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重忠春秋ー畠山重忠終焉の地に住む

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歴史は出会い。2022年6月、万騎が原の畠山重忠遺烈碑近くにある商店街アーケードで重忠壁芝居をやりました。大河ドラマ鎌倉殿の13人の紀行に登場したあたりです。秋バージョンはケアプ…
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#二俣川合戦

2023重忠イベント後記ー謎の二人三脚

2023重忠イベント後記ー謎の二人三脚

二俣川の6月といえば、鎌倉時代に武蔵武士畠山重忠が二俣川合戦で讒死した月。今年の6月重忠イベントは一週間に二回も重忠公壁芝居を展示する(要するに設営→撤収→場所を移動して設営)という想定外のアクロバティックな展開にみまわれた。一回目は地元も地元万騎が原、二回目はお隣の鶴ヶ峰。

ローカルすぎて余計な話だが、相鉄線でいうと、一回目の会場は二俣川駅から徒歩10分くらい、二度目は隣の鶴ヶ峰駅の駅ビルであ

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あそこに遺烈碑あるでしょ?と指差すと、重忠?ああ?あそこのお墓ねっと返される。ずっと前からあそこになにかあると気づいている。それで十分。わたしも幼いころからそうだった。明治25年10月に建立されて130年。少しサビが出てるけど土台からなにからしっかりビクともせずに建っている🐴

万騎が原 郷土史を学ぶ会の初回がありました。

万騎が原 郷土史を学ぶ会の初回がありました。

畠山重忠壁芝居をつくったのが縁で、地元本宿の方が界隈の郷土史を綴った本があると知りました。昭和63年発行の私家版。

冒頭、著者の福井光治さんは、「こよなく愛する本宿、そして二俣川の古い姿を知ってる限り書いた」といいます。開発の波で失われゆく本宿・二俣川の昔の面影を残しておきたい。当時80歳を過ぎた福井さんの思いが詰まっています。頁をめくるうちに、1人で読むには勿体ないと郷土史を学ぶ会を企画。その

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秋の重忠壁芝居ーちょっと立ち話 9月12日

秋の重忠壁芝居ーちょっと立ち話 9月12日

勢い込んで秋の壁芝居の準備はじめまーすと言ったものの進展なし。ずっと忘れていたガン定期検診の結果を聞きにお医者さんへ。母は散歩がてら一緒に。

陰性です大丈夫!と若い先生に太鼓判を押されて帰り道、商店街の店先で植木に水をやっていたおばさんにこんにちはといったのをきっかけにしばらく立ち話しました。

お店の方は、たぶん母と古い顔見知り。わたしも小さい頃はよくこちらのお店に来ていました。おばさんはちい

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畠山重忠の二俣川合戦を詠むー歌絵巻「夏野の露」

畠山重忠の二俣川合戦を詠むー歌絵巻「夏野の露」

■「鎌倉殿の13人」の俳優さん来訪!
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で若手の人気俳優中川大志さんが静動に魅力あふれる畠山重忠を演じているおかげで、二俣川合戦の地元民は、ドキドキワクワクの一年を過ごしています。駕籠塚に祀られる重忠の妻菊の前のお父様と伝わる足立遠元役の俳優大野泰広さんは鶴ヶ峰の史跡を訪ねてくださいました。800年の昔この地で繰り広げられた壮絶な合戦を思い、いやが上にも縁とゆかりを感じま

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雨が降り出すまえに今日こそはとシドメの大木探しに出かけました 目的地の切割神社⛩に到着 この辺の草むらにあるはずなんですが、伸び放題の夏草に阻まれてあえなく退散 

一部始終を主みたいな猫ちゃんに見られてました⭐︎

まちの人からシドメの大木があると聞いたので、夕涼みがてら二俣川古道を行ってみたら見事に迷子になったあげく、二俣川駅に出てしまいました 知らずに駅への近道を歩いたらしい 

今日は夕方から雨雲土砂降り 地元に眠る歴史は相当長い あちこち残るシドメ探しゆっくりやります⭐︎

大雨に打たれて花がつぶれたシドメ 雨で花びらが落ちきらなかったのは勁さでしょうか 鎌倉時代からこのあたりの野原に自生するというシドメをみているとひとりの人生の短さ自分のちっぽけさ加減がよくわかります

シドメシドメといううちに思いがけないシドメつながりができつつあるようです⭐︎

真夏のシドメ(草木瓜) また新しく花と蕾をつけています 今年は大河ドラマのおかげで重忠イヤーなのでがんばって咲いているのか、いつもこんなだったかよくわからない 花に聞いてみても知らんぷり( ; ; )

でも身贔屓ながらこの花はいつ咲いてもハッとさせられ、可憐で素敵です⭐︎

しかしかの人は今はいない。今度の先陣は誰に任せたらよいのだろうか 「慈光寺本承久記」より承久の乱のときの北条義時のことば

さびしい義時、二俣川合戦から817年を経て二俣川村のまちは、子どももお母さんもお年寄りもさびしい 今日は春のお彼岸、まちもにぎわいました⭐︎

畠山重忠公 重忠伝小冊子とゆかりの地マップ

畠山重忠公 重忠伝小冊子とゆかりの地マップ

またまた畠山重忠の話です 右は没後800年に二俣川合戦の地元横浜市旭区でつくられた重忠公の小冊子です 左は今年の鎌倉大河に合わせてつくられた重忠公ゆかりの地マップです

小冊子は、1164年氏王丸(重忠公の幼名)の誕生からはじまり、1205年に二俣川の合戦で42歳の生涯を閉じるまでの物語が描かれています 挿し絵がたくさん入っていて紙芝居みたい

小冊子の表紙はなかなか渋い味わいで、重忠公が陣を敷い

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