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『糖尿病の治し方』4-7 夕食後

夕食後、いつものように看護師さんに血糖値を計られ、
インスリンを打たれる。 私はいわれた単位を手帳に
書き込む役割なんだけど、インスリンの単位が大きくて
ちょっと引く。 一日に合計60~70単位は打っていた
と思う。(大丈夫かコレ…???)
 
夜。 忘れてたけれどO合先生と看護師さんが来られた。
(昼頃いってた首の管の件だ)
 
O合先生いわく、私はここに来る前の病院で、首の太い動脈血管
から、心臓に向かって栄養を運ぶための管が入れられていた
らしい。(知らなかった)
 
両手を縛られていたのは、私にこの首の管を引っこぬかれない
ようにするためだったんだそうだ。
 
無理に引っこぬくと、最悪出血多量で血の海になって死んで
しまうこともあって、とても危険なんだとか。(ナニソレ怖イ)
 
「ネコさん入院時、結構峠だったんですよー」と、看護師さんと
手術をこなしながら語るO合先生。
「へえーー、そうだったんですかぁーー…」と受け答えするも、
首付近をいじられて気が気でない私。 遠くのあらぬ方向を眺めつつ、
マナ板のコイのような心境で手術が終わるのをじっと待つ。
 
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ。
 
「あれ? コレなかなかとれないな…」
「うわ、本当ですね」と看護師さん。
「前の病院の人、メチャクチャ頑丈に固定してるわ」ガチャガチャ。
「もう使わないし、ハサミで切っちゃいましょうか?」
「うん、そうしよう」 ジョキジョキ、ベリッ。(大丈夫かな?)
 
ベリリリリリッ。 何とかテープを外し、心臓近くまで入っている
管をズイイイイイイーーーーーーッとぬいてもらう。
何か、ディオの肉の芽でもぬいてもらっているかのようだ。
(首の管は始終見なかった。 怖いからぁぁぁ)
 
手術は無事終了。 まだ腕に点滴が入ってるけれど、手かせが外れた
ことで大分自由度が上がった。
 
自力で起き上がれないので、まだまだ寝たきりなんだけれどな!


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