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【読書記録】何より勉強が好きだった・今週の振り返り

こんにちは。長尾早苗です。

趣味は勉強です!
昔からそうでした。小学生の時から通信教育の締め切りを守ることが大好きだったので、どのくらい自分が何かを得てきたのか・少ない時間と授業代でどれだけの成果があったのかを測れるテストは大好きだった。

そんなわけで今週の振り返りです。


*今週読んだ本

茨木のり子『詩のこころを読む』岩波ジュニア新書

茨木のり子が選ぶ「好きな詩」は、誕生から別れまでの時を経て、恋も生きるじたばたも峠もすべてを描き出していると思っています。岸田衿子さんや石垣りんさんとの交流、永瀬清子の仕事。今を生きるとはどういうことなのか。 しゃんとしないと。

岡百合子『中・高校生のための朝鮮・韓国の歴史』平凡社

ハングルがなぜ作られるようになったのか。それは、貧しい人々のすべてに知識を与えるためでした。ハングルはしかし、すぐれた詩人を生み出しましたが、貧しさは変わらずに……。民と争いの歴史の中で、人々はどうやって生きたのか。

塩野七生『ギリシア人の物語Ⅰ 民主政のはじまり』新潮社

ギリシアの人々はたたかいを好んだと最初に触れられています。スパルタとアテナイの人々を形作った貴公子たちの理想と法律。 アテナイの人々は考えることが趣味とスパルタの人々が思っていたこと。 大切なのは量より活用であること。

アレクサンドル・コイレ 川田殖『プラトン』みすず書房

徳とはなんであるのか。知識とはなんであるのか。それはロゴスからすべてが成り立っているわけではないことがわかりました。ロゴスは言論と訳することもできますが、言論以外のことばであらわされない特質もあります。

峯澤典子他共著『hiver』

詩の音楽性について考えたい時手に取る詩誌です。その時々で自分の心に残る詩は違う。どの詩がどう自分をとらえたのかを自分で気がつくこと、考えることが非常に大切なことだと思いました。

林やは『羊のにおい』

どこまでも繊細で、ワイルド。歯止めが効かない自分に名指したい。その時選んだ「人ではないもの」が「羊のにおい」だったんじゃないかと思う。表題作「羊のにおい」や詩編から、自分が恋し、産むことへの恐れと憂い、しかし尊敬の念も感じた。

林やは『恍惚Vol.3』

こそあどが指すものをうまく説明できない。そういった意味で「それ」という詩は素晴らしいと思った。生きているとか、生きているとか、今はどうにも自分と関係のないこと。しかし「それ」について関係があって近しいもののように言わなければならないこと。

林やは『物語』

生誕すること、子孫を増やすこと、絶滅すること。どれも考えてみれば考えてみるだけ恐ろしいことのように思える。それをしている「わたし」という存在へのおののき。

塩野七生『ギリシア人の物語Ⅱ 民主政の成熟と崩壊』新潮社

ソクラテスが与えた知恵とはなんだったのだろうかと考える。若き美しい政治家への話術、彼自身が考えるために必要だったこと。パクスとは何だったのか。陶片追放の暗黒から振り返るギリシアの歴史。

*知らないと恥ずかしいを知ったこと

きっかけは大学の先生とのメールでした。
詩人にとっての基礎知識は美術史・哲学・思想史・文学史・世界史・神学・心理学・音楽など多岐にわたります。

今平日は毎日ラジオで6:45から15分英語の文法・会話術を学習していますが、英語だけじゃなくギリシャ語・ラテン語も必要でした。

詩を書く上で何も勉強しないで感覚だけで書くこともできるけど、西脇順三郎とエリオットは現代詩の中で避けては通れない基礎知識でもあるんです。

酔っていてもユーモアの中にギリシャ語を混ぜることくらいしないと、大学で教えている詩人たちと対等に話ができないということを知りました。

すごく恥ずかしかった。

自分が出産するまでの時間がすごく長くて、そのうちに何もしないのは本当に嫌だった。だったら勉強をしたかったし、仕事をしたい。

「彼ら」と対等に話し合いたかったんです。

*「見える化」の醍醐味

集中すれば1分に2ページ読める。
そのことを知ってから、1時間に120ページの分量でメモし、記録をつけて読書する記録仕事術を始めました。

もともと定期テストが大好きだったので、入院してから治療中の期間を取り戻すように勉強していました。

大事なのは冊数でもない。何をどれだけ学んで何を選択したかです。

*無料で学ぶ

学生はお金がない。

だからこそ知識をつけないといけません。
どこにお金をかけてどう学ぶかが必要になってきます。
だからこそわたしはウェビナーでオンラインで学ぶことを選びました。
今の時代だったら交通費もいらないで、大学の授業にもぐることができます。受験料もない。
かつて行きたかったのは国立大学の大学院で博士号をとることだったのですが、そのころの勉強料だとわたしにはかなわなかった。
やりたいこと・やり残したことばかりがあった20代。
今だったら取り返せるかもしれない。

わたしが最終的にやりたいのは哲学です。

自分の詩をもっと豊かにしたい。
そう思ったら、人間脳科学を学んで「心はなぜ発生するのか」を学ぶことは基礎知識のように思いました。

詩人の友人、かつて一緒に論文を書いた同期、学ぶ女性のすべて、先生たちのすべてに感謝したいと思っています。

昨日は食洗器に食器用洗剤を入れてどう壊れないようにするかを学んだハプニングもありましたが(笑)
そんなときの対処法も学ぶことができました。

ありがとう勉強!

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