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『糖尿病の治し方』11-6 のらくら

 
 
 
インスリンを看護師さんに打ってもらう日々をしばらく繰り返しながら、
また病院のごはん(250g)と差し入れを食べる生活に戻っていた。
 
 
 
そんなある日、担当の看護師さんに、「食事時に食べている差し入れが
多すぎるのではないか?」とダメ出しされる出来事があった。
 
まあ、私も私で冷蔵庫に保管できないからと、コンビニで買った納豆を
3個一気食いしたりとかしていたんだけれども…。
(私は、冷蔵庫に保冷剤を入れて、物置みたいにして使っていたのだ)
 
 
 
でも、担当の看護師さんの「病院食はちゃんと管理栄養士の先生が考えて
作ってくれているんだから、一度病院食のみで生活してみては?」
という意見には同意できなかった。
 
病院食はまずいわけではないんだけれども(むしろ美味しいけれども)、
いかんせんおかずの量が少なかった。
 
おかずの野菜とか、糖質の少ない葉野菜系をもっと増やせたらいいのに、
それができないし、時々魚の代わりに豆腐が出てきてヘコむことがあるし…。
(私が『肉不可』にしているせいなんだけれども)
 
 
 
仕方がないので、看護師さんに対し、あいまいな返事をして逃げた。
(私はよく逃げる) 
 
 
 
 
 
そして、そのまま電話室に行き、「差し入れ食べるな」といわれた件に
ついて母に相談しにいった。(何も期待してないが)
 
母は、「看護師さんがそういうのならしょうがないのでは?」といった。
 
「それは無理だわ」と私。
なるほど、予想通りに母はアテにならない。
 
差し入れを食べずに病院で生活するのは無理なので、今後も母には
差し入れをしてもらうことにした。(そこまで糖質を上げるものを
食べてるわけではない…はずだ。 高カカオチョコレートとか、アーモ
ンドとかは食べてたけれども)
 
 
 
ヤレヤレと思って、電話を終えてからトイレによったら、何かトイレの
床に血だまりが出来ていた。(ナニコレ)
 
仕様がないので、ナースステーションにいる看護師さんに知らせたら、
さっき話してた担当の看護師さんも対応することになり、別のトイレに
行って用をすませた私は「ヤレヤレ」と思って、自分の部屋に戻って寝た
のでした。
 
 
 
ニャオオオオオオオ……。 そんな日もある。
 
 
 
 
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追記:看護師さんが正しいとは限らない場合もある。
 
 『自分でちゃんと考えて判断しなさい』という話。 片意地になられ
 ても困るが。(患者側に)主体性がないのが一番困る。
 
 判断は、自分できちんとしましょうね。

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