現状があります。
親との関わり
共同体の一環として: 家庭での農業体験や料理活動を通じて、親子でアグリカルチャリテラシーを共有することが重要です。
食卓での会話: 食事の際に食材の話題を取り入れ、子供たちに食べ物の重要性を教える。
将来の可能性
農業のキャリア: アグリカルチャリテラシーを持つことで、将来的に農業や環境に関わるキャリアを選択する可能性が広がります。
地域社会の支援: 地域全体でアグリカルチャリテラシーを高めることで、持続可能な地域社会を築く手助けとなります。
アグリカルチャリテラシーは食べ物に関する知識だけでなく、環境や地域社会とも深く関わる大切なスキルです。これらの知識を身につけることで、未来の持続可能な社会を築く一翼を担うことができます。
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