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”ゲーム”だからね!

ぼくもつくづくゲーム好きやなぁ・・・

と思います。気になったゲームは
とりあえず遊ばないと気が済まない。

購入したらすぐに遊び始めるわけです。
期待と期待と期待を織り交ぜながら。

中には予想以上に面白く、
スキマがあればイソイソ遊んで
ひとりこっそりゲームを楽しんでいます。

で。

やっぱり逆もあるわけでして。


これ・・・期待してたんとちゃうなぁと。

ゲームは個人の価値観に左右される
趣味趣向が強くあらわれるので
どういうところがよくて、どういうところが悪い」という優劣はほぼ意味がないと、
ぼくは思っています。

なので、
今回はまったく意味がないことを書きます。

なぜか書いた方がいいのかな?と感じたので
秋のイタズラだと思ってください。

このゲームは”アクションRPG”で
突然日常を奪われ、異世界に飛ばされます。
ふむふむ・・・。出だしとしてはいい感じ。

辺りを見渡してみますと、魂のようなものがフワフワと漂っています。


気になりますよね。


ひとつひとつに声をかけて、お話を伺います。
どうやらみなさんも「なぜここにいるのかわからない」といった具合。

先に進むと主人公の”立ち位置”もわかってくる。

だんだんとこの世界が”異世界”であることがなんとなく伝わってきます。


でもね。”1回”でいいかな。


世界観や状況説明がよりゲームの世界へと
誘うことは疑いがありません。

いきなり放り出されて「マモノと戦え」と言われても、ゲームを遊ぶ側からすれば

”動機”もほしいですし、
主人公との一体感も得られます。

世界観や状況把握はいいのですが、
わかったわかった!よし次行こう!

で・・ストーリー。
ウンウン…そんでそんで。

ん?なんかまたはじまった?
ん?あれの話を聞いてくれ?

おけおけ。
で?なにと戦うの?
まだ戦わないの?

ん?戦うゲームじゃなかったっけ?
なにをして、なにをどうするの??

と段々と迷ってしまいました。

迷いが迷いを呼び、主人公への没入感も薄れて
なにを期待していたのか見失いました。

遊びたくてはじめたゲームです。

つまり、”はやく動かしたい”


ストーリーテンポやゲームの進行速度でゲームをコントロールするのはまだ理解できます。


でもなかなか始まらないのはもどかしい。

ゲームは”起動したらユーザーが動かしたい”のと思うものなので、


ストーリー部分が長いと離脱する可能性がマシます。


このゲームの場合、あたりにいる魂のようなものはスルーしてもOKなのですが

”より世界を味わいたい”ぼくとしては、
ひとり残らず声をかけてあげたい。

かけなきゃいいのですが。

余すことなくゲームの世界を楽しみたいし、
興味が沸いたものへの”反応がある”と
嬉しいので、ひとりも取りこぼさず声をかけました。

う〜ん。異様な世界であることはわかりました。
これから向かう先も指し示してくれました。


で、何をすればいいの?

とやっぱり迷う。

向こう向こうに進めることで
ストーリーが深いものになるし
これからの目的も
”少しずつ見えてくる”のでしょう。

でもこれ


最初に言ってほしい。


これはこういうゲームでこういった世界観でこう戦います。

ゲーム開始5分以内が理想かな。

ぼくとしては。

これがこうなってこうなります。
がまず先にないと。


ストーリー演出が無駄だとは思いません。
世界観の説明も必要です。

ゆっくりゆっくり魅せるのはアニメのやり方

なのです。だってこれ

”ゲーム”だから。

プレイヤーがキャラクターを”操作”してボタンを自ら”押し”敵を倒して・・・という”能動的”に
行うのがゲーム。


なかなかはじめられない。

のは大きなネックなのです。

しかし、ゲームとは面白いもので

あえてストレスを与え、解放させる

手法も通じます。少年マンガでよくみられますね。


敵の圧倒的戦力差にやられピンチに陥ったその時、窮地に立たされた主人公が”隠された能力”に目覚めて一気に形勢逆転を果たす。

みたいな。ちょいベターですが。

この”なかなかはじまらないゲーム”も
ストーリー部分でストレスを与えて、覚醒した主人公で敵をバッサバッサ倒していく爽快感を狙ったものと思われます。

しかし。


抑揚がもう少しつけられたならなぁ・・・。


ちょいと平坦な印象でして。
せっかく覚醒したのですが

なんか強くない。動きもゆったり。

これからレベルをあげるなり、スキルをつけるなりでこの辺りは改善できそうですが

全体的にもっさりした戦い。


”初心者でも馴染みやすい配慮かもしれません。
設定的にも”女性”が好みそうな感じ。


ハイスピードで戦えてしまうと、難しく感じられてしまうのも理解できます。

でも現代だろうと性別関係なく

やっとこフリーに戦えたと思ったのに気持ちよくない。

のは演出的にガッカリしませんか?


敵を倒した時の演出も地味ですし、
SE(効果音)もおとなしい。

”倒したぁ!!”という爽快感も
感じられませんでした。

アクションRPGの醍醐味は
ダイレクトな操作感。アドレナリン全開です。

敵が目の前にいて、スタスタ進んで倒しまくる。
または、敵の攻撃をステータスに依存することなく回避でき反撃する。

ここぞ!の場面で必殺技を浴びせる。なども楽しめますよね。

あえてストーリーは難解なものやイベントパートを長いものにして
ゆっくりと理解させたりもします。

つまりどこがONなのかがハッキリしている。


このゲームの場合・・・

ストーリーパートがOFF。(ストレス)

アクションパートがON。(解放)


を狙ったものだと伺えます。が・・・。


どちらも同じ印象ではONもOFFもない。

ONもOFFも感じられないということは

同じことの繰り返し。

に感じてしまいますよね。

同じテンポで何度も繰り返すことは

飽きる

ことに直結するので、

その時点で永遠のゲームオーバー。


もう2度と”このゲームは遊ばない!
とぼくは誓ってしまいます。

せっかく手の込んだゲームをお作りになり、
世に放たれたゲームです。

だからこそすごくモッタイナイ!!


イラストも素敵だし、全体的なグラフィックもすごく美しい。


設定も”とても今風”で新鮮さも感じられました。


アニメやマンガならいい線いけたかも・・
と思います。

クリエイターの方が”これをやりたーい!”ことには敬意を払いますが

でもこれ


”ゲームだからね!!”

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