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吉田篤弘『ソラシド』を読んで

コーヒーとレコードとノート。ううん、たまらなくいい組み合わせですね。

おれがノートに記録していたコーヒーの記憶・レコードの記憶・本の記憶から呼び起こされるバンド「ソラシド」。もう一回過去をたどろうとするおれは、ソラシドを追いながら音楽の楽しさにもう一度目覚めていく。

コーヒーの記憶をノートに記してある設定から素晴らしいのですが、音楽と嗅覚は密接に記憶に残るなあと個人的にも思います。

私もコーヒーを飲むと、淹れるのがうまい夫のことを考えますし、ノートの記憶に書かれていないにしろ、「いつかもこんな天気の中で夫とこんなコーヒーを飲んだな、喫茶店でも飲んだな」から「またこの人とコーヒーが飲めますように」なんて思いに変わってきます。

音楽もほんとうにだいじ。

私は制作するときは無音なのですが、少し気分転換などしたいときはメディテーションの音楽をかけたり、J-POPを聞いたりします。森山直太朗さんが多いかも(笑)

ただ、1か月に1度くらいはレコードのラジオを聞くことがあります。そのラジオの音楽がレコード専門なんですね。

音楽の記憶はあればあるほど人間深みが増してくると思います。また今日は何を聞こうかな。

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