2020/09/18

 夜、黒子さんたちと飲むために品川へ向かう途中、上大岡の京急線のホームで白杖をついた50代ぐらいの男性から声を掛けられた。『次に来る電車は何分着でどこ行きか』という内容だったので簡単に答えることができた。その後その男性から話を振られたので軽く話をした。
声をかけられた時から思ったのだがこちらの位置や顔の位置を正確に把握していることに驚いた。完全な盲目ではなく弱視の可能性はあるが、それでも音などの情報を頼りに位置を把握していたのだろう、人間の能力には毎度驚かされる。
 会社員時代、朝の池袋駅を歩いているときに白杖を持った人と通行人がぶつかり、その人は謝らず手助けもせず立ち去るという場面に遭遇したことがある。それを見て悲しい気持ちになると共にその場で何も出来なかった自分にモヤモヤしていたため、今回の件を通じて人に優しく出来たことは嬉しい。

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