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モラハラ加害者が苦手なのは共感力低めでマイペースなタイプ
こんにちは。ねこねこです。
次々に人を上手に騙して丸め込んでいくモラハラ加害者ですが、そんな彼/彼女らにも苦手なタイプがいます。
その典型的な例は、共感力が低めなマイペースタイプです。
共感力が低めなマイペースタイプってどんな人?
このタイプの人は、「空気が読めないタイプ」と言われる人たちに近いイメージです。
ただ、最初から空気が読めない感じがするとか言うわけではありません。
このタイプの人は、他人の話をきちんと聞きますし、受け答えもちゃんとしているので、最初は分かってくれる人だと思われることが多いです。
ただ、自分で軸というか、絶対的な有り無しのようなものがあり、考え方に柔軟性があまりありません。
心で物事を捉えると言うよりも、自分の中の正義のようなものだけで物事や人を判断していくタイプで、実際の共感力はかなり低い人たちです。
しかし、その自分の中の正義や善悪を誰に対しても押し付けるわけではなく、振りかざしている訳でもないので、基本的にそんなに他者に害は与えません。
まわりから見ると、「この人はなんとなく少し頑固なのかな?」くらいの印象です。
なぜモラハラ加害者はこのタイプが苦手なのか
モラハラ加害者が共感力低めなマイペースタイプが苦手な理由は単純にコントロールできないからです。
モラハラ加害者は、基本的に他者をコントロールしようとします。
ターゲットに対しては非道な手段で痛め付けるコントロールを行いますが、それ以外の他者についても自分の利益が得られるように、その場その場で自分が有利になるように振る舞いコントロールしようとします。
これはモラハラ加害者にとってはごく自然な行為で、何も「やってやろう」と思ってやっているわけではありません。
彼らは根っからのコントロールフリークなので、当たり前のコミュニケーション=コントロールです。
コントロールをしようと思うときに、モラハラ加害者が主に利用しているのは相手の共感力や価値基準です。
例えば、職場では
自分は仕事が忙しすぎるフリをし、それをアピールして他の人に仕事を押し付ける
→周囲の大変だねという共感を利用
上手くいかなかった仕事の原因を、同僚のせいにする。
→同僚が「やるべき」だったことをやっていなかったなど、聞き手の価値基準に合わせた理由を作り、それじゃ悪いのは同僚だねという結論を作る
パートナー関係だと
出来の悪いパートナーに対して、頑張っている自分をパートナーとの共通の知り合い、家族にアピールをし、パートナーの立場をより一層悪くする
→加害者が男性の場合、聞き手が男尊女卑の考えを持っていれば、それを利用することが多い。例えば、子供の世話を甲斐甲斐しくして、男の人なのに偉い!それに比べて妻は..と見られるようにするなど。
こんな感じで、相手の共感と価値基準を利用して自分の思うようにコントロールしていくわけです。
共感力が低いとコントロールしにくい
加害者がこのようなコントロールをする場合、嘘を交えた大袈裟なエピソードを用いたり、アカデミー賞級の迫真の演技を用いたりします。
多くの人はそんな加害者に共感してしまいコロッと騙されます。
しかし、共感力が低い人はそもそも共感できないので、加害者が言っていることややっていること、その事実のみを白けた目で見ています。
例えば、先ほどあげた
自分は仕事が忙しすぎるフリをし、それをアピールして他の人に仕事を押し付ける
ということを加害者が共感力の低い人に対してやったとしましょう。
すると、共感力が低い人は、そもそも加害者はそんなに多くの仕事を持っているのか?何がどう忙しいのか?押し付ける仕事は、今やらなければいけないのか?後で自分でやるという選択肢はないのか?
などを考え、そのまま加害者に聞きます。
すると、加害者はどこかで答えにつまり、押し付けられなくなります。
これに対して、共感力の高いコントロールされやすい人が相手だと、
彼らは共感力が低い人と同じような疑問をうっすら持ちながらも、「とはいってもあれだけ忙しそうにしているし、人に仕事を頼むというのはよほどのことかもしれないし、もしかしたらこちらが思っている以上に大変なことがあるのかも」
と、忙しそうな雰囲気にある程度共感し、勝手に事情を察して、手伝わないと自分が悪い人のような気がするし、手伝おう。
となります。
実に簡単にコントロールできます。
マイペースさコントロールしにくさに拍車をかける
さらに、共感力が低いマイペースなタイプの大きな武器は、マイペースさです。
モラハラ加害者は相手の罪悪感を巧妙に煽り、コントロールしていきます。
先の仕事の押しつけの例でも、共感を誘いながら「手伝わないと自分が悪い人のような気がする」という相手の罪悪感を煽り利用しています。
マイペースな人は、他人に左右されにくいので罪悪感を煽られません。
相手の問題と自分の問題の線引きが実に明確です。
そのため、共感での騙しが通じないことに加えて、罪悪感の植え付けによるコントロールもできず、モラハラ加害者としては八方塞がりになります。
いきなり自分の気質を変えて、共感力が低いマイペースタイプのようになるのは難しいと思いますが、その要素を少し取り入れるのはアリだと思いますので、参考にしていただけると幸いです。
今日も1日お疲れ様でした。
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