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【エッセイ・日記】また会ったときに恥ずかしいからね。

こんにちは。長尾です。

自分のことを信じていません。
なにかをできない自分に腹が立つ。

腹が立つ自分に腹が立つ。
だからだいたい自分に対していらいらしている。

自分のことを知っているだけえらいよ
と友人は言ってくれる。でも、飽きっぽくて忘れっぽくて、めんどくさがり屋で……。自分の好きなものに関してだけとことん語りたがる自分のことを知っているから、何なんだろうと思っていた。

人に会うのが恥ずかしい。
忘れていたら恥ずかしい。

そんなときにわたしがどうしたかというと、習慣にしてしまうことでした。
自分のことを信じていないしとりあえず前のことは覚えていないので、すべて別の物に記録しています。

手当たり次第に記録しています。
自分の頭を信じていないから。自分に腹が立つから。

自分に腹が立つからって、自分のことは攻撃できてもほかのひとに攻撃できない。そうやっていろいろな人間関係に支障をきたしてしまったこともありました。

記憶力がないので、日記をつけています。
不勉強なので、時間割をつけています。
自動で毎週この時間に何をするって気をつけられる時間割は、小さなころから好きだった。
そんな自分の理解者は自分と家族しかいなかった。

初めて人に接する際、長尾さんは詩人だから、アーティスト肌だから、職人だからと言い訳をしてもらえることはすごく重要だった。
その方が楽だったから。
それでも、なんとなく自分がひとりきりのような気もした。
だからこそ、詩を書いた。
自分の持っていることばはどうやら日本語と言えないらしい。
でも、日本文学は学んできたつもりだ。学歴というデータにも出てしまっている。

エクセルが使える。書類を作れる。
でもコミュニケーションが苦手。
だからこそ。
だからこそ、舞台に立つこと、人前に立つことを選びました。
自分の欠点は自分がよく知っている。

陽が昇る前に起きて夜になったら眠る。
ただそれだけの繰り返しなのだけど、面白いか面白くないかでいったら面白い。

今が一番楽しい、は気分のムラによって変わるけど、面白いか面白くないかのわたしの唯一の判断基準で言うと

めちゃくちゃ面白い。
今が一番面白い。

次に会ったときに恥ずかしいから、アイデアを出し続けるんだ。

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