ふとしたときに中学生、高校生だった頃の嫌だったこと、後悔していること、何気なく言われた言葉、言った言葉を思い出してしまう。 もう20代後半にもなっていつまで過去にすがっているんだと笑われてしまうが、あるときに思った。 思い出との距離が近いということに。 20代からの記憶が薄いというか、漠然としているというか。最近の出来事に対する記憶の密度が低いことに気づいた。 記憶の密度が低いということはその分だけ強烈に覚えている昔の記憶への道筋が開けていることなのだろう。だ
知らない人、親しくない人と話し終わった後、手を見ると震えている。 緊張しているんだと思う。意識が自己の振る舞いに向いていると思う。気持ちが上擦っている。 話している最中も頭の中はぐちゃぐちゃになっている感覚がある。人の話していることは理解できていると思うが、自分の話していることの整合性は我ながら取れていないと思う。一度、そう認識してしまうと余計訳が分からなくなる。話終わったあとに話したかったこと、ああ言えば良かったことが分かる。 正解はいつも後からやってくる。 文書の
昨日、今日と春並みの気温だった。毎年春になると胸がざわつく。このざわつきを言葉にすると、卒業式が終わった後のような感じ。別れを感じ取った時の心の動き。 低気圧で体に不調が起こるのだが、頭痛ではなく精神にくるタイプである。この精神の不調の感覚と春のざわめきはとても似ている。 春一番は憂鬱と共にやってくる。
オートポイエーシス、なめらかなで複雑なこと 禅と仏教、縁起の中で存在するということ 隔たりの青、迷いながら歩いていくこと
平日は次の休みはあれこれしようと思うけど、休日になった途端にゴロゴロと無気力に過ごしてしまう恐らく大半の人が陥ってしまう現象。これに名前は付いているのか? 正体を掴みたい。
朝、出勤時に駅のホームで座り込んでいる女学生がいた。おそらく貧血なのだろう。大丈夫かと声を掛けようかと思ったが駅員が対応していたので静観していた。駅員が去った後も僕は気にかけていたが、通りすがりの女性が声を掛けていたので大丈夫だろうと思っていた。電車に乗ったとき、女の子が倒れ込み足がこちら側に向いていた。着ていたコートを女の子に掛けてあげたいと思ったときには扉は閉まっていた。あの時の後悔がずっと心に残っている。こんな時どうしたらいいか分からない。けれども次は温かい飲み物を渡し
散歩を通すことで、街との距離感が縮まる。 地図も見ずに歩くことで自己の輪郭と街の境界線を繋げるイメージ。 彷徨うことでしか繋がらない領域が確かにあるかもしれない。
今日は初めて1から麻婆豆腐を作った。とても美味しくできて嬉しかった。次は山椒を入れてみたい。
数年寝かせていたnoteの起動祝いです
踏み潰された蝉の幼虫の光景が頭から離れない。 確か10歳ぐらいの頃だ。夕方、地元の公園で夏祭りをやっていた。そこで友人と遊んだり出店で買った焼き鳥を頬張っていた。 休憩しようと人の少ないブランコに腰をかけていた。ふと足元に目をやると蝉の幼虫が羽化をする場所を探すためにのそのそと歩いていた。生きている蝉の幼虫を見るのは初めてだったためその様子を食い入るように見ていた。 その時、鬼ごっこをしていた子供が蝉の上を駆け抜けていった。私は咄嗟の出来事にあっという声しか出な
昨日、心臓から伸びる痺れのような気怠さを感じた。それを感じる時は気持ちが参っているサインだと経験から分かっていた。 だから今日は会社を休むことにした。まだ有給は支給されていないから一万円を払って休むことになる。 午前中、もそもそと起き上がり、ゾンビランドサガを見た。たえちゃん回だったが、初めてのおつかいのような調子だったので気軽に楽しめた。ゾンビランドサガは面白い。一期から3年待った甲斐があった。 その後、作曲に手を付けたがアイデアが全く思い浮かばない。恐らく順序が
2021/04/20 鯨骨生物群集。 鯨の死骸を基に形成される深海の生物群。分解される過程は腐肉食期、骨侵食期、化学合成期、懸濁物食期の4つに分けられる。 各過程で現れる生物は変化し、餌となり住処となる。 人間の死体が朽ちる過程を記した九相図と似ている。 深海の生物から見て、鯨の死骸は天上からの供物のように見えているのだろうか。鯨が神の遣いのように見える。 自然の循環は何故これほどまでに美しいのか。 生まれ、死に、肉となり骨となり循環する。 人は死んでも自然の循環には入り込
新居に越して早2日、とりあえず暮らす分の用意は整い、快適に過ごせるようになった。 本当は今日からインターネットが開通してWiFiわっしょいの予定だったのだが、肝心の光コンセント(分からない人はググってね)が無いことが発覚し、水泡に帰してしまった。 面倒なことが次々と降ってきて嫌になってしまう。引っ越しをする人はみんなこんな面倒くさいことをしていたのかと思うと頭が上がらない。洗濯物って面倒くさいですね。 WiFiを使えない生活を余儀なくされてからどれだけ自分がWiFiにおん
帰り道、寂れた中古車センターに目を向けると、古いアニメに出てくるような車がたくさん置いてあった。そのほとんどが錆びていたり、走れるようにするのに一苦労しそうな物ばかりだった。その中で、フォルクスワーゲンのエンブレムが目立つ古いバスのような形をした車に目がいった。 それをみた両親の会話にワーゲンという単語が出てきたため、検査ワードに『ワーゲン』と入れてみた。すると、候補に『ワーゲンバス』が出てきたので開いてみると先程見たあの車が出てきた。どうやらその愛らしいフォルムから根強
柿の収穫を手伝うため、今日から和歌山へ行くことになった。9時前に家を出たが高速道路に乗るまでの道がとても混んでいて2時間以上も掛かってしまった。連休恐るべし。おかげで両親がピリついていて嫌だった。 お昼ご飯に静岡おでんを食べた。黒はんぺんと白い四角の練り物、大根、卵焼きを選んだ。練り物も美味しかったがそれ以上に卵焼きが美味しく、これからのおでんスタメンに卵焼きが食い込んでくるなと思った。 晩ご飯に神座で煮卵ねぎラーメンを食べた。相変わらず美味しかった。心なしか野菜の量が
夜、黒子さんたちと飲むために品川へ向かう途中、上大岡の京急線のホームで白杖をついた50代ぐらいの男性から声を掛けられた。『次に来る電車は何分着でどこ行きか』という内容だったので簡単に答えることができた。その後その男性から話を振られたので軽く話をした。 声をかけられた時から思ったのだがこちらの位置や顔の位置を正確に把握していることに驚いた。完全な盲目ではなく弱視の可能性はあるが、それでも音などの情報を頼りに位置を把握していたのだろう、人間の能力には毎度驚かされる。 会社員時