ゲーム会社の面接での飛び道具（追加資料）持参について

2020年10月14日 08:11

新卒面接に久々に同席したのですが、
一生懸命、自分が作ったゲームを説明をしてくれる姿を見て、
頑張ってるなぁ、微笑ましいなぁと感じたゲーム会社の人事をする人、ねじおです。

自分は新卒でゲーム会社は受けてなかったので、
実体験が無いのですが、夢と憧れを持っている会社や業界での面接となるとさぞかし緊張するのでしょう。

自分も初心を忘れず頑張ろう～と思ったのと同時に、
もっと楽に説明したらいいのにとも思ったので、
そんなことを書いておきます。

※面接時のテクニック的なことを書きますが、相手にもよります。あくまで個人の見解です。

●面接はプレゼン？

よく、就活のブログや本には、
『面接は自分をプレゼンする場です！』

と書かれています。

確かにそういう一面はあります。
人に自分を説明するにはまず興味をむけないといけないので、とても有用な考え方です。

ただ、ゲーム業界の場合は、
プレゼン能力とコミュ力で評価されるのは大手メーカーの総合職やビジネス職での選考です。

開発会社の面接やメーカーの中でも開発職では、
実務スキルが重視されます。

なお、プランナー職については会社によって考えが違うので、一概にコミュ力があれば○という訳ではありません。
最近はプランナーだからこそ計数知識やプログラム知識を求めるケースも増えてきています。

以前、別記事でも書きましたが、
面接は相互理解の場、コミュニケーションの場です。

「私はこんなことが出来るよ」

「うちの会社はこんなことをしてほしいよ」

「ちょっとずれてる？でもいけそうか？」

という点の確認の場です。

この説明と目的を果たすためであれば、
履歴書以外の資料を持って行くことは全然問題ありません。

説明や分かりやすさは、
実物　＞　動画　＞　図表　＞　文字　＞　口頭

デザイナーさんの場合は、
事前に送った作品やポートフォリオを送るのが一般的です。
面接当日は、追加でデッサンやスケッチブックを持参したりします。

同様に、プログラマーさんやプランナーさんも、
追加資料や実際に作ったゲームを持参することは問題ありません。

タブレットにゲームの動画を撮影してすぐ見せられるようにしておいたり、
頑張って作ったゲームのプロジェクトを保存しておいて、コードレビューをして貰ったり。

やり方によって、自分の熱意を伝えることが出来たり、
言葉で伝えることが苦手なマイナス面を補うことが出来ます。

会社によっては「持ってきてください」と、
指定をしてくれるケースが有りますが、特に指定がない場合も持参をすることは問題ありません。

あくまで持参資料やＰＲ資料は飛び道具なので、
普通のコミュニケーションで問題なく相互理解が出来たのであれば、
使う必要はありません。

▲年々デザインセンスが上がる国会フリップ

頑張って作品や説明資料を作ったから見てほしい！

その気持ちは分かりますが、
言語コミュニケーションで伝えられるというのも大事なスキルの一つであり、チーム制作となるゲーム開発・運用においても大切な指標です。

中途だけでなく、新卒の面接の場合も、大事な面接項目に多くのゲーム会社さんは置いていますので、
「何か見れるものあります？」と言われたり、
「分かったような…よく分からないような…」というリアクションが返ってきたときに出したらよいと思います。

※別に追加資料でなくても、ゲーム作ったならSteamやGoogleストアで公開してしまったり、
　HPやブログ作ってポートフォリオをどこからでも見られるようにするのも素敵です。

ゲーム業界の面接は他業界に比べてラフです。

お互いにかしこまるよりも、ある程度本音と素で臨む方が、
余計な詮索が入らなくてスムーズになると私個人は感じています。

でも、面接用のアピール資料を作るという考えではなく、

自分の作品をユーザーに伝えるには…
　広報動画を作ってYouTubeにあげるか？
　ストア用に説明画像を３枚作るか？
　ブログ形式で解説記事を書いてA4２枚にまとめるか？

という目線で考えて、それを見せる方が、
ゲーム作りと販売を意識できている！となる気がします。

22卒の採用活動も徐々にスタートし始めています。

是非、多くの方がゲーム業界・ゲーム会社に興味を持って頂けたら嬉しい限りです！！

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過去記事はそれぞれマガジンでまとめています、宜しければご覧ください♪

ジュース奢ってくれるんですか！？え！？コーヒーでもいいんですか！？今から超がんばります。