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#9 自分とじっくり向き合い、会社を辞めてオランダへの留学を決意 。「今変わらないと後悔する!」~遠藤夕子さんのケース~

アート思考、システム思考、認知行動療法など、学術的アプローチで「本当のやりたいこと」「人生を通して追い続けたい問い」を見つけ、深め、広げるためのプログラム「NCS(Narrative Career School)」。NCSを卒業し、自分らしい人生を歩み始めた若者たちが語る過去の私、今の私。
https://bit.ly/3wczFSH


参加のきっかけ:「今変わらないと、絶対後悔する」

遠藤夕子です。
貿易関係の仕事をしていましたが今年の6月末に退職をしました。
今はUX(ユーザーエクスペリエンス)の勉強のためオランダに来ています。

NCSには去年の5月に参加しました。
社会人として働き始め、数ヶ月して体調を崩して仕事を1週間休んだことがあり、「このまま死んで後悔しないか?」「このままでいいのか?」と考えました。
その頃から転職を意識し始めていたけど、日々の業務に追われて自分の気持ちを考える暇もなくなっていました。

そこに今年に入ってコロナ禍になり、在宅勤務など家で過ごす時間が増え、モーニングノートや筋トレ、自分自身のために時間を使うことが多くなり、自分の心の声を聞き自分を見つめ直す機会が増えました。

私の友人でコーチングを学んでいる人がいるのですが、その友人からコーチングの体験を受けたこともきっかけのひとつになりました。
コーチング体験の中で1年後、5年後の自分を想像するワークがあったのですが、5年後も今の職場にいる自分が想像できず、
心がぎゅっと苦しくなり「今変わらないと、やばい!!!」と強く感じました。

ちょうどそのころ、Facebookで転職や今後のキャリアについて、
自分のやりたいことを見つけるワークの案内が書かれたNCSの投稿が目に留まりました。

入社前から、一つの会社にずっといる自分が想像できていませんでしたが、
「とりあえずやってみよう」と思い、就職しました。
仕事に対して「このままでいいのか」という想いはあるけど、だからといって自分が何をやりたいかわからない、というもやもやを抱えていました。
Facebookで募集していたNCSの体験ワークは無料だったということもあって、気軽な気持ちで参加しました。

NCSの無料ワークを受けてからは「変わりたい!」の想いが強くなり、
「今このタイミングを逃したら次いつになるんだろうか」、
「先延ばしにしてる場合じゃない」
と思いNCSに参加することにしました。

えんちゃん3

ワークをやった印象:「じっくり自分と向き合って声を聞く」

短期間でワークを終えたり、転職をしたり、すぐに変わっていく人もいましたが、
私の場合急に大きな変化があったというよりは、じっくり取り組んで変わっていった印象です。
NCSのコミュニティは学生時代の仲間とはまた違って、
自分の想いをみんなで受け止めてくれる、温かく包んでくれるような場所です。
今までは何か発言するときも
「こういう意見が求められているかな」と周りの様子を伺ってしまったりしていて。
ですがNCSは自分が思っていることを素直に言ってもいい場なんだと思えました。

ワークを通して気付いたことは、
みんながみんな、自分と同じように世界を見ているわけではないということ。
特に職場では
「こうしたらもっとよくなるのに何でみんなやらないのか」と思いイライラすることがよくありました。でも実際は人それぞれ考え方や着目する点が違っていて、「今までは自分の考え方を勝手に正しいと思い込んで相手の考えを尊重していなかったな」と気づきました。自分の本音を伝えること、そして相手の本音にも耳を傾けられるようになったと感じます。

自己理解を深めるワークではストレングスファインダーという自分の強みを分析するツールを使うのですが、
私は問題解決をする”回復志向”という資質が強いことがわかりました。
ワークの結果をもとに、職場での実体験や、今まで感じていたことと重ね合わせて自己理解ができました。
それからは人それぞれなんだとわかって周りの人にいらいらすることが減ったし、
悪いところよりもいいところを探そうと心がけるようになりました。

周りの人の素敵なところがあるなと思ったことも、素直に言ってみるようになりました。
自己理解を深めることで、前よりも人に対して素直になったし、感謝を伝えられるようになりました。

えんちゃん4

参加者としてワークを受講してからは
メンターを育成するためのメンター講座にも参加しました。

元々メンタリングに興味があってメンター講座に参加しましたが、
実際に講座を受けてみて思ったのは、他の人のサポートをするにはまず自分自身を満たせていないとだめだなということ。

ただサポートするだけではなく、
自分のアイディアを形にしたり創り上げることで、自分自身の心が豊かで満たされた状態になった上で人を応援できるなと感じました。

私の強みである回復志向を活かして人のサポートをするようなことができればいいなと思います。

NCSで自分の”思考のくせ”がわかってから、できることをひとつずつやってくしかないと思えるようになりました。
物事は意外とシンプルで、ひとつやったらまたひとつ動いていくので
どんどんやったらいいのか、と気付きました。
不安はただの幻想だとわかってからは自分で決断できるようになりました。

また、勇気がいるのが自分の決断を親に伝えることだと思います。
それもNCSの人は応援してくれるので、
”自分のことを受け止めてくれる人がいる”という安心感があります。
もちろん親は心配するし手ごわい、
だけどなんだかんだ物事は進んでいっているからどんどんやっていこうと思えました。

NCSのワークを通して、自分に素直になり、結果的に前よりもポジティブになったと思います。

これからやりたいこと:「未来に向けてわくわくできる体験をつくりたい」。UXを学ぶためオランダへ

ワークで自分と向き合った結果、UX(ユーザーエクスペリエンス)の勉強をするため、オランダに渡ることにしました。

UXとはユーザーが製品やサービスを通して得られる経験や体験のことですが、
UXを学ぶ事でサービスをデザインしていく、お客さんの声でサービスをよりよくしていくことを自分のアイデアを活かしてできることに魅力を感じています。
相手がどうしたらよくなるかを考えるのが好きで、サービスを創り上げることもしつつ人のサポートもできる、まさに私のやりたい分野です。

その後は学んだことを教育の場面で生かしていきたいです。
教育面では、良い環境や良い体験によって自分のことについて自分で舵を回すようにコントロールできている感覚や、自分について考えるきっかけとなる経験を提供したいです。
あとは企業の事業をUXを通して解決したり、学習アプリをつくったり
お客さんにとってより良い環境を提供できるようになりたいです。


あなたへのメッセージ:変わりたいな、と強く思ったら、NCSで自分と向き合ってみてください!

ここまで読んで頂きありがとうございます!
NCSに入ってから1年が経ち、沢山の素敵な方に出会え、自分の事をじっくりと考え直す機会が作れて良かったなと心から思います。
周りと比べたり他の人の意見ではなく、自分の心の声をじっくりと聞き動き始めることができました。
ただ、今はオランダでの生活が始まりようやくスタートラインに立ったという気持ちです。
オランダに着いてからすでにうまくいかないこともありますが、、
NCSのおかげで、自分はどんなことを避けようとしているのか?それは本当に起こることなのか?等考えて立ち直りは早くなっています。
変わりたいな、と強く思ったら、是非NCSで自分と向き合ってみてください!
素敵なメンターさん達がいて、すごく温かい心地よい場所です。
NCSでも、それ以外の場所でも、皆さんの心が晴れやかになることを願ってます!
私自身もオランダで泥臭くもがきながらも頑張ります!

えんちゃん2


■NCSメンターへのキャリア相談はこちら↓
https://bit.ly/3tSRUv3

■4時間で「本当にやりたいことを見つける」ワークショップの詳細はこちら↓
https://forms.gle/tV8oqtXWEksj9zLBA


インタビュアー:小野寺香菜子
ライター:mika( https://note.com/mika316/n/n72b4c3dbe18e )

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