見出し画像

「高年齢者雇用の報告様式」が一部変更になる背景を深掘りしてみました!


令和3年4月1日に施行された、『高年齢者雇用安定法の改正』に伴い、
高年齢者雇用状況等報告及び障害者雇用状況報告の、様式の一部が変更になっています!(7月中旬までに提出が必要な書類です)
※詳細に関しましては、厚生労働省の資料を上記リンクからご確認くださいませ!
 (36協定と同様、電子申請も可能です)
今回は、これまでお送りした内容を基に、少し深堀をしてみようと思います!!

その1 高年齢者雇用”増加”の背景

※なお、下記画像は全て、経済産業省より公開されている、
2050年までの経済社会の 構造変化と政策課題について”より抜粋しています。

言わずと知れたことではございますが、
日本の労働人口は、年々減少しており、出生数も減っています。

画像1

人口減少に影響され、年金問題や労働力不足による事業継続が難しくなるなど、様々な事象が発生しています。

ただ、人数が増加している”高齢者”に視点を当ててみると、
ある”変化”が起こっています。

実際に、70歳代の運動能力がこの10年で5歳ほど若返っているというデータや、

画像2

高齢者の8割程の方がまだまだ働くことを望んでいる等、
健康で元気な高齢者がたくさんいらっしゃることがデータとして提示されています!!!
(私の祖父母も元気いっぱいです!!)

画像3

そんな”生涯現役の高齢者”が望む働き方として、
フルタイムよりも、パートタイム労働を希望されている方が多くいらっしゃいます。

画像4


これは、”自分の都合のよい時間に働きたい”という思いと関連しており、
高齢者自身が望んでいることでもあります。

画像5


こうして、出生率が低い中、生涯現役というような高齢者が増えていく現状が続けば、
本当に働けなくなった高齢者を支えることが出来る人口が増加し、
無理なく支え続けることができる社会の実現に近づくそうです!!

画像7


また、今後3年間の間に法改正の施行が予定されており、
短時間労働者に対して、健康保険・厚生年金保険などが適用され始めます。
これにより、税収面でも改善がみられる予定です。
(過去に取り上げさせていただきました)


その2 高年齢者雇用安定法はなぜ改正された?(見解)


さて、高年齢者雇用安定法は、なぜ、改正されたのでしょうか?に対する私なりの回答ですが、

まだまだ元気で、働く意欲のある高齢者を国が率先し、
働く環境を整えていくことで日本の根深い問題の少子化に対応し、
不確実性の高い将来に備えていくため

だと考えています。

今回取り上げた内容のように、
今後はできる限り、制度変更などの背景を深掘りし、
皆様のご意見や、企業として、個人として、将来に備えるための情報など配信していければと考えております!!!

引き続きよろしくお願いいたします!!!!

ちなみに、私が情報発信を行うようになったきっかけはこちらです!
是非、ご読みください!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?