『養老先生、再び病院へ行く』の感想
『養老先生、再び病院へ行く』/養老 孟司、中川 恵一
『バカの壁』を書いた養老さんが、糖尿病になっていた。
養老さんも、結構いい歳なので、しょうがないのかもしれないけれども。
糖尿病と分かった時点で片目に眼底出血があったり、ちょっと神経をヤラレ
ていたりと、「普通こうなるわな」というコースを一通りたどっていて、
改めて糖尿病の怖さを実感したり。(ーωー;
けど、養老さんは年の取り方が上手いというか、自然な感じがするのが
いいなと思う。
本人がどう思っているのかは、分からないけれども。
無闇に病を全否定するのではなくて、ネガティブに思える要素とも上手く
共存する工夫が、人生には必要なのかもと思った。
『生き死にに必要なのは納得感』という言葉があるけれど、世の人は
自分自身の生き死にに納得できているんだろうか…。
私はここらへん ↑ のことが、とても気になっている。(ーωー
結局のところ、本人に『意味』を与えられるのは、本人自身にほかなら
ないんじゃないのって。
そこらへんに、人生における神秘というか、秘密があるような気がして
仕方がない。 結局どこまで行っても個人問題でしかないんでないのって。
(そうでもないのかな?)
10億人から『いいね!』をされても、本人が本人を『いいね!』って
思えなければ、大概に無意味なんじゃないのって思ったり。
養老さんが『自然な感じ』がするのは、本人が生き死にについて納得して
いるからなのでしょうか。(ーωー+ そんなことを思った。
どうせなら、人生というアトラクションを十全に楽しみ尽くしたい
(あるいは苦しみ尽くしたい?)ものですね。
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追記:あ、後、猫についての名言がこの本にちらほら。
『猫はただ好きなように生きたいだけ』とか、目からウロコというか。
分かりやすくていいですね。 らしく生きようよと。
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