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ライマン・フランク・ボウム 江國香織訳『オズの魔法使い』を読んで
翻訳って、不思議です。
例えば違う言語を日本語に置き換えるとして、日本語になったときにいわゆる「日本語話者にいそうなキャラクター」になったりすることがあって。
私は中学生の時の英語訳ノートで、意訳しすぎて先生たちからたしなめられた記憶があります。
のちのち、それが村岡花子もそうだったことに気がつき、ちょっとほっとしました。
江國さんの訳で一番よかったなと思えるのは、「かかし」の言葉遣いです。
江國さんの作品によく登場する青年そっくりでした。きゅんきゅんきました。
オズの魔法使いはとても魅力的なキャラクターばかり登場するのですが、それを華麗に江國香織ワールドへ持っていけるのがすごいなあと思います。
翻訳者によって変わる児童文学、これからも読んでみたいなあ。
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