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#恋愛

「一番好きな人」と「結婚する人」は違うけど、選ばなかった人生を心に秘めながら生きる。

私には今付き合っている人がいて、1ヶ月前くらいから一緒に住んでいます。 彼とは数ヶ月前に出会い、いろいろなタイミングが重なって住まいをともにすることになりました。2人とも結婚適齢期、まわりもどんどん身を固めていっているなかでの同棲。その先に結婚を見据えているということは、彼の言動からもわかりやすいくらいに伝わってきます。 私も一緒に住むとなったときから、あぁ、きっとこのまま結婚するんだろうなと感じました。彼との日々はとても穏やかで、マッチングアプリをさばきまくっていた(汗

「良い彼女」ぶるのをやめた

先日、事件が起きた。 彼から明らかにテンパってるLINEがきて。 「格安SIMに変えたんだけど、 キャリアのSIM解除し忘れて、 ネットが繋がらない泣泣泣」 と。 ◇ 彼の求めていることがわかっていたから…少し前に 彼と100の質問をやったとき。 悩んでる時、相手にどうしてほしい? っていう質問に対して彼は、 「一緒に解決してほしい」 と答えていた。 問題の内容にもよるかもしれないけど、 1人で解決したい男の人が多い中、 彼はちょっと珍しいタイプなのかな? と思

何年分の思い出よりも、心を動かす一瞬を

恋愛においても、仕事においても、それ以外においても、一瞬の尊さを実感する。 特に恋愛においては、残酷なほどに当てはまってしまうことが多い。 例えば好きな人と長年付き合ったとして、自分も、相手も、心を強く動かす出会いがあればその一瞬の前では、たくさんの思い出も塵になって消えていく。 思い出の多さや、築いてきた信頼関係は、確かにそこにあって、それが偽物なんてことは決してなくて、大事な人であることに変わりはなく、傷つけたくはないと思う優しさそれが同情だとしても愛の残り香だって

「あぁここが好きだった」とこぼれ落ちる時は大抵

「あぁ、ここが好きだった」とこぼれ落ちる時、そういう時は大抵、すでに少し遠くから、その人を見ている。 物理的にかもしれないし、心理的にかもしれない。一歩離れた時それに気付くような気がする。 そういう風に、好きなところ・好きだったところに気付く時、ちょっと寂しいけれど、自分で無意識の内に、少し遠くまできてしまっているのかもしれない。 「好きだなぁ」「好き!」「こういう所が好きなんだよなぁ」みたいな、そういう「好き」の“温度”とはすこし違う。 「 あぁ 」という、感嘆が出

「結婚」はしないと思ってた。

「結婚」なんてしないだろうと思っていた。 だから、まだ付き合ってもいない彼から唐突に 「なんか……結婚したいですね」 と言われたときは、なんて気の合わない人なんだろうかと首を傾げたものだった。 「結婚は……、どうでしょう」 わたしは答える。 もちろん、そういう幸せのかたちがあることは知っているし、大切な誰かが誰かと結婚するとき、わたしは心の底から「おめでとう」と言うことができた。 けれど自分のこととなると、どうだろう。なんだか途端に妙な気持ちになるのだ。 きっと、「自分

ねぇ、お願い。好きじゃなくていいから、私の事、忘れないでいてほしい。

この記事の彼くんに振られた。 きっかけは些細なことだと私は思っているんだけど、彼くんにとってはどうやら違ったらしい。 LINEのチャットで少し言い合いが始まり、その結果、彼くんが出したのは 「ごめん、別れよう」 の答え。会ってからの話し合いもさせてもらえずに、私たちは終わった。 正直言うと、離れるときは絶対彼くんからだろうなぁと思っていたし、きっと唐突に終わるんだろうなぁと分かっていた。 喧嘩をふっかけたのは私で、ふっかけたあとも「これで別れちゃうかもな」と考えていた

冷めきったフライドポテトだって、制服を着ていればおいしかったんだ

年末が近づくと、友人からの連絡頻度が増えて心が少し沸き立つ。 もうじきやってくる仕事の繁忙期に向けて、同棲中の恋人と「今年も乗り越えておいしいもの食べよう」と笑ってグータッチを交わしたり、「年末はいつものメンバーで集まろう」という連絡に早打ちで「もちろん」と返したり、気が引き締まる思いだ。 それぞれバラバラのところに住む幼馴染がみんな一度に集まれるのは、お盆や忘年会くらいのもので、会うたびに成長した姿を見て自分も頑張ろうと思える。 同時に変わらない安心感と居心地の良さに

月が赤かったので、セフレに告白した

ヤリマンも、誰かを好きになったら告白する。 月を見ると、ちゃんみなの「Never grow up」という曲が聴きたくなる。LINE交換したホストが、「ちゃんみなの『Never give up』いいよな!」と言ってきたことがあった。こいつはこの曲の良さを何もわかってない。一生応援歌と思ってろと、ブロックをした。 いつかはこんなにも悲しい夜が来ることなんか最初からわかってた 最初から遊びで近づいたのは、わたしの方だった。でも、 月が綺麗だね 昼まで寝ていたが、LINEの

僕の好きだった人

小5の春だろうか。 僕は、隣で本を読む少年に恋をした。 「その本、面白そうだね。僕も買おっかな?」 「貸そうか?もう読み終わるし」 なんか、そういう会話が最初だった様な気がする。その子は、ただ僕の読みたかった小説を貸してくれたのだ。 小学5年、僕は仲のいい子たち全員とクラスが離れ、そして中学受験のために本腰を入れて頑張ろうとしていた。 それと同時に読書に没頭していた。 当時では、同じ趣味を持つ人間はいない様な歴史小説に純文学、難しめのテーマの専門書。 そういった

セフレと最寄駅。

先日友達とご飯に行った時、 待ち合わせの駅に30分はやく着いた。 待ち合わせの駅は 2年前まで関係があった セフレの最寄駅だった。 時間潰しに駅の周りを散歩して ああ、このコンビニ よく2人で行ったなあ。 はじめて2人で会ったのは この居酒屋だったなあ。 とか セフレとの日々を思い返してた。 最初に関係があったのは5年前位だろうか。 当時は社会人なりたてで はじめてセフレと言う 関係を持った。 5個年上の彼は まあ、女の扱いが上手で 今思うと完全に沼ってた

私が『またね』を絶対使うと決めている瞬間

特別な先輩と1日デートしてきた。 「好きな」先輩も「憧れの」先輩もしっくりこなかったので、彼のことは「特別な」先輩と記すことにした。 本当に楽しかった。 最高の一日だった。 私は最後の一日にするつもりだった。 曲がりなりにも片想い歴、約9年目。 合間合間に別の人を好きになって、そのたびに先輩は「憧れ」だと言い聞かせてきた。 彼女のいる先輩にアプローチできるほど自分に勇気はないと思ってた。 だけど、それは間違いで。 ”彼女がいるから”ではなくて、”今の居心地の良い関係を壊

恋にも愛にも、余裕などあってたまるか

今の恋人と出会ったのは、私が酔って幼馴染に「今から遊びたい」と真夜中に電話したことがきっかけだった。なぜ真夜中にそんな連絡をしたかというと、当時の恋人とのことで傷心していたから。 私には保育園の頃からずっと一緒にいる幼馴染がいて、男5人、女3人(私を含む)くらいの割合。みんなそれぞれに個性が強くて、それもそのはず、私たち幼馴染の親もかなり個性が強い。そして家族ぐるみで仲が良い。そこに加えてみな酒豪。 その中でも、特に仲の良い幼馴染が男3人、女1人。みな互いを異性としてみて

会いたいと思った人が好きな人

40代の友人が、ある男性を好きになった。 趣味の集まりで久しぶりに顔を合わせた彼女は、屈託のない笑顔を向けながら 「しんどいときも多いけど、楽しいの」 と事情を話してくれた。 相手は同じ40代のバツイチの男性で、お子さんはすでに成人して独立済み、彼自身は「定年退職までのんびりと仕事をして暮らせればいい」といつも話すそうで、写真を見せてもらったが年齢よりずっと若く見えた。 最初から好意があって近づいたのではなく、数年ほど友達としてほかの人たちも含めたつながりで仲がよく

”今”を大事にしていると、”素敵な未来”は勝手にやってくる

「人生のなかで1番幸せを感じるのは、ホッとしてる時間なんですよね。例えば時間帯で言うと、夜とか。曜日でいうと金曜日とか。」 私がそう話したら、 「ってことは、いつも緊張してたり、ホッとできない時間が多いってことですよね。」 と言われてハッとした。 そうかもしれない。そうだったのかもしれない。 思えば私は、ずっと不安だったような気がする。 見えない未来を心配したり、過去の嫌な経験を思い出しては苦しくなったり。 いつも何かに焦っていたし、 常にこのままじゃダメな気がし