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【企画】日本語業界のきっかけ

~お世話になった先生からの連絡~

チェーンナーさんからTwitterでDMをいただき、こちらの企画に参加しようと思います。企画の募集日時を過ぎてしまったのですが、ご容赦ください。


私が日本語教育の仕事に足を踏み入れたのは、大学を卒業して社会人2年目のときです。大学のゼミの先生から連絡をいただいたのがきっかけでした。先生からのメールには、近況報告と紹介したい仕事があるという旨が書かれていました。

当時、私は公立中学校の臨時的任用職員として1年契約の仕事をしており、継続しないつもりでいることを伝えていました。先生はそれを覚えていてくださり、次の仕事のことを心配して連絡をくださったのだろうと思います。こちらから返事を送ったあと、次に来たメールには、モンゴルで働いてる卒業生(私から見ると先輩)が後任を探しているのでよければどうですか?という内容のことが書いてありました。

なぜモンゴルなのかと言うと… 私が卒業した大学は、モンゴルの首都・ウランバートル市内にある私立小中高一貫学校と友好連携協定を結んでいたからです。その協定内容の1つに、日本語教師を志望する若い日本人の卒業生を大学からの推薦にて正規教職員として採用するというものがありました。

在学中、大学とその小中高一貫学校との間に10年来の付き合いがあること、前任の先輩も含め過去5人ほどの方が推薦を受けて渡航しているということを先生から度々聞いていました。

大学の推薦を受けるからには、簡単に就けるポストではないと思っていましたし、自分には縁がないと思っていたので、声をかけてもらっているという状況理解に少し時間がかかったことも覚えています。日本語教師養成課程の授業を取り終えた同期やその年度の新卒にあたる1学年下の後輩だっているのに、どうして私にこの仕事を紹介してくれたんだろうと不思議で仕方がありませんでした。

その後も先生とやり取りするうちに、これを逃すと今後も色々な場面で後悔しそうだと思ったのと、小さいときから海外で働いてみたいと漠然と思っていた夢が日本語教師という仕事を通してカタチになろうとしていることに気がつき、推薦をもらってモンゴルに行きたいと思ったのが日本語教師への第一歩でした。

その後は、書類・面接審査を経て大学推薦をいただき、雇用主となるモンゴルの小中高一貫学校の校長先生とも面談をしました。採用が決定したのは3月下旬ごろでした。中学校の仕事もちょうど終わる頃で、職場の方々や生徒にこれから何するの?と色々声をかけられることも多いときに転職します、海外に出ますと言えたのが少し嬉しかったことも覚えています。

ちなみに、大学の先生からお話をいただいた直後は、日本語教師になること、中学校教員から転職すること、といった仕事面での戸惑いや驚きはありませんでした。情けない話ですが、モンゴルに着いて日本語教師としていよいよ働くぞ!というタイミングになってから、アレ?どうやって何を授業するんだろう?実習ではどうしていたっけ?となりました…汗

それにしても、卒業後まで仕事のこと気にしてくれる先生なんて、なかなかいないと思うので本当に感謝しています。先生のメールがなかったら、今どこで何をしていたか自分でも全く想像できません。

モンゴルでは2年間働きました。このときの2年間が私を社会人として・日本語教師としてどのように過ごしていきたいのか、土台をつくってくれたと思っています。20代前半に経験できたからこそです。モンゴルの職場のみなさんにも感謝をしています。

日本語教師デビューしてからのお話、モンゴルでの仕事のことはまた別投稿にしたいと思います。


写真は、モンゴルの小中高一貫学校の建物から撮った近隣地域の風景です。夏は空が高くて、とっても気持ちがいいです。湿度がなくて過ごしやすいです。おすすめの避暑地です!


チェーンナーさんの企画:

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