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モラ夫との話が常に噛み合わない理由

こんばんは。ねこねこです。

モラハラをされている人なら、大抵はモラ夫との話し合いを試みたことがあると思います。

モラハラってされている方は苦しいですから、もちろんやめて欲しいと思いますし、モラハラに気がついたばかりの頃は、モラ夫のことを普通に話し合えばわかる人だと勘違いしています。

だから、当たり前のように話し合いをしようと試みてみるものの、なぜかいつも変な展開になる。

「え、なんでそうなるの?」という方向にしか進まず、不毛な時間を過ごし、最終的にはなぜかあなたが悪いことになっている。そんな経験ありませんか?

私はモラ夫と話し合いをして、「モラハラが無くなりました!解決!」(パチパチ👏)てなった方に出会ったことがありません。

モラ夫との話し合いが噛み合わない理由は細かく言うと色々ありますが、大きくはモラ夫が「ズレている」からです。

そのズレもいくつかパターンがあるのですが、今日は「問題を他人事にするパターン」を書きたいと思います。

とある夫婦の会話

 あなたによく頭が悪いって言われることに傷ついていて...。私がどんくさいところもあると思うんだけど、出来ればもう少し言葉を選んでもらえると嬉しいんだけど...

 頭が悪いと言われたくらいでそんな傷つくのはおかしいよ。神経質なんじゃない?

 え、でも、何回も言われると傷つくから...

 そんなに言ってないのに、何回もって思うのはやっぱり神経質だと思うけど。

 え...

 神経質だと自分が疲れると思うから、もう少しおおらかに物事を考えてみたら?

 そうなのかな...

 そうだよ。神経質だと人生疲れるし、おおらかにね。

これ、一見、妻を気遣いアドバイスを送る優しい夫のように聞こえます。しかし、妻はとてもモヤモヤするんです。

何がおかしいか

妻は、モラ夫が放つ「頭が悪い」という言葉に傷ついたから、出来ればそれをやめてほしいという、2人のコミュニケーションの話をしています。

しかし、モラ夫は「頭が悪いと言われたくらいでそんな傷つくのはおかしい」と妻の人格の話をしています。

普通の夫であれば、「自分が言った言葉で、妻を傷つけてしまったのか。申し訳ないことをした。謝って、これからは言わないようにしよう」という感じのことを思うでしょう。

妻も、そのような展開を期待していたはずです。

ところが、なぜか話は妻の問題にすり替えられ、当事者のはずのモラ夫は、批評家のような立場からものを言っており、最終的にはアドバイスまでしています。

妻は全く想定していなかった展開への戸惑いの中、なぜか自分の問題になっている違和感を感じつつも、どこから何がおかしくなったのかが瞬時に分からず、戸惑ったままアドバイスされて煙に巻かれた気持ちになります。

もちろん、当初、妻が夫にお願いしていた、「頭が悪いと言うのはやめて欲しい」という話は無かったことになっています。

それどころか、「頭が悪いと言われて傷つく=神経質」という話になっており、妻もそこに反論せずに会話が終わったため、半ばそれを容認した雰囲気になり、「頭が悪いと言うのはやめてほしい」と、今後言いにくい気すらしてきます。

こうして夫はまた妻への支配を強めるのです。

基本的にモラ夫と話し合いをして良いことはありません。話は常にすり替えられ、揚げ足を取られ、訳が分からない方向へいき、あなたへの支配が強まる可能性が高いです。

なので、話し合いはしないに限りますが、もし話し合いになってしまったときには、こういったモラハラ展開があるということを頭の片隅に置いておいていただけると、少しはモラ夫のペースに巻き込まれづらくなると思います。

今日も本当にお疲れ様でした。



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