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2024年5月の記事一覧

コンビニエンスストア

コンビニエンスストア

僕らは年中無休のコンビニエンスストアではないから
休んでしまいたい時だってある
僕らは年中無休のコンビニエンスストアではないから

僕らは年中無休のコンビニエンスストアではないから
寝込んでしまいたい時だってある
僕らは年中無休のコンビニエンスストアではないから

コンビニエンスストアは素敵だけれど
自分がなるのはちょっと大変かな

(2024.5.31)

素敵じゃないか

素敵じゃないか

特別な心境になった時
君と電話したくなる
君の声が聞きたくなる
それって素敵じゃないか

人生はつらいこともたくさん
それでも前を向かなくっちゃ

格別な状況になった時
君と会話したくなる
君の指に触れたくなる
それって素敵じゃないか

人生はやばいこともたくさん
それこそ上を向かなくっちゃ

特別な心境になった時
君と電話したくなる
君の声が聞きたくなる
それって素敵じゃないか

格別な状況にな

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傷跡

傷跡

ねえ その傷跡を見せてよ
君の痛みを知りたいから
少しでも君の心に近づきたいから

ねえ その傷跡を見せてよ
君の祈りを知りたいから
少しでも君の想いに寄り添いたいから

人を呪わば穴二つ
その片方に僕が入ろう

君の中の触れられない領域
そっと撫でたくても
透けていってしまうんだ
見えないもの 信じたいもの
君の瞳を見て話したい

ねえ その両腕を見せてよ
君の怒りを知りたいから
少しでも君の呪

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両想い

両想い

 わたしには両想いの友達がいる。大学の同級生。お互いにお互いの気持ちに気づいている。けれど、気づかないふりをして毎日わいわいと話をしている。

 告白なんてしない。してやるものか。こんなに両想いなんだから、そっちからしてよね!

 わたしには両想いの友達がいる。まだ出会ってからは日が浅い。それでもこれは運命なのだ。そして、人生の最後のピース。

 告白した方がいいのかな。わかんない。こんなに両想い

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to All

to All

散らかった部屋 片付ける度
僕を夢中にさせるアルバムみたいに
君の仕草が声が歌が言葉が
僕の頭の中で繰り返し繰り返し響く

どんな風に進んでもいつかまた出会うんだろう
なら今は少しだけ遠回りもいいのかもね

愛し愛され生まれてきた僕たちは
誰のためでもなく誰かを愛せるから
隠しきれない傷跡も罪も全部
越えてやるんだよ
嘘つきな僕らならきっとできる

曖昧なドア叩く その向こうにいつでも
言葉になら

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真っ黒な心

真っ黒な心

途方に暮れている
夜のしじまに
足掻いても もがいても どうにもならない
ブリキの木こり

何処かへ行こうとして
でも行き方がわからない
不安定なバランスボール
着地もできずに

真っ黒な心 抱えながら
それでも それでも 今日を生きてしまう
世界を踏みつける この性を
塗り潰し 書き換える 術を探している
今日も

何気なく 優しく 声をかけてくれた
君の存在は まるで天使のようで
だけれど 僕

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やさしい惑星

やさしい惑星

僕らは今

惑星で暮らしている

惑星も意思を持っている

惑星と仲良くしたいと思う

やさしさとやさしさの交換

今の僕にはまだ難しいけれど

それでも僕にも意志がある

希望に満ち溢れている

すべてを愛したいと思う

あらゆる気持ちを抱きしめたいと思う

そんな気分

素敵だなって思う

やさしい惑星

やさしい惑星

(2024.5.24)

あなたが生きがい

あなたが生きがい

 わたしが生きる理由はあなた。それしかない。わたしが今すぐに死にたくはないのはあなたがいるから。

 そう、あなたのためにだったら死ねる。おかしいかな? おかしくはないよね。わたしのすべてがあなたで、あなたがわたしの死を望むのならわたしはなんの抵抗もしないだろう。

 この想いがあなたの気を悪くしている時があることはなんとなく感じる。それでも。わたしが生きる理由はあなた。あなたのために生きて死にた

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魂のかたち

魂のかたち

不確かで、でも確かにあるもの。

かつてはすべてがひとつだったもの。

分離したわたしたち。

生命。

宇宙。

いつか帰る場所。

いつも共にあるもの。

矛盾。

優しさ。

怖さ。

誠実さ。

嘘。

本当。

真実。

魂。

わたしたち。

(2024.5.22)

うれしい夜

うれしい夜

光る希望を探してる
いまも いつも
黒い絶望逸らしてる
いまも いつも

目玉焼きにソースをかけよう
ちょっぴり甘くなるように

月が綺麗だね そう呟いてみる
真夜中の3時頃 もう項垂れてる
会いたいよ 会いたいよ 会いたいよ
いまから会えないかな?
会えないね 電話しよう
出てくれた
すごくうれしいこんな夜

ひとり 理想を求めてる
いまも いつも
灯り 孤独を照らしてる
いまも いつも

録画

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多重人格

多重人格

僕は多重人格
今日の僕が誰かはわからない
自分でも驚くくらいだから
あなたのことも驚かせる

僕は多重人格
明日の僕が誰かはわからない
自分でも戸惑うくらいだから
あなたのことも戸惑わせる

心は奇妙に曲がりくねる

多重人格
多重人格
悪気はないんだよ
体質なんだよ
多重人格
多重人格
いつも真剣だよ
本当なんだよ

君は多重人格
昨日の君が誰かはわからない
考え事のゴールが異なる
どうしてなの

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踊る姪っ子

踊る姪っ子

その心に何を想っているのかはわからないけれど
踊る姪っ子

その瞳に何が映っているのかはわからないけれど
踊る姪っ子

楽しそうだな
いいな

その身体に何が宿っているのかはわからないけれど
踊る姪っ子

嬉しそうだな
いいな

僕は僕で君は君で
一緒に生きよう
いろいろなことがあるよ
一緒に踊ろう
この世界を

そのいのちに何を纏っているのかはわからないけれど
踊る姪っ子

生きているんだ
いい

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風のなかで

風のなかで

2人並んだ窓辺から差し込む
午後の陽の光を優しく受けながら

空が覗いた君の瞳が輝いた
あの夏も ただただ忘れてしまう日は

風のなかで思い出して
2人だけの秘密のメロディ
歌うように流れてゆく
愛ならここにあるから

人は透明な哀しみを抱える旅人ね
いつでも 笑顔あふれる今日も

雨の日なら木々の恵み
涙なら君への気持ちで
そばになんていれなくても
いつでも想っているよ

「哀しみは涙に溶けてゆ

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死にたい

死にたい

ああ「死にたい」
そんなこと久々に思った
全部放り投げたい
消えたい
そんなこと

胸のもやもやが晴れない
身体が重い

ああ「死にたい」
そんなこともう思いたくない
だけどやってくるのだ
いつから?
いつからか

嫌ないらいらが抜けない
頭が怠い

人間はなぜこんなことを思う?
もっと溌剌と 健康に
誰かのために生きてみたい
でも無理そう 今のわたし
まどろみの中で溶けたい
心を失くしたい
そん

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