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言葉の花束ーアキの詩集No.51


1.「ハナミズキは乙女の花」

春から
夏への
移り変わりの時期

薄紅色と
純白のハナミズキが
野を彩り
青空に映えるよ

ハナミズキの
薄紅色は

初めての恋に
きゅんと胸躍らせ

相手を想う度に
紅くなる
乙女の頬の色

そして白は

そんな乙女の
汚れを知らぬ
無垢な心で

何色にも
染まりやすく

だからこそ
守ってあげたくなるような
ピュアな色

ハナミズキは
乙女の花だ



2.「ネコっている」

甘えたいときに
すりすりと
すり寄ってくる
可愛い子

気まぐれに
足にまとわりついて
進行を邪魔する

蹴飛ばしそうになるから
やめてほしいけれど

そんな
猫との触れあいが
たまらなく愛おしい

狭いところに入ったり
高いところまでダッシュしたり

なんて
ネコっているんだ

手を出せば
手を出し返す

ネコパンチに
ノックダウンする私

大きなビニル袋があれば
ダッシュで飛びは入り

がさがさと
中で暴れ回り

自給自足の
遊びにふける

この
ネコっている仕草の
一つ一つに

毎回
心をわしづかみにされてしまう

いや
ネコづかみにされる

そんな
私なのだった



3.「歌と共に生きたい」

仕事で疲れた
心と体に
活を入れるために

頭に浮かんだ
色んなジャンルの歌を

思う存分
誰もいないところで
熱唱する

ほら
エネルギーなんて
からっきしだったはずなのに

みるみる
元気が湧いてくる

家事なんて
やる気が出ないはずだったのに

歌のリズムに合わせて
とんとん
ジューッと
料理の手が弾むよ

歌は
生きる力を
与えてくれるね

歌は
本当に楽しい

歌いながらなら
どんなに元気がなくても
やっていけるよ

人生
楽しみがあれば

それを
エネルギーにして
やっていけるもんだよね

私にとっては
歌が生きる活力だから

どんなときも
歌で心を励まして

死ぬまで
歌を愛し
歌と共に
生きていきたい



4.「何かを実現するには」

やりたいことを
見つけたら

まずは
「やろう!」と
意識を向ける

そして
それを実現するために

些細なことでも
何か行動を起こす

そうすれば
無理だろうと思えることでも

自然と
それが実現する方向へと
物事は進んでいく

何よりも
気持ちと行動の積み重ねが
大事だ

それが
実現への基盤となる



5.「自分が愛おしい」

頭のてっぺんが重く
ずきずき痛くなるまで

頭をフル回転させた
今日一日

今日もいっぱい
頑張ったね

お疲れ様だよ

頭に手を当て
温もりを伝える

痛いの痛いの
飛んでいけ

おまじないをかけて
頭の痛みを
取り除いていく

そして

良い子良い子と
頭を撫でる

よくやったねと
自分を褒めて
励ましていく

本当に
最近
自分が愛おしい

疲れたときほど
自分を責めやすい
はずなのに

心がこんなにも
安定していて

こんなにも
自分に優しく出来るなんて

今まで受けた
自分の心の傷や痛みが
癒えてきたのかな?

痛みや傷が
疲れによって沁みて
自分を責めてしまっていたから

おそらくは
そうなんだろうな

今を大切に
幸せを感じて生きていけば
過去も癒すことが出来ると聞いたけれど

それは
本当だったんだ

これからも
もっと自分を
好きになっていきたいな

頑張った自分も
頑張らなかった自分も

どんな自分も
まとめて好きになれたら
いいな



6.「母への想い」

大嫌い

あなたなんて
大嫌いだ

今まであなたと
紡いできた思い出は
いつも苦しくて
怒りが溢れるものだった

あなたについて
賞賛することは難しくても
批判の言葉は
いくらでも出るだろう

表面上は
それ相応の対応はするけれど

心までは
許すものか

あなたのことを
思えば
決まって
嫌悪が湧く

だから
考えたくもない

わけじゃなくて

本当は
あなたにちゃんと
愛されたかった

守って欲しかった

私を無条件で
受けれて欲しかった

自分のして欲しい
愛し方は
ことごとくしてくれなかった

だから
あなたが大嫌いだ

それは
ある意味では
大好きの裏返しなのかもしれない



7.「私はやっぱり、人に寄り添い支えたい」

肩が痛いと
しきりに言う父の肩周りに
手を当てて
正常な動きを誘導して
ケアをする

リハビリについて学んで
結局その仕事は長く続けられなかったけれど

こうして
家族の役に立てていることは嬉しい

父の痛みが
少しずつ軽減出来ればと
願いを込めてケアしていると

あぁ
やっぱり私は
人に寄り添い
人のために尽くすことが
好きなんだと実感する

作業療法士に復帰して
再度挫折して
2ヶ月で辞職した

あの時
耐えて頑張っていれば
続けられたのだろうか?

続けられたかも知れない

しかし
それはあくまでも可能性で

続けた先に
明るい未来が待っているなんて
保証はない

自分のメンタルの健康を
優先したことは
間違いじゃ無かったはず

それに
支援職を諦めたわけじゃない

今は
別の資格取得を目指して
精神保健福祉士として
支援職に復帰することを志している

おそらく
リハビリで機能や活動面のケアをするよりも
環境面や人間関係の調節をしていく方が
私としては合っていると思う

人は何があれば
幸せに生きていけるか?

リハビリについて学んで
いくら
機能が維持、向上出来ても
人が幸せになれるとは限らないことを知った

そして
完全なる健康を取り戻せなくても
周囲の環境や
家族などの人間関係が良好であれば
わりと幸せに生きられることも知った

だから
環境や人間関係面で
アプローチしていく仕事に
打ち込んでみたいと思った

今度は
諦めたくない

自分が
これだ!と思った選択を
信じて

その人が
その人らしく生きがいを持って
幸せに生きられるよう
貢献していきたいと思う



8.最後に(詩の解説)

4.の詩について

私は精神保健福祉士を目指して勉強し
通信も受講していますが

その職業に就くにあたって
幅広く、自分のやりたい支援を見つけるために
必要ならば
「一人暮らし」もしたいと考えています。

自宅近辺で転職先を探すと
それだけで選択肢が絞られます。

自分が本当にしたいことを見つけるために
行動範囲を広げたいと思います。

先日、その準備として
「一人暮らしに必要なもの」と「必要な手続き」について調べ
モチベーションを上げていました。

学生時代の実習で短期間、一人暮らしは経験していますが
本気で、親の手から離れて暮らしたいと思います。

まぁ
我が家を豪邸並みに新築しようと考えている母親への嫌悪感もあって
家から離れたいのもありますが(笑)。

何事も
気持ちと些細な行動の積み重ねですね。

最後までお読み下さりありがとうございます。


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