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「確率」と「確立」の違いについて

記事を見ていただきありがとうございます!ネムです!

今回は「確率」と「確立」の違いについて書いていこうと思います。

さっそく質問です、宝くじが当たる「かくりつ」の漢字は確率と確立どちらでしょうか?


正解は「確率」です。


では次の質問です。

ゲームのガチャで激レアアイテムが出る「かくりつ」の漢字は確率と確立どちらが正しいでしょうか?


正解はこちらも「確率」が正しいです。


基本的に「確率」のほうが私たちが普段生活している中で使われることが多いです。

辞書には確率についてこう書いてありました。


かく りつ [0]【確率】〔probability〕一つの事象(出来事)の起こり得る確からしさ(可能性)の度合。また、その数値。数学的には 1 を超えることがなく、負にならない。確からしさ。蓋然率。公算。 「 -が高い」 「降水-一〇パーセント」

出典 三省堂 大辞林 第三版 


つまり、何かが起きる可能性、または何かが当たる可能性のときなどに、「確率」という漢字を使うということですね。


では「確立」という漢字は一体どこで使うのでしょうか?

こちらも辞書で意味を調べてみました。

かく‐りつ【確立】[名](スル)制度・組織・計画・思想などを、しっかりと打ち立てること。また、しっかりと定めること。「信頼関係を確立する」「方針を確立する」

出典 デジタル大辞泉

確立のほうは、何か制度や組織、計画、思想などを定めるときに使うそうです。

「経営理念を確立する」、「職場規律を確立する」など、おそらく「確立」のほうを使う場面って日常生活をしていたらあまりなさそうなイメージですね。逆に指導者や政治関連の仕事、ニュース番組を制作してる方などはよく使うと思います。


よくネット上で、

「ゲームのレアアイテムがドロップする確立が低すぎる」

「このガチャから限定モンスターが出る確立はどのくらいですか?」

上記のようなコメントを見かけます。

おそらくかくりつと変換すると、確立のほうが先に出てしまい、それであまり深く考えずに「確率」を使うべきところを「確立」と書いてしまっているのだと思います。

正直私もこうやって意味を調べるまでは、確率と確立の違いなんてハッキリとわかっていませんでした。

もしかしたら、まだまだ私たちが普段使う漢字でこのような間違いがあるかもしれません。

自分で少しでも疑問に思ったことは調べてみる癖をつけると、案外すんなりと解決するかもしれませんね。

今回は「確率」と「確立」の違いについて書いてみました。

この記事を読んで頂いた方は、もう「確率」と「確立」の違いについて理解できたと思います。

誰かに聞かれたときに、この違いをしっかりと答えられるのは賢くなった証拠です。

私の書く記事が少しでも誰かの役に立てればいいなと思っております。

今日も記事を読んでいただき、ありがとうございました!



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