写真で振り返る素人DIYの古民家改装
11月の冷え込む夜に市営温泉へ駆け込み、コインランドリーで洗濯して帰宅。さっぱりして帰ってきても家の中は木くずに虫にと、まぁ汚い。
外靴を脱いで中靴に履き替え(必須w)足元に大量に落ちているカメムシをホウキで掃きながら歩く。
ご飯は薪ストーブで鍋がデフォルト。未完成なキッチンでササッと食器を洗ってベッドへ。ここでも床に布団が触れると地獄が待っているので細心の注意を払いながら寝る。
朝起きてホウキを持つ。顔を洗いに行くにもトイレに行くにも床に落ちているカメムシを掃きながら歩く。毎日がこんな生活。
11月に古民家に引っ越して来てから約1年
前回は季節ごとの生活について書きましたが今回は家の改装について写真で振り返ってみたいと思います。
お家見学に来たのは8月20日。私の誕生日。←
家のサイズも大き過ぎず、お庭もあって小川もあって最高過ぎる!
ちょうどキッチンカーを初めて家の物が増え、アパートじゃ入りきらないし車3台の駐車スペースも無いしで、庭付きの家を探していた私たちにはぴったりの家。
見に来た時は家具とか食器が残っていたり、まだ生活感が残っているような雰囲気。実は私たちの前にも借りたい!って言って家の改装をし始めた人が居たんだけどギブアップしてしまったみたいで少し手直しした様な跡もあり。
使わない物を納屋に移動させて解体開始!
ブヨブヨの壁、落ちてきそうな天井、ぶら下っている状態の柱?使われていない引き戸のレール、など取れるところは全部取ってすっきりさせることに。
天井
薄いベニヤ板が付いているだけの天井は一瞬で落ちました。支えているのは枝レベルに細い廃材。まぁベニヤなら支えれるか。
寝室はちゃんとした木材を入れて天井の木も厚みのあるものに変更。上げたり下げたり頭剥げそうになりながらも完了。
ついでに収納場所もハンガーラックを付けたかったので一旦天井落としてちゃんとした柱入れて天井復活。これでハンガーで収納できる。
居間の天井も直したかったけど天井の淵がコーキングでベタベタに固められていたり、時間無いし、とりあえずオイルステインだけ塗って様子見ることに。
床
見る限り「床材とは!?」といった状態。
木、鉄板、段ボール、肥料袋、などなど何重にも折り重なっていて剥いでも剥いでも違う素材の何かがエンドレスに出てくる。笑
断熱材系は入っていなくて代わりに床暖房がついていましたがこれは撤去。
床下は崩れちゃっていて束石は何か所か落ちていたような…
今から直すのは無理!雪も降るし。ってことでそっと閉じました。←
一応気休め程度の断熱材と新しい木材で補強して踏み抜かないように。
この頃の私たちの素人具合は、何センチ幅で柱を打つとか、集成材の規格サイズとかそんなことは知らなかったので、木をカットしてビスを打とうとした時に、え?ビス打つ柱無いじゃん!!の繰り返しw
引っ越しまでにとりあえず床板を貼るところまで終わったので一安心。
いや本当は安心なんてできなくて、ほぼ外と変わらない床は座ることもできず、処分せずに残しておいた椅子の上での生活がスタート。
壁
基本的に石膏ボードは使わないで欲しいと言われているので修復は全部木材になりますが高い。ウッドショック真っ最中。
なので全部張り替えていたらとんでもない金額になってしまうので使えそうな木はそのまま使うことに。
アク止めを塗ってからペンキを塗る。正直アク止めって意味あるの?と言いたくなるぐらいアクまみれ笑 重ねて塗ったりもしましたが白かったペンキも翌日にはアクが染み出しているし、錆びたクギも存在感バッチリ!
古民家だから、それも味だよね。ってことにしました。
キッチン
とりあえずガスは契約したし水もでる。シンクもついているけど小さ過ぎるので変えなきゃなぁ。。外せる食器棚とか全部一旦撤去して、シンクも外したかったのだけど排水ホースが癒着してて、外して大丈夫?って感じだったのでこの先は旦那さんに丸投げ。(キッチンは旦那さんの方がよく使うから)いつもスロースターターなので案の定なかなか改装スタートしなくて引っ越してから少したってから改装開始。
我が家には冷蔵庫2個、冷凍ストッカー1個、炊飯器が合計5個。そのほか一般家庭にあるようなオーブン、ケトルなどがある為キッチンは物で溢れている。ボウルや調理器具も一般家庭よりは多いほうなのでキッチンを広くする必要があって試行錯誤しながら少しづつ変化し続けています。
バスルーム周り
ココが一番の難所。
ひとまずカビ臭さと戦いながら腐りきっている木をもぎ取ってボイラーとか大型のものを運び出す。水道のパイプやらは大家さんの弟さんが撤去してくれて古いステンレスの浴槽は(初めて見た!)近くの知り合いに譲りました。
そして浴室を作ります。←は!?
元々浴室が無くって、バスタブとシャワーがある部屋。扉無いまま洗濯機とかボイラーとか置いてあるので浴室として機能するように壁と扉で仕切ることに。
細かく書くととんでもなく長くなるので題名通り写真で簡単に振り返ります。
そして今は脱衣所に洗濯機があって、浴室も独立してある状態。実は浴室は完成していなくてワイパーを使わないと水がちゃんと流れていかないんです。床の傾斜はつけたつもりだったけど1箇所くぼんでいる所に水が溜まっちゃう。コンクリートの床打ち難しい。今度直します。今度。
なんかサクッと作れた様な書き方だけど本当に大変で、隅っこにある小さい小さい排水溝に、洗濯機、洗面台、浴槽、洗い場、全部の水を排水しなきゃいけなくて本当に小さい穴だから詰まったら終わりだし、(浴槽を置いたら見えなくなる場所にある)トラップはどうやってつけようか?排水ホースはどうやってまとめようか?とか悩みすぎて2週間ぐらい夜中に目が覚める日が続きました。笑
2階
2階への入口は大人1人通れるか?ぐらいの広さしかなく、どっちかと言えば窓のある屋根裏って呼び方が正しい。急な階段を上りきると目の前は2階の壁。危ない。階段の向きがおかしい。という事で、まず天井の一部を切って入口を広くしてから階段の向きを変更。
バーンと広い2階は柱の上に木が並べてある状態。ビスで固定はされていないので踏む場所を間違えると逆側が跳ね上がってくる。笑
一部床板を貼ってある場所があったり、廃材置き場になっていたりするのでとりあえず片付けて広く使えるように。
1年経って生活できるようになり、薪ストーブもしっかりしたものを購入、設置したので今年の冬は快適に過ごせそうです。
快適すぎるのか?シェアメイトも沢山増えました。毎日ネズミが大運動会。食糧は持参しているようで家の中によくどんぐりが落ちています。初めの頃は可愛い!なんて思っていましたがお米の袋をかじられた時から敵とみなしています。
仕事をしながらの古民家改装はなかなかハードでしたが5ヶ月のテント生活の経験が「あの時より快適」って思わせてくれました。笑
古民家改装を始めて1年最近の我が家は
とりあえず今の所こんな感じ。
1年で仕事をしながらにしては、いいペースで仕上がったかなぁとおもいます。
次は2階をもう少し綺麗にして使える様にして、薪小屋を作りたいなぁと思っていますが、これから冬なので除雪の毎日が始まります。
改装は一旦おやすみかなぁ。
ありがとうございましたー
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