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死人と銀河の哲学

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オリジナルマスクに纏わるストーリーを届ける短編集
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2021年6月の記事一覧

【ショート小説】踊り子1号

【ショート小説】踊り子1号

薄灰色のライブハウスを無数の電飾が瞬いていた。
黄、赤、紫、いくつも不規則に点滅する光に頭はぐるぐると回る。玉虫色のステージでは、踊り子が一人アメリカ仕込みのステップを踏みながら、甲高い歌声を鳴り響かせていた。
光が彼女を照らす度に、白いドレスは色を変え、赤いバレエジュースはしなやかに曲がっている。
元来、暗闇であるはずの地下の空間は大勢の人々でごった返している。
ステージからは、ぼんやりと薄闇の

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