いつかのゴミ箱
すうっと音楽が耳の中で鳴っている。
誰が歌っているのかわからないけれど、その声はふらふらと一定のリズムを刻むことなく進んでいく。
時に止まってしまう。
人間は止まることができる。
地球も海も川も風も空気も、止まることなく動いていく中、私は流されることもできるし、止まることもできる。
なんだか最近止まれないのだ。
一旦考える時間が必要だと分かっているのに、止まることができない。
だめだだめだ。これでは人間でいる意味すら分からなくなってしまう。
みんなはどうだい、最近止まってみた?
日本人は止まることが怖いんだろうね。でも、このまま何も見据えず動いていく方が怖いんだ。
その誇りは既に誰かが作り出して、もう価値すらないのに、そこにすがっている日本に、私は魅力を見いだすことができないでいる。
もちろんいい面もあるからこそ悪い面も見えてくるのだけど。
いつかのゴミ箱を客観視しなければならない時だと思う。
止まろう。完全に止まるのではない、ステイ!ステイしよう。
サポン!で世の中を変えることは難しそうです。しかしやってみる価値にかけてみたいと思います。