災害対策は頑張らない。

1月1日、富山は震度5強を記録しました。
棚の食器は落ち、大事な植木鉢やお酒の瓶は割れ(´;ω;`)ウッ…
家こそ倒壊はしなかったので良かったのですが、結構な被害を受けました。

会社の事務所なんかもメチャクチャになっていたので、これで震度7以上ってどうなるんだろ…って考えると本当に怖いですよね。

何日かして、ホームセンターに買い物に行ったのですが、ホームセンターは天井が壊れたり照明が壊れて結構な被害を受けていました。
そして、正面にポリタンクや災害対応グッズが山積みになっていて、みんなポリタンクやガスコンロを買っている状態でした。


自分は、山形に居たことがあって311を経験しているんですが、その時も同じような震度でお店も似たような状態でした。
あの時は、市内全域が停電してたのでより混乱はしていたように思います。

こういう時になってみんな慌ててこういうモノをこぞって買うのはお約束。


でも、自分の場合は普段からそういったものを備蓄する癖がついているので、特に焦って買うことはありません。

でも、災害が起きた時に何が必要か、って意外と災害が起きてそういう生活しないと案外分からないんですよね…。


タイトルにある「災害対策は頑張らない」というのは、むしろ災害が起きても変わりにくい生活スタイルを趣味として取り入れるという自分なりの考えがあります。

例えば、便利な家電製品に頼りきらないとかですかね。

普段から使っているのは、羽釜、独立型の石油ストーブ、ウォータージャグ、ろうそく、オイルランプなど。

お米などは結構長期保存ができますが、炊飯器しか使っていないと炊けませんよね。だけど、自分の場合は趣味で羽釜を使って食べています。
一人分の小さい羽釜(サイズ色々あり)があって、旅館の鍋とかに使う固形燃料一個で炊ける羽釜があるのですが、あれだと固形燃料一個で一人分のご飯が炊けちゃうのです。(かなり経済的)
羽釜で食べると洗い物も少なくて済むし、なんだか非日常感があって食事も楽しいので一石二鳥です。

独立型灯油ストーブは、燃料の入れ替えの手間はありますが静音性とじわ~っとした温かさが優れている点と、上にヤカンを置いて湿度調節できる点が好きで使っています。
外部排気じゃないので、結露はしますけどね…。
ファンヒーター系だと目が乾燥しすぎて個人的にはダメなので、普段から好んで使っています。(灯油はポリにストックして、灯油タンクもあわせてかなりの備蓄があります。)

ウォータージャグは、水道水の味が嫌でおいしい地下水を定期的に汲んでジャグに貯めて使っています。イタリア製のやつですが、見た目的にもオシャレなので氣にいっています。
井戸を掘れるのが一番いいんですが、金銭的な理由でまだ手を付けていません。(´;ω;`)ウッ…
※その場合はくみ上げに電源が必要なので発電機も必要ですが。
一応、ポリ容器なんかもいくつもあるのでシャワー以外なら水に困ることも少ないです。

ろうそく、オイルランプは部屋にいくつかあるだけで癒しの演出になるので、結構いろいろ持っています。ステンドグラス風のキャンドルホルダーに入れると、かなり綺麗で雰囲氣いいのでおススメです。

あと、ちょっと使うのは注意が必要ですが、オイルランプ
オイルランプも種類は色々あって、灯油入れるやつとか、特殊なオイルを入れるキャンプ用品とか色々ですが、皿とか容器に麻紐を組み合わせて使うランプだとサラダ油やオリーブオイルも代用出来ちゃいます。
急須を使えばアラジンのランプ風にもなりますね。
(ただ、これは結構匂いやススが氣になっちゃうので、木炭と同様緊急時以外は部屋の中で使いたくない…)

ちなみに、カセットガスコンロ、灯油コンロなんかもありますし、各種炭もあるので電気が使えなくても、当分は何とかなるかな…という感じです。

割とこういう小道具が好きで色々集めてストックもあるんですが、災害の為!みたいな仰々しい感じは全くなく、楽しみながら生活に取り入れているので頑張ってる感じはありません。
なので辛くもありません。
むしろ楽しい。(ฅ>ω<ฅ)✨

トイレは簡易トイレも持っていますが、タンクレストイレの場合はタンク付きトイレと違って水の流し方がちょっと違う部分があるのでそれぞれで確認だけしといたほうがいいと思います。


311の時は、唯一水道だけが使える状態だったのですが、タンク型トイレだったので用は足せたのが助かりました。

ちなみに、風呂はプロパンガスでしたが、電気と連動型なので使えず…。
暖房もこの時は石油ストーブを持っていなかったので、非常に寒かったのを覚えています。

あと、トイレットペーパーなんかは、例え1000ロールあったとしても一生かければ余裕で使い切れる量で、保存もきくと考えれば、こういうたぐいのものは普段から大量ストックしといたほうが買い物の手間も省けるのでお得です。

電池や懐中電灯、ラジオ、ワンセグTVなんかもあると良いですね。
ちなみに、ワンセグは災害用としては受信しやすく電池使用量も少ないので適しています。
311の時は、スマホを持ってなかったのでガラケーのワンセグで置かれている状況を把握できた感じです。


利便性が上がった生活って、何か一つ事が起きれば何もできないものが多いなってよく思います。オール電化住宅なんか特にそうですよね。

うちの祖父母世代って、結構自宅で何でもやる農家(例えば鶏を飼ってたり、自家製味噌や醤油があったり、薪があったり)が珍しくなかったです。
あの頃のような半自給自足的な生活って、結構人の生活としては理想的だったんじゃないかなと思うことがあります。
大変といえば大変な面もあるんですけどね…。
でも逆に、その部分を楽しみたいなと思う自分もいます。

薪ストーブを、薪割りから乾燥まで全部自分でやる人のような感じでしょうか。キャンプ趣味も近いところがあるのかも。

逆に、最近たまにいる極端なミニマリストで、部屋の中にあるのがPCとスマホだけっていう人を見たことありますが、こういう生活だけはしたくないですね…。

決して、便利な現代の利器を否定するつもりはありません。
便利なものも、やはり意外とデメリットもあるので、アナログな生活スタイルも所々取り入れて、両者を補完し合うような生活って理想的だなと思います。
ろうそくの火なんかは見ていて癒されますし、そういうのは非効率でもいいじゃないのかなと思います。


あと、庭があれば食べられる実をつける木を植えるとかもアリですね。ベランダでやる家庭菜園でもいいけど。
うちの庭には柿の木や山椒の木が植えてあります。最近はクルミなんかも植えました。
あと、クロモジという香りのする木なども植えているんですが、剪定ついでこの枝を削って楊枝を作ったりしてます。(高級楊枝の原料)
市販品は香りが無くなっているものも多いですが、削りたてだと品のいい素敵な香りを楽しむことができます。
こういう自分が使う物を作り育てて加工する過程は、結構楽しいです。

自分は、何でもかんでも自給自足にこだわるようなタイプではないんですが、趣味として取り入れつつ、今の生活を豊かにしたくてやっている感じです。

実際に、自分で作る工程を経験すると、いかに今の生活がそういったものから隔絶されているかがわかるような氣がします。
野菜なんか、自分で葉物野菜を作ろうと思ったら本当に手間がかかるのがわかります。そんなものを、スーパーで当たり前のように買えるのに、ちょと高いからとか、ちょっと形が悪いからと、文句ばかり言う今までの自分が恥ずかしく思えます。

工程を知らずに、そういう野菜を求めてばかりだとどういう野菜が主流になるのか少し想像してみて欲しい。
なるべく手間をかけず、農薬を多く使うことに繋がりはしないだろうかと。

少し話がずれましたが、そんなことを感じられるようになるのも自分でやってみて初めて分かるというか…。手間がかかるのも、悪いことばかりじゃないなと思います。
結果的に自分の身を守る。自分自身が成長する。

災害対策!って思って意気込むと、結構疲れます。

ダイエットも同じ。
ダイエットするぞ!ってやると続かないし、一度成功してもすぐリバウンドしちゃう…
(´;ω;`)ウッ…(何かあったらしい)

それよりは、楽しんで体を動かせる趣味を見つけた方が、楽しんでいるうちにいつの間にかダイエットになってた、という方が続けられる氣がします。

大事なのは続けること、日常生活に楽しく取り込めること。
どうせやるなら、楽しく!です。
(ฅ>ω<ฅ)✨

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