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『糖尿病の治し方』9-1 手の平アトピーについて

もう十何年も前から、手の平アトピーと付き合ってきた。
 
両手の手の平が荒れて水泡ができ、ボロボロと皮膚がはがれる
痛痒い病気(?)なんだけど、病院に行っても治してもらえない。
 
ずいぶん前に一度だけどこかの病院(クリニック?)に行った
記憶があるけど、長々と待たされたあげく、15分ほど話をして、
ステロイド軟膏薬を手の平に塗るように指示されたんだった。
 
いわれた通りにしたら手の平から血がにじんで、治るどころか
よけいに悪化した。
 
そんな経験があったので、私はステ藥に頼ることなく、苦しみ
ながらも気長ーーーに、(十何年間も)この病気と付き合って
きたのだった。
 
話すと長くなるけど、「手の平アトピー持ちがステ藥に頼らず
日常生活を平穏におくる方法」を実現するには、脳内に
『手の平アトピー対応マニュアルフォルダー』という、結構
大容量のノウハウを構築する必要がある。
 
手の平アトピー対応マニュアルってナニヨ?って話なんだが、
コレが話しだすと本っ当に長くなる。
(糖尿病の話と同じデスネーーーー……)
 
私は過去に、手の平アトピーとも闘ってきたのだ。
 
ガチで話しだすと、それだけで話が終わってしまうので、要約
して伝えると、ようするに私の対応方法の極意は、
『間に合わせる』という一語に尽きる。
 
『間に合わなくなっている』から手が荒れる。
『間に合わせれば』手は荒れない。
 
手の平の皮膚の生産量を、日常の生活で失われる消費量が超えない
ようにする。
 
例えばリノール酸。 体にある程度は必要なものだけれども、
取りすぎればアレルギーを増悪させる作用がある。
日常何となく料理に植物油を使っているが、アレは実はデザイン
的に間違っている(と私は思う)。
 
リノール酸を多く含んだサラダ油やキャノーラ油を極力とらない
ようにすることで、少しだけ皮膚が荒れにくくなる。
 
後、油ものに直接さわらないこと。 湯は皮膚に触れると内側に
向かって浸透してくる。 アレルギー持ちにはコレが非常に危ない。
 
アレルギーの炎症反応が皮膚の内側で起こると、20日間ほど
患部が延々とはれ続けることになってしまう。
 
コレが非常にイタガユイ。 指がはれ上がると曲げれなくなる。
精神的にも結構ヤラレル。 荒れる原因が分からないと、ちょっと
死にたくなるような気分になる。 何もさわれないし。
 
手の平アトピーアレルギーはこのように、ちょっと間違えると
地獄におちてしまうようなヤバさを抱えているのだ。
(糖尿病と同じデスネーーーーーーー)
 
で、人によってはステ藥に頼って、炎症反応という症状を抑えたり
して対応したりするんだけれども、症状を抑えるだけで『根治は
しない』から、ステ藥に依存したり、効きにくくなったりして、
ステロイド依存地獄に落ちてしまう人もいる…らしい。
(糖尿病にも似た話がありマスネーーーーー)
(SU剤依存地獄とか、インスリン注射依存地獄とか)
 
手の平アトピー対応の話に戻すけど、私の方法はものすごく地味に、
ちょっとずつちょっとずつ『間に合わせている』だけだったりする。
 
例えば入浴時、直接頭皮にふれないために布手袋をはめて頭を洗う
ようにする。 ちょっとした工夫だけれど、表皮が削れるのを
(ごくわずかに)防げる。
 
日常においても、なるべく指で首から上を触らないようにする。
頭皮からでる油分が、手の平アトピーでうすくなった指の皮膚には
危険なのだ。(思いっきし浸透するよ) とにかく炎症反応が起こる
要因をとりのぞく。
 
そして気をつけたいのは夜。 寝ている時に、知らない間に無意識に
ベタベタと頭皮や顔にさわっている可能性がある。(そして知らない
間に荒れる) かといって、布手袋をはめて寝るのもNGだったりする。
(蒸れて荒れるみたいだ)
 
寝る前は、事前に入浴しておいた方がいい。
 
寝ている時に、無意識に触ってしまう問題は、紙をテープで止めて輪っか
(筒状)にしたものを患部の指にはめておけばいい。 犬の首につける
ようなアレだ。
 
他にも、魚の油が体にイイとかいろいろあるんだが、ようするにそんな
感じでちょっとずつちょっとずつアレルギーに対して『有利になる条件』
を整えていき、『不利になる条件』を取り除いていくのである。
 
それが私の『手の平アトピー対応マニュアル』。
『間に合わせる』とはそういうこと。
 
ーーーというようなことを、入院後しばらくしてから、手の平の皮膚が
ベロンと一皮めくれてきた時に、「皮膚科に行きましょうか?」とO合
先生にいわれたから話したのだった。(長いな)
 
多分恐らく絶対に、皮膚科に行ったらステ藥をわたされるのが目に見えて
いる。
 
現状、なぜ私の手の平がベロンとめくれてきているのかは原因がよく
分からないけれども。(ミカンのせい? 深刻すぎた水分不足のせい?)
 
はたから見てると心配させるレベルで皮膚が荒れてるように見えるけれ
ども、表皮のトラブルとは長年付き合ってきたので、「コレは大丈夫だ」
ということは分かった。
 
見た目はちょっとヒドイけれど、コレは表皮がめくれていってるだけで、
放っとけばそのうち下の生産されてくる表皮と入れ替わるだけなのだ。
 
O合先生から、「何で皮膚科に行かないんですか?」と聞かれたから、
「フラグを立てたくないんです」と答えた。 今ソレドコロジャナイ。

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