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🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ[2019/8/19~25]

一週間だとそこまでニュースが無く記事が作れないかもしれないと思っていましたが、海外まで視野を広げると結構出てきますね。
それでは先週のニュース一覧を見てみましょう。


🍳フードデリバリーのドライバーに朗報、ドタキャン商品の買取所が登場

ドライバーが条件を満たしたフードメニューを持ち込むと、40歳未満のドライバーに対しては商品価格の80%、40歳以上のドライバーに対しては商品価格の100%で買い取り、路上生活者など経済的に困窮した人々へ寄付している。

どうやら転売のような事業ではなく、慈善団体が実施しており、経済的困窮者向けに無料の食事提供や貧困世帯の子供や病人の支援が主な目的なようです。そもそも調理後のキャンセルによる商品代金の負担先がどうなっているのかはわかりませんが、東南アジア圏ではGo-jekやGrabによるフードデリバリーが人気となっている一方、急なキャンセルも増えているということで、サービス拡大と共に利用者のモラルやマナーも向上していってもらいたいものです。


🍳オイシックス・ラ・大地がファンド設立、「食」のスタートアップへ数十億規模の投資

オイシックス・ラ・大地は、食領域に特化したスタートアップ企業への出資を目的としたコーポレートベンチャーキャピタルを推進する戦略統括小会社「Future Food Fund 株式会社」を設立すると発表。

ファンド自体(Food Tech Fund)はすでに2016年から立ち上げており、今回はさらに発展していくかたちで子会社設立に至ったとのこと。フードに限らずヘルステック領域まで視野に入れているようなので、今後の動きに注目です。
▶Future Food Fund


🍳Postmatesがサンフランシスコでのオンデマンド配達試験の許可を取得

Postmates(ポストメイツ)は、車輪で動く配達ロボット「Serve」をサンフランシスコで試験展開する許可を当局から得た。一度に最大3台のロボットを最速時速4.8kmでテスト開始するのを許可する見通し。サンフランシスコ市全域をカバーするものではなく一部に限定、平日の午前8時から午後6時半のみ、運行中はロボットから9.1m内で人間が付き添わなければならない。

この分野はAmazonが先行しつつも、各事業者が続々と参入していますが、活況なデリバリー市場に相反する人手不足問題を解消する一手となるか、期待が持てる取り組みです。


🍳ドミノ・ピザ、宅配で独自路線貫く 出前サービスと提携せず

オンライン宅配会社の増加を受け、ドミノは提携のメリットについて検証、同社データサイエンティストが出した結論は、提携によってドミノとフランチャイズ加盟店が失う利益は余りに大きいというものだった。

アグリゲーターの要否については事業内容やその規模によっても意見が分かれるところです。裾野は広がる一方手数料が高いのも事実ということで、最終的にはドミノと同様に自サービスにフィットするか否かは実際に試してみるのが一番かもしれませんが、安易にアグリゲーターに頼らず、積極的にテクノロジーを取り入れながら事業における内外の強みをひたすらに高めていく姿勢は、特にチェーン展開しているような規模の業態では見習っていかなければならないことだと思います。


🍳技術開発者向けのドミノのビルド研究施設

ドミノのイノベーションガレージが8月21日水曜日に正式にオープン。ミシガン州アナーバーのドミノズファームにある33,000平方フィートの2階建ての建物には、150人のチームメンバー、コラボレーションワークスペース、会議室、ピザシアターがある。

上の記事にも関連しますが、ドミノは安易に他社サービスを使わずにエンジニアを抱えながらAI・自動配達等顧客体験を高めるための様々なサービスを自社開発しています。特に記事にあるpizza theaterは面白そうですね。GPS配送追跡体験、自動運転配送車両の顧客インターフェース、Nuroの R2 などのピザ配送ロボットなど、配送の革新をテストするためのスペースが含まれているということで、それなりの規模であることが想像できます。


🍳マクドナルドはドライブスルー以来初めての新しいタイプのレストランを立ち上げ

ロンドンで最初の「マクドナルドトゥゴー」レストランを立ち上げ。座席エリアはなく、テイクアウトのみを提供。

注文はタッチスクリーンで行われ、テイクアウト専用店舗のためテーブルや椅子は無く、外内観もマクドナルドらしさはなく店舗装飾は極力抑えられています。テクノロジーの進化と多様化するライフスタイルに合わせてビジネスを最適化(スピードと効率に対する消費者の需要に迅速に適応)した結果ということで、これからは出店するエリアの顧客特性に合わせて、店づくりだけでなくその販売方法(時には商品)まで最適化させていく必要があるということですね。


🍳オンライン食料品店Amazon Freshをインドで導入

8月23日にバンガロールでサービスが開始され、2時間以内に新鮮な果物や野菜、乳製品、肉製品、その他の包装食品を顧客に届ける。その後ムンバイ、デリー首都圏、ハイデラバードに展開される。

インドでのオンライン食品および食料品市場はBigBasket、Grofersが先行しており、さらにFlipkartをライバルのウォルマートが支援したことで競争が激化。AmazonはすでにPrime Nowをバンガロールで実施中とのことですが、このタイミングでAmazon Freshを投入することで、拡大するインドのフード市場を取りに行こうということですね。


🍳出前館、”店舗を持たないフードデリバリー専門店”形式でシェイク専門店の事業トライアルを支援!

8月22日(木)より、インキュベーションキッチンにて、"店舗を持たないフードデリバリー専門店"型の事業トライアルのサポートを開始。『出前館』にて株式会社LENNが運営するシェイク専門店「LENN CAFE」の濃厚シェイクを販売。

「インキュベーションキッチン」とは夢の街創造員会が運営するゴーストレストラン(クラウドキッチン)で、製造の部分だけでなく『出前館』で販売し、『シェアリングデリバリー』で配達をする、というトータルでフード事業をサポートするサービスです。余分な固定費をかけずにプロダクト作りに集中できるということで、日本では6curryに代表されるように既存業態に囚われないレストランの在り方を探るには興味深い取り組みですね。

とはいえ、このような取り組みが進んでいるアメリカではこのような記事も出ています。

「バーチャルレストランの3つの危険性」と題し、ゴーストキッチンや配送プラットフォームに頼りすぎる危険性を示しており、具体的には①ブランディング、②顧客コミュニケーション、③データ活用です。
つまり顧客がレストランに付くのかプラットフォーマーに付くのかという視点で、真の顧客体験とは良い商品だけでなく、上流・下流全てが一体となって提供でき、また高めていくことができるものということで、プラットフォームに頼りすぎるとユーザを知り顧客体験を高める機会を逸してしまう、ということが一番のリスクということです。



以上。

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東京都出身。中食(宅配・デリバリー)🍣事業会社マーケティング担当。 マーケティングやデジタル系のニュースにおいて「おっ!」っと思ったもの、体験したものをまとめております。 興味範囲:マーケティング・プロモーション・販促・決済・リテール・シェアサービス・AI・レストランテック 等
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