英語もろくに話せなかった私が1人旅をする理由
なんで1人で行くの?寂しくない?
海外なんて1人で危なくない?と聞かれます。
今でこそ旅行するには困らない程度の英語を話せますが、1人旅を始めた頃はほとんど出来ませんでした。
そんな私がどうして海外1人旅をするのか、その理由と楽しさを改めて考えてみました。
初めての海外
初めての海外はカナダでした。
仕事を辞め時間に余裕が出来た時、以前から興味があった海外へ行くチャンスは今だ!と思い行動に移しました。
行き先は当時カナダに住んでいた従姉のおねえちゃんの家。1ヶ月間だけ居候させてもらいました。
あまりお金がなく、節約出来るとこはしようと飛行機のチケットは自分で取りました。
英語は全く自信なかったので日本語サイトで一生懸命お得なフライトを探し、購入ボタンを押すまで何度も何度も確認し、超ドキドキしながら購入ボタンを押しました。
決して高くない、むしろ大金がこのクリックにかかっている緊張感。
チケット取る瞬間がいつも1番心臓バクバクします笑
思えば初めての時から1人でした。
1人旅の始まり
それから数年後、お金を貯めて「そうだ海外に行こう!」と思う瞬間がありました。
その時、
→あ、一緒に行く人いない
→なら1人で行くか
→旅行会社に頼るととても割高になる(1人だと追加料金が発生する)
→ならどうする?
→全部自分で手配すればいいじゃない!!
⇒1人旅の完成。
この時から海外は1人で行くのが前提になりました。
1人旅で行ったところ
今まで行ったところは、6カ国です。
カナダ🇨🇦(1ヶ月)
カンボジア🇰🇭(3泊5日)
チェコ🇨🇿(1週間)
イスラエル🇮🇱(10日間)
フィンランド🇫🇮(1週間)
フィリピン🇵🇭(2週間→語学留学)
オーストラリア🇦🇺(半年→語学留学、10ヶ月→ワーホリ)
行き先はその時興味やタイミングによって決めています。
1人であるがゆえの不安と準備
幸い、チケットの取り方は知っていたのであとはホテルや現地での行動をどうするか。
調べに調べました。
1人で行くからこそめちゃくちゃ下調べをする。
観光場所、ホテル、公共機関の乗り方、歴史、治安、現地での生活etc.
危険を作るのも自分、危険を回避する知識をつけるのも自分。
怖くないわけじゃない。
危なくないわけじゃない。
不安は備えで対処する。
これを徹底している。
イスラエルへ行く時は3ヶ月かけて調べました。
1人旅の良いところ
なんといっても自由!
突然の予定変更も思いのまま!
自分の好きな所へ行き、自分の好きなことが出来る!
カンボジアへ行った時は最終日に大雨が降り観光が出来なかったので、急遽エステに変更。
チェコに行った時はカッコイイホテルを見つけ、どうしても泊まってみたかったので1週間で3回ホテルを変えました。
イスラエルではショッピングの時間が足りない気がしたので、あえてショッピングに行く時間を増やしました。
自分の”好き”に合わせてスケジュールを組めるのは、ほんとに気楽です。
そして旅での交流。
同じ1人旅をしてる日本人や他国の人々、はたまた現地の方々だったり。
たまたま出会った人たちと、一期一会の交流。
これがなんとも面白い。
チェコのレストランで1人でご飯を食べていたら、スタッフのお兄さんがどこから来たの?と一緒に座って話し相手になってくれたり(お客さんが来たら仕事に戻ったりしていた笑)。
カンボジアで同じ現地ツアーに参加した、遠距離結婚している年の差夫婦。彼等の結婚生活や価値観は新しくてずっと話していたかった。
フィンランドで出会った若者夫婦と電車の中で意気投合し、都心部の駅まで一緒に行動した。彼らは世界旅行の魅力を楽しそうに話してくれた。
イスラエルで出会ったアメリカ人の青年は、死海で楽しみながらも向こうにあるヨルダンを見ながら世界平和について語ってくれた。
ずっと日本に居ては味わえない体験を、
きっと私は求めてる。
1人旅で必ず行くところ
私が行く場所は、観光名所はもちろんのこと、ショッピングモールやスーパー、そして歴史に関する所です。
1人だからこそ、自分のポリシーに沿った旅が作れます。
①ショッピングモールやスーパー
ショッピングモールやスーパーは、現地の人がどんな生活をしているのかがよくわかります。
食べ物も服も、日本ではお目にかかれないような掘り出し物が見つかることもあるので楽しい。
お土産ショップよりも安いし、人と被ることがないのでオススメです。
チェコのスーパーでお菓子を見ていた時、突然隣で現地日本人よる、日本人にオススメなお土産プレゼン!をしてる場面に遭遇しました。
ここぞとばかりに私も参加し、お陰様で良いお土産を選ぶことが出来ました。あの時のお兄さんありがとう。
ファッションモールでは日本ではあまりお目にかかれない洋服にも出会えます。
ファッションは現地の文化を知る一つです。
②歴史に関する場所
歴史に関する所は主に戦争に関わる所が多いです。必ず1つは行くことにしています。
自分は戦争を知らない世代、日本には兵役もないので実感があまり沸きません。
でも知らないといけない過去です。
その過去の上に私たちがいるのだから。
また、世界情勢の背景に疎いので何が正しくて、何がメディア操作なのか、判断が難しい。
知らないことが多いと、どんどん興味が薄くなる。
無関心になる。
それが怖いと思いました。
でも行くことが決まれば必ず調べるので、今まで知らなかったことがわかる。
もちろんにわか知識にしか過ぎないのかもしれないけれど、それでも知らないよりはマシだと思います。
一生懸命調べたから、帰国してからもその国のことが話題になれば必ず興味が沸きます。
しかも自分の目で見て肌で感じて来たからこそ。その積み重ねが大事なんだと思います。
※全て人骨です。チェコのクトナー・ホラにある納骨堂。
教会の中に約4万人分の人骨が飾られています。
この写真はほんの一部。
人骨で出来たシャンデリアもありました。
1人旅をすることで、人の優しさに触れる
私は超が付くほどの方向音痴なので、どこに行っても必ず迷います。
どんだけ下調べしても意味ないくらいに迷います。
もはや地図を持ち歩く意味あんのかよ!ってくらい迷います。
そして人に聞く。
みんな優しいんですよね。
フランス語で色々話しかけてくれるおばあちゃん。
スペイン語で一生懸命伝えてくれようとしてくれたマダム。
僕も行き方わからないから聞いてきてあげるよ!と色んな人に声をかけて調べてくれたジョギング中の好青年。
今まで出会った人はたくさん。
英語が出来なくてもいいんです。
旅はパッション。
言葉がわからない、自分がどこにいるのかさえもわからない、そんな心細い時に触れる優しさは、余計に心に刺さるし印象にも残ります。
たとえそれがフランス語やスペイン語、他の言葉で全然理解が出来なかったとしても。
だから今度は自分が人に優しくなろうと思える。
優しさは人に伝わり、またその繋がりで優しさがどんどん伝達されたら嬉しいなって思います。
おわりに
ただ楽しいだけの旅行も良いけれど、トラブルを乗り越えたり人の優しさと触れ合ったり、いろんなことを経験して自分を成長させる旅にはとても価値があると思います。
だから私は1人旅が好きなのです。
コロナが収束したら、また色んな国へ行き色んな経験をしたいです。
さぁ、次はどこへ行こうか。
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