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株とはなんぞや NISA向け

株って何なんだ!って人への解説

株がわからないなら会社を作ってみればいいじゃない.
会社を作る事を想像して,どのようにして株が出来上がるかを考えます.


株の語源

そういえば知らない・・・
ってことで調べました.

木の「株(かぶ)」からの比喩: 「株」という言葉は、元々木の幹や根元の部分を指していました。木の「株」は地面にしっかりと根を張り、そこから枝葉が伸びていく様子が、企業の基礎となる「持分」や「出資部分」に似ていることから、「株」という言葉が用いられるようになったと言われています。企業の株式は、その企業の「幹」となり得るもので、成長するにつれて価値が上がる可能性があるため、木の「株」と結びつけて考えられたと考えられます。
「株主」の「かぶ」から: 「株」という言葉は、江戸時代の「株仲間(かぶなかま)」に由来するという説もあります。株仲間は、特定の業者が独占的に営業を行うための許可証(「株」)を持っており、この「株」を持つ者が「株主」と呼ばれていました。この許可証としての「株」が転じて、現在のような会社の所有権を示す「株式」の意味になったとされています。

ChatGPTより

切り株からきてたのね.
たしかに株仲間,聞いたことある名前な気がします.

りんご専門店を始めよう

例を示します.
あなたは明日からりんごを売る会社を立ち上げようとします.
日本中にりんご専門店を作るのが目標です.

とりあえず一つ目を適当に家の近くに建てようとしますが,お金が足りません.りんごをたくさん仕入れるためのお金とお店を運営するお金です.
それをまかなうために,友達を10人くらい誘いました.みんなでお金を出し合って一つ目のりんご専門店を作りました.そこで大ヒット!

びっくりするくらい儲けた.さすがに自分一人がその利益を得るのはずるいですよね.じゃあ友達にどのように分配したらいいか.

いい基準があります.
お金をたくさん出してくれた人はその分多く上げましょう.
例えばAさんから100万,Bさんから200万,自分で700万出資していたとします.利益が10万円だった場合,A: 1万,B: 2万,自分7万が一番平等そうですよね.
自分が考えたビジネスだから自分がもっともらった方がいい!
確かにそうかもしれません.
でもでもまって.これ,もう一店舗作ったら利益が倍になるのでは?

この利益で次の店舗を作ることにしました.

やっぱりりんご専門店は間違っていなかった!

一店舗のときより話題も出て,利益は三倍に!

その時,友達の一人が前出資したお金全部返して!といってきた.
そのくらいなら返してやろうと思ったけど,その人は,出た利益も少しよこせと.
傲慢だなあとも思うけど,一理あるからさっき決めた基準で利益を分配してあげた.でも自分の将来の取り分は増えるからね.問題なし.

新しい仲間との出会いと失敗

友達の友達が,そんなに儲かるなら出資したいと言い出して,出資者も倍くらいになった.

その出資してもらったお金で,今度はなし専門店を開いた.

これが大失敗.全然売れなくて利益がマイナスになった.
新しく出資してくれた人の大半は出資分が5分の1になってしまった.多くの人がその5分の1を受け取って離れていった.

懲りずに

やっぱりりんご専門店は利益が出る!
なし専門店はつぶして,りんご専門店に専念した.

そしたら事業が大きくなってきて,出資者も少し増えて30人くらいに.

出してくれたお金の割合に対して利益を分配する,そうしていたら,最初に出資してくれた友人はその分配益だけで出資分を越えたらしい.

不労所得って素晴らしいね.

ついに・・・

事業を全国に広げることもあって,より大きな出資が必要に.

知らない人でも事業内容と儲かってること,これからどう儲けるかの計画を伝えればお金を貸してくれる人もいました.

そろそろ,誰がどのくらいこのりんご専門店に出資しているかわからなくなってきました.

勘の良い方は気づいていますね...

株は誰がどのくらいお金を出資しているか

少し簡単に言いすぎていますが,このようなものです.
適当に単位を決めて,(100万円を1株とか)にすることで,だれがどのくらい出しているか,どれほど利益を分配すればよいのかがわかります.

じゃあなんで株価が変動するの?

企業も大きくなってきて,より大きな出資が欲しいときに株式市場へ上場する選択もできます.例えば1000株だれかほしい人いますか!と聞きます.その際に事業内容や利益などを見て1株100万買いたい人は買います.でもその中には200万でもいい!という人もいるはずです.また,200万なら売りたいという人もその中にいるはずです.

このように売りたい人と買いたい人がいた場合に,売買が成立します.

この売買を円滑にするために存在するのが証券会社です.

一株の価値が1000万円!?

そのあともりんご専門店の事業が大成功し続け,1株の価値が1000万円まで上がりました.創業者の私などはウハウハですが,1つ買うのに1000万円...ちょっと高くないですか?
1つ10万円の方が買いやすいですよね.こっちの方が多くの人が欲しくなると思います.ただ株の価値は下げたくありません.

その時に行うのが,分割です.

1株を100株へするのです.つまり創業者の私が100株持っていたら10000株となります.分配する利益も100分の1へ.でも持ってる数は100倍なので結局は変わりません.
でも細かくなったことで前は変えなかった人が買えるようになります.

現在の株式市場もこんな感じ

株数が多くなればおのずと買いたい人と売りたい人の数が増え,一日でもその売買の数は多くなっていきます.
長々と説明しましたが(そこまでうまくないかもですが),こんな感じで成り立っています.

株を買う事は,その会社への共同出資者になるのです.

得た利益はその仲間で分配して,不利益が出たら会社の価値は下がっていきます.投資の基本はここからきています.例にあった最初の友達はなぜ100万円を出資してくれたのか.それは将来この企業が儲けるかもしれないと思ったからです(友達が困っていたからかもしれませんが・・・).少なくとも,明日や一か月後に儲けている姿を想像したわけではありません.投資を始めたらこれだけは忘れないでください.

終わりに

現時点で簡単な株式への理解はこんな感じだと思います.よりわかりやすく伝えられるようなことを思いついたら加筆修正を行います.

ここまで読んでくれてありがとうございました.

ちなみに,りんご専門店っていろんな品種を売っているのでしょうか?いろんなりんご料理があるのかな?(少し前にりんご飴専門店は流行りましたね)

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