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愛読書感想文 3冊目「封印再度」

元々はミステリー好きなのですが、超絶な文系として育った私は、「理系ミステリ」と呼ばれるこの方の作品は長らく避けておりました。

森博嗣「封印再度」

「すべてがFになる」シリーズの5作目。メディアミックスでドラマ化されるというタイミングで原作に手を伸ばしたところ、メチャメチャ面白い!!!となり、犀川&西之園ペアのS&Mシリーズを全作読破したのでした。巻を追うごとに分厚くなっていく文庫本に慄きつつ、なんなら寝っ転がって仰向けで読むには重たすぎるレベルになりますし(笑)、それでも次から次へと読み耽ってしまう面白さがありました。

その中でも群を抜いて印象に残ったのが、こちらです。ミステリー作品は何を書いてもネタバレになりそうなので、ひとつだけ。

森博嗣氏の作品には、タイトルを上手に英訳した英題が付いている事がほとんどなのですが、私はこんなにも美しい英題が付けられた作品を知りません。

原題「封印再度」に対して、英題が

「WHO INSIDE」


未読の方は是非、全てを読み終えてから、その秀逸さに唸って頂きたいです……私と同じ様に。そしてまた原題の美しさにも唸るのでした。

S&Mシリーズに続いて、そのまま四季の4作まで読み終えているのですが、森博嗣氏は多作家なので、次はどのシリーズに手を伸ばそうかと悩んでいるうちに、随分と時間が経ってしまいました。オススメのある方は、是非コメント欄までお願いします!(笑)

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