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踊らない猫の無自覚に好きなこと


こんばんは、踊らない猫です。

あるとき会社の同僚が「ほんとこういう柄がすきだね〜」と私の新しいスマホケースを見て言いました。

「え? そうかな〜」「だってLINEのアイコンもそうだし、いつも持ってるエコバッグもほら、同じような柄だし」「あ、、たしかに...」

奇しくもデザイナーの端くれをやっているのにも関わらず、自分の好きな色味や柄を自覚してなかったのです。自分でもびっくり。よく見りゃそうだ、一目惚れして光の速さで買ったマスキングテープ、ネットで見かけて検索しまくってわざわざ取り寄せたスカーフ(高かった。が、使ってない)、そういえばあれもこれも同じような色味と柄やないかい......。

それからというもの、私ってほんとは何が好きなんだろ? ということを意識するようになりました。いまさら感。同僚から指摘されてからは自らそういう色や柄を選んでるような気もして...これにしときゃ満足だろおまいさん、みたいな。

それはまるで「あなたはA型ですよ」と言われた人が『A型は几帳面だよね』という世間の言葉に影響されて、無意識のうちに几帳面な人になってしまうらしいという都市伝説?みたいに。


でもね、結構あると思うのです。無自覚に好きなもの。そういうものに気づくのって面白い。あなた(自分)こんなひとだったの? みたいな驚き。長く生きていると、好みもその時その時でどんどん変わっていくのだろうけど。

もっと自分のほんとうに好きなことやものに気づいて、自分の周りをそれで埋め尽くしていつもご機嫌でいたいなあなんて思います。

たまに全身ピンクのファッションで身を包んで街を闊歩しているおばさまを見かけたりしますが(H家Pー子さんではない)そういうのも傍目には変わり者ではあるかもしれないけど、ポリシーがはっきりしてていいななんて思います。だってそれで自分が気分良く生きられるんだから、いいじゃないか。誰にも迷惑かけてないしね。

自分の好きなもの見極めて、辿り着く先は真っピンクのおばさま。自分がそうなるとしたら、うむ、まあそれも...ありよりのなし? なしよりのあり??

そんなことをつらつらと考えていたらもうこんな時間。お気に入りのあの柄のエコバッグ持って、買い出しに行ってきます。るんるん。ではまた。

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